ビットコインのETF承認の確率は90%?
主要仮想通貨価格(日本時間6時)
ビットコイン:7711.1ドル(+3.56%)
イーサリアム:448.91ドル(-0.63%)
リップル:0.44421ドル(-0.24%)
ビットコインキャッシュ:791.19ドル(+2.52%)
【概況】
昨日の仮想通貨取引はビットコインが上昇する一方、イーサリアムなどは小幅に下落しています。全体的な方向感は見えにくいものの、仮想通貨の中心ともいえるビットコインの上昇は先行きに対する期待感を強めています。
G20を通過した現状、注目すべきはビットコインのETFを証券取引委員会(SEC)が承認するかどうかといったところでしょう。この問題に関して、海外の投資事情通が『ほぼ確実』と断言しています。情報源として米商品先物取引委員会(CFTC)から出ているものを挙げています。これは最も楽観的なもので、90%の確率で承認されると予想しています。その際に仮想通貨に対する規制をセットにすると予想しています。また、SECの元従業員も9月に肯定的な結果が出ると期待している、と話しています。
規制に関して、どういったものとなるのか懸念が残るものの、ビットコインのETFが承認ということになれば、大口投資家からの資金の流入も期待でき、取引も活発になることが予想されます。現にETF承認の期待感からビットコインなどは上値を拡大しています。
【ビットコイン節目】
ビットコインは、日足のボリンジャーバンドの+2σを意識しての動きです。現状の水準は7700ドルを突破しており、6月上旬に意識された水準での推移です(チャート)。心理的な節目となる8000ドルまでの価格帯を突破できるかがポイントです。一方、ここから調整の動きが入るとすればバンドの中心線である6820ドル前後の水準や7月頭や6月20日前後に付けた6800ドル前後の水準ということになりそうです。
【ビットコインチャート分析】
ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σを再度回復しての動きです。バンドの-2σは下落に転じており、バンド幅の拡大基調から考えると、ここからさらに上値を拡大する可能性もありそうです。ただ、バンド幅はかなり拡大しており、一時的に調整の動きが入ってもおかしくはありません。とはいえ、依然として基本的な流れは買い優勢の局面であり、仮に一時的な調整の動きが入っても買い優勢の流れに変化はなさそうです。
また、ストキャスティクスを見ると、高値圏での動きが意識されています。さらに上昇していますが、これに関しては上値余地もなくそこまで意識する必要はないでしょう。ただ、これがはっきりとデットクロスから下落といった動きにならない限りは底堅い動きが意識されやすい局面であり、安易な売りはリスクが高いのではないかとみています。
一方でビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を抜ける動きを見せています。現状で抜けていますが、これをもって転換と判断するには少し早いところではあります。とはいえ、下落トレンドが上昇トレンドへと転換する可能性が高まっており、上昇の動きに対応できるようにしておきたい局面です。転換が意識されれば、バンドの+2σである9660ドルが視野に入るでしょう。
ストキャスティクスで見るとゴールデンクロスからの上昇であり、さらに上値余地を残しています。買いの流れが強まりそうで、先行きに対する期待感が醸成されています。
【ビットコイン価格の注目ポイント】
9660ドル:ボリンジャーバンド週足の+2σ水準
8000ドル:5月中旬の安値水準・心理的な節目
7800ドル:6月上旬の高値水準
7710ドル:現在値
7630ドル:ボリンジャーバンド週足の中心線
7000ドル:心理的な節目
6820ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
6800ドル:7月上旬の高値水準
6000ドル:2/6の安値水準・心理的な節目
5850ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
5760ドル:6/24の年初来安値水準
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