ビットコイン7500ドル超え
前回ビットコイン(BTC)について書いたのは10月20日で「6000ドルと次の大台を視野に入れつつ、値動き次第では7000ドル前後をターゲットにしている」と書いたのですが、わずか3週間で7500ドルを超えてきました。
この間に新たなビットコインの分裂が起きました。8月1日の分裂でビットコインキャッシュ(BCH)が誕生したばかりですが、10月24日にビットコインゴールド(BCG)が分裂し誕生しました。ビットコインの分裂はハードフォークと呼ばれますが、このハードフォークが起きるとそれまでのビットコインのルールとは異なったルールが適用される新通貨が誕生することになるわけです。ここでいう異なったルールとは、ビットコインの背景技術であるブロックチェーンのルールがそれ以降全く異なることを意味します。
つまり、ここに至るまでBTCから新たに2つのルールを使った新ビットコインとでもいうBCHとBCGが誕生しましたが、過去2回とも分裂直後にBTCの価値は分裂分だけ減少するものの、その後は元の水準へ戻し、更には一段高という流れを見てきました。これには将来的な上昇を期待する動きももちろんですが、また新たなハードフォークに期待する動きもあったと思われます。
この新たなハードフォークは、Segwit2xと呼ばれる新たなビットコインの誕生が11月16日に予定されていたのですが、このハードフォークが本日9日に急きょ中止となりました。分裂期待で上がっていた面もあるとするならば、本日海外市場以降に調整の売りが入る可能性もありそうですが、それにしてもこんなに簡単に分裂だの中止だのとなると、投機対象としてはよいのでしょうが、一般の投資家の方は不安になってもおかしくはいでしょう。
まだまだ、わからないことが多いという点も含めて、仮想通貨全般がバブル気味であるという認識もそろそろ持った方がよさそうです。
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