ビットコイン円、テクニカル主導で急落。83万円ミドルを死守できるか否かに注目(10/7朝)

ビットコイン円相場は軟調な動きが続いております。

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ビットコイン円、テクニカル主導で急落。83万円ミドルを死守できるか否かに注目(10/7朝)

ビットコイン円、テクニカル主導で急落。83万円ミドルを死守できるか否かに注目

昨日の概況

週末(10/4ー10/6)の仮想通貨(暗号資産)市場でビットコイン円相場は急落。10/4(金)に一時88.2万円付近まで上昇するも、一目均衡表転換線に続伸を阻まれると、①国慶節(中国の大型連休)を受けて米中に絡むヘッドラインが出づらくなっていること(=新規材料難)や、②伝統的金融市場のボラティリティ拡大で市場参加者が仮想通貨からFX・株に移っていること、③電子決済大手米Paypalが米Facebook が主導する仮想通貨(暗号資産)Libraの運営団体への加盟を見送ることを発表したこと、④CryptoFacilitiesなど一部の差金決済型先物取引所で、スポットより先物価格が低くなるバックワーデーションが見られたこと、⑤Deribitなど仮想通貨オプション市場で短期物リスクリバーサルが急拡大(BTCプットオーバー)したこと(=9/24の急落直前の動きと良く似た不穏な空気が漂ったこと)等が重石となり、10/7日本時間朝方には、約1週間ぶり安値となる83.9万円まで下げ幅を広げました。引けにかけて小反発するも上値は重く、本稿執筆時点(朝4時30分時点)では84.5万円付近で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は軟調な動きが続いております。9/24の三角保ち合い下放れ後、10/1にはUSDT(ドルテザー)の新規発行を材料に一時92.1万円付近まで持ち直す動きを見せましたが、フォボナッチ半値押しの92.5万円(昨年12月の安値35.4万円と今年6月の高値149.5万円の半値押し)や、200日移動平均線(EMA)が走る93.4万円付近に続伸を阻まれると、その後一貫して下落基調を辿りました。宵の明星(9/30ー10/2)出現後に、4日陰線を記録するなど、ローソク足パターン的にも買い向かい辛い状況が続いております。テクニカル的にみて、「地合いの弱さ」が強く意識されるチャート形状と言えるでしょう。

ファンダメンタルズ的に見ても、中国の大型連休(国慶節)入りで、米中に絡むヘッドラインが出づらくなっている他、伝統的金融市場のボラティリティ拡大で仮想通貨市場の出来高が減少するなど、ビットコイン価格の下押しに繋がり易い相場環境が続いております(=マイニングファームによる在庫調整圧力が恒常的に存在する為、それを打ち返すだけの好材料がなければ、受給的に供給超過の状態となる)。為替市場など伝統的金融市場では、米国ファンダメンタルズの減速を受けてリスク回避的なムードが強まると共に、月末FOMCに向けて米追加利下げを織り込むなど金融緩和ムードも広がりを見せつつあります。また、香港情勢の緊迫化や、朝鮮半島を巡る地政学的リスク、英合意なき離脱リスクなど、通常時であれば、ビットコイン価格を押し上げるような材料であっても、足元のビットコイン相場には殆ど効果が見られません。9/24の急落後に造成されたビットコイン・ロングの投げが一巡するまでは、ビットコイン円相場の下落基調は続くと予想されます。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、上値の重さが強く意識されます。また、ここ数日、短期物(10/11行使期日や、10/18行使期日)プットオプションの価格が高騰するなど、ダウンサイドリスクを織り込む動きが急速に広がりを見せつつあります。9/26と9/30にそれぞれ止められたサポート水準83.5万円を割り込むことができれば、6/4に記録した安値80.7万円(6月後半以降のビットコイン急騰劇直前の最後の押し目)を試す展開も想定されます。当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(本日の予想レンジ:82万円ー86万円)

ビットコイン円、テクニカル主導で急落。83万円ミドルを死守できるか否かに注目

ビットコイン円日足

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