ビットコイン円、9日ぶり安値を記録。長短移動平均線は半年ぶりにデッドクロス(10/17朝)

昨日(10/16)の仮想通貨(暗号資産)市場でビットコイン円相場は大きく下落。

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ビットコイン円、9日ぶり安値を記録。長短移動平均線は半年ぶりにデッドクロス(10/17朝)

ビットコイン円、9日ぶり安値を記録。長短移動平均線は半年ぶりにデッドクロス

昨日の概況

昨日(10/16)の仮想通貨(暗号資産)市場でビットコイン円相場は大きく下落。東京時間午後にかけて日通し高値89.0万円まで上昇するも、①米中協議が「部分合意」の形でひとまず決着したこと(トランプ米大統領が合意文書を作成中と発言したこと)、②英合意なき離脱リスクが一段と後退したこと(トゥスクEU大統領が、英国のEU離脱の合意の準備が整い、数時間のうちに実現する可能性があると述べたこと)、③上記①と②を受けて、伝統的金融市場に燻っていたリスク警戒ムードが和らぎ(リスク選好ムードが高まり)、逃避目的としてのビットコイン需要が低下したこと、④ペイパルやVISA、マスターカード、Stripe、Mercado Pago、e-Bayに続き、新たにブッキング・ドット・コムを運営するブッキング・ホールディングスがリブラ協会からの脱退を表明したこと、

⑤G7より「ステーブルコインは世界の金融システムにとって脅威」との見解が示されたこと、⑥約半年ぶりに短期移動平均線(25EMA)が長期移動平均線(200EMA)を下回るデッドクロスが実現したこと、⑦仮想通貨(暗号資産)オプション市場でショートデート(期近物)のプットオプションを物色する動きが強まったこと(実勢相場が8250ドル近辺の時に8000ドルの建玉が急増。個人投資家によるダウンサイドプットの買いはMMによるデルタヘッジのBTC現物売りを通じて短期的に相場を押し下げる効果をもたらす)等が重石となり、ビットコイン円相場は、米国時間正午に向けて、10/7以来、約9日ぶり安値となる86.1万円まで急落しました。もっとも、最大ピン8000ドル・ストライクを跨いだことで、同ストライク下側ではデルタ(BTC現物や無期限先物)の買い戻し圧力が根強く、引けにかけてやや持ち直す展開に。本稿執筆時点(日本時間10/17午前5:50)では86.8万円付近で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は、10/11に上値トライを失敗した後(94万円付近の抵抗帯突破と見せかけた騙しの後)、暫く90万円付近で下げ止まる動きを見せておりましたが、昨日は対ドルでの8250ドルや8000ドルのサポート水準を割り込み、一時86.1万円(9日ぶり安値圏)まで急落しました。この間、25日移動平均線92.7万円や、200日移動平均線92.7万円、フォボナッチ半値押しの92.5万円(昨年12月の安値35.4万円と今年6月の高値149.5万円の半値押し)、一目均衡表転換線(90.5万円)など主要テクニカルポイントを軒並み割り込んだ他、昨日は25日移動平均線と200日移動平均線の長短デッドクロスも実現しました(本年4/12にゴールデンクロスした後、約6ヶ月ぶりの長短デッドクロス)。テクニカル的に見て「地合いの弱さ」を強く意識させるチャート形状です。状況次第では、直近1ヶ月で計4回止められている83万円台のサポートレベル(9/26安値83.5万円、9/30安値83.5万円、10/6安値83.5万円、10/7安値83.1万円)を試すシナリオも想定されます。

当方では引き続き短期的なリスクは「下方向(二番底を探る展開)」と捉えており、ビットコイン相場はもう暫く上値の重い展開が続くと予想しております(※95万円越えで躊躇なくストップ)。但し、対ドルでの8000ドルは仮想通貨(暗号資産)オプション市場における最大ピン(建玉が最も集中している水準)が位置する水準でもあり、明日の日本時間17時のカットオフに向けてBTC現物に買い戻し圧力(ストライク8000ドルより下側でBTC現物に買い圧力)が加わる可能性がある点には一定の留意が必要でしょう(ここからの突っ込み売りには注意が必要)。(本日の予想レンジ:84.0万円ー90.0-万円)

ビットコイン円、9日ぶり安値を記録。長短移動平均線は半年ぶりにデッドクロス

ビットコイン円日足

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