米国の金融政策(19/10/31)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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米国の金融政策(19/10/31)

米国の金融政策

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9180.1ドル(-2.93%)
イーサリアム:182.73ドル(-4.53%)
リップル:0.29499ドル(-1.94%)
ビットコインキャッシュ:27.71ドル(+0.65%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。調整の動きが意識される中でやや下げ幅を拡大する展開です。ビットコインは対円で100万円を割り込んでおり、上値の重さが意識されています。その他のコインはビットコインキャッシュが小幅に上昇したものの、全体的には売り優勢の展開であり、ビットコイン同様に調整の動きが意識されている局面ということができそうです。

さて、昨日はFOMCで米国の金融政策が発表されています。結論としては25bpの利下げを決定しています。米国の利下げは米国債利回りの低下とドル安を意識させるため、仮想通貨(暗号資産)にとっては買い材料と言われています。しかし、今回の利下げに対するビットコインの反応はそこまで大きなものではなく、すぐに上値を抑えられる展開となりました。

これに関しては利下げが市場に織り込まれており、実際にその予想の通りに利下げをしたに過ぎないということから、反応しなかったという可能性があるでしょう。また、今回のFOMCの声明やパウエルFRB議長の会見などから、次回のFOMCにおいて利下げの可能性が低下したとの判断があるかもしれません。声明において、これまでの『持続的な成長を維持するために適切な行動をとる』との文言が削除され、『不透明性が存続、適切な金利の軌道を判断していく』としています。また、パウエル議長は『現行の金融政策は適切』といった見方を示しています。次回の利下げに対する思惑が後退すれば、ビットコインの上値を抑える要因となるでしょう。

その一方、そもそも米国の金融政策と仮想通貨(暗号資産)の価格には相関性がほとんどない可能性もあるでしょう。昨日は米国債利回りの低下やドルの軟調、米株の堅調などの動きがみられましたが、ビットコインはその流れに乗ることができずに軟調地合いとなっています。もちろん、先日の急騰に対する調整の動きといった独自要因があることも事実です。ただ、今回のような動きが続くのであれば、米国の金融政策と仮想通貨(暗号資産)の価格には相関性がないと判断するしかなくなるでしょう。

そもそも、米国の金融政策と仮想通貨(暗号資産)の価格に対する分析はまだ始まったばかりであり、データが蓄積されているわけではありません。である以上、利下げだから仮想通貨(暗号資産)買いといった安易な発想は控えたほうが良いでしょう。もちろん、今後データが揃ってきた段階で相関性が高いといった判断となる可能性は十分にあるとは思いますが。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σを意識しての動きから調整が入っています。このままバンドの中心線である8420ドル前後の水準を目指して調整の動きが強まる可能性はありそうです。一方、仮に持ち直した場合はバンドの+2σである9610ドルや10000ドルなどといった水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σから調整の動きが入り、バンドの中心線を目指す動きが展開されています。このまま下落の勢いが強まるかどうかに注目です。ただ、バンドの-2σは勢いが落ちたとはいえ下落基調となっており、依然としてバンド幅は拡大基調となっています。ここから再度上昇してバンドの+2σをバンドウォークする可能性も残されているだけに注意が必要です。バンドの-2σの方向感を見極めながらの対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下落基調となっています。一時的に持ち直す動きなどはありますが、上値の重い展開となっています。このまま下落基調を強めるのかどうかがポイントとなりそうですが、目先は売り優勢の局面ということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線と-2σで挟まれたレンジを動く展開です。バンドの±2σはほぼ横ばいであり、レンジ圏での動きが意識されやすい局面です。目先は-2σから持ち直す動きで、このままバンドの中心線まで上昇する可能性も高そうです。ただ、基本的には方向感の見えにくい状況で、様子見ムードが意識される局面です。バンド幅は比較的狭い状況ですので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスから上昇となっていましたが、%Kが早くも腰折れする展開です。このまま下落基調を維持して下値圏まで下落ということになれば売り圧力が意識されるでしょう。%Dは上昇基調を維持しており、しばらくは底堅い動きとなるのではないかとみていますが、積極的に買い進まれるかは不透明でしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10000ドル:心理的な節目
9610ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準

9180ドル:現在値

8420ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
8000ドル:心理的な節目
7460ドル:6月6日の安値
7230ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
7000ドル:心理的な節目

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