ビットコインドミナンスの低下がもたらす意味(19/10/7)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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ビットコインドミナンスの低下がもたらす意味(19/10/7)

ビットコインドミナンスの低下がもたらす意味

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:7926.6ドル(-2.39%)
イーサリアム:171.26ドル(-2.01%)
リップル:0.25282ドル(+0.74%)
ビットコインキャッシュ:221.68ドル(-0.09%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。8000ドルを割り込んで下値を拡大しており、先行きに対する警戒感が強まっています。その他のコインは比較的底堅い動きが展開されており、方向感の見えにくい状況となっています。米国の雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったものの、失業率は改善しており、金曜日の米国株は大きく持ち直しています。これに関しては早期利下げ観測が高まったことも好感されているものとみられており、米国債利回りは大幅に低下しています。米国債利回りの低下はドル安を意識させることから、仮想通貨(暗号資産)市場にはポジティブ材料となりやすいのですが、ここ最近はそういった動きとならないことも多いため、わかりにくいところではあります。

ビットコインドミナンスの低下がもたらす意味

さて、先月の2日に『ビットコインドミナンスで見るビットコインの優位性』と題してドミナンス分析を行いましたが、今月もドミナンス分析をやっていこうと思います。今回もビットコインドミナンスのチャートを載せておきます。9月頭からのビットコインドミナンスは上旬は70%を挟んでの動き、そして中旬に一時下落の勢いが強まったもののそこから再度持ち直して69%台まで持ち直したものの、そこからはじり安基調となっています。現状は67%前後となっています。

67%という数字自体はかなりの水準であり、仮想通貨(暗号資産)市場におけるビットコインの占有率は依然として高いということができるでしょう。ただ、流れとして70%上の水準を天井として上値が抑えられてきている点は注意が必要かと思われます。特にここ最近はビットコイン主導での価格下落と言っている場面が多く、それに伴うドミナンスの低下です。これまではアルトコインに対する先行き警戒感を背景に、ビットコインへの資金移動といった側面もありましたが、現状はビットコインからその他の市場、株や債券や商品、さらには現金などに資金が移動しているのではないかと思われる状況となっています。

ビットコインは少なくとも現状においては安全資産たり得ないといった話は以前からもここでしていますが、ドミナンスの動きを見ても想像できる状況ではないでしょうか。もちろん、これはビットコインと金との相関性が薄れていることなども挙げることができますが、こういったデータを見る限りでは仮想通貨(暗号資産)市場そのものからの資金流出の動きが意識されるところでしょう。

また、グーグルでビットコインの検索数は減少傾向です。価格の下落などが世間からの注目度を下げていますが、今後も下落基調が継続した場合は状況が悪化する可能性もあるでしょう。ドミナンスが低下しているとはいえ、現状ではビットコインこそが仮想通貨(暗号資産)の中心であり、ビットコインが低迷ということになれば仮想通貨(暗号資産)市場全体が低迷といった状況となりかねないところではあるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドのバンドの-1σ付近を推移しています。バンドの±2σが下落しているために-1σも下落基調となり、当然価格も下落しています。トレンドそのものが下向きであるため、このままバンドの-2σである7100ドル前後の水準を目指して下落する可能性が高まっています。買い戻しの動きが意識された場合はバンドの中心線である8900ドル前後の水準が節目として意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σから調整動きが意識されたものの、上値の重さが意識される中、-1σで抑えられて下落しています。バンドの±2σが下落しており、トレンドそのものが下向きです。再度バンドの-2σまで下落する可能性が高く、下値を拡大する動きです。ただ、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいところであり、バンドの-2σまで下落した場合は持ち直しの動きを見せる可能性が高いでしょう。

またストキャスティクスを見ると、持ち直し基調にあった%K、%Dが下落に転じて再度下値圏での動きです。下落基調が維持されていますが、下値余地は少なくなっています。ここからのこの水準を維持することができるかどうかに注目です。現状ではまだ売り優勢の流れといったところではないでしょうか。

今日は週初ですので、週足分析を行っていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから下落し、中心線で一時支えられましたが、その後再度下落して中心線を下抜け、そのままバンドの-2σを意識しての動きです。バンドの±2σが横ばいでの推移となっており、バンド幅もそこまで狭まっていないため、レンジ圏での動きとなる可能性は十分にありそうです。そうなった場合はバンドの-2σで支えられるといった展開となるでしょう。ただバンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性もないわけではないので、バンドの+2σの方向感には注意しておきましょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスから下落しています。いずれも下値圏での動きで、下落基調は維持されているものの下値余地はほとんどありません。ここから持ち直すかどうかに注目が集まります。目先は下落基調が維持されており、売りの流れが継続されそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12000ドル:心理的な節目
10690ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10000ドル:心理的な節目
8900ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
8000ドル:心理的な節目

7930ドル:現在値

7460ドル:6月6日の安値
7100ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
7000ドル:心理的な節目

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