仮想通貨(暗号資産)市場には逆風か?(19/11/8)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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仮想通貨(暗号資産)市場には逆風か?(19/11/8)

仮想通貨(暗号資産)市場には逆風か?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9197.6ドル(-1.15%)
イーサリアム:186.51ドル(-1.21%)
リップル:0.29011ドル(-3.73%)
ビットコインキャッシュ:291.39ドル(-3.68%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。その他のコインも軟調地合いであり、調整売り優勢の流れが継続する展開となっています。独自要因として大きな材料があったわけではありませんが、米中貿易摩擦に対する警戒感が後退したことなどが上値を抑える要因として意識されたといった話もあるようです。

さて、ビットコインと米株との相関性はそこまではっきりとしたものではなく、安全資産としてビットコインが選好されているといったわけではないといったことは以前からここで述べている通りです。ただ、市場にはそういった思惑が根強く残っていることは事実かと思われますし、そういった思惑が相場を形成する要因の一つとなることは十分に考えられることではあります。

個人的にはビットコインとその他の市場との関連性があるのではないかと思っているのは、法定通貨に対する信認の低下が起こった場合は仮想通貨(暗号資産)市場に資金が流れやすいということはある程度起こり得ることではないかとみています。その意味で、ドルの先行きに対する思惑がビットコイン価格にある程度の影響を与える可能性については否定するものではありません。

ドルの先行きに関しては、米国の金融政策が一定以上の影響を与えています。先月、米FRBはFOMCを開催して利下げを決定したわけですが、次回のFOMCにおいては利下げをしないのではないかといった見方が出ています。これに関しては最終的には経済データ次第ということになるわけですが、ここ最近のダウの史上最高値を更新する動きや米国債利回りの大幅持ち直しなどを見る限り、少なくとも市場は米国経済の先行きに対する楽観的な見方を強め、早期利上げ観測の後退を意識しているものと思われます。

米国債利回りの上昇を背景に、ドルの下値も堅くなっています。こうした動きはドルの信認の高まりを感じさせる動きです。こうした動きがビットコインなどの上値を抑える可能性は十分にあるでしょう。

その一方で、株価の上昇による余剰資産の増加は仮想通貨(暗号資産)へと資金が循環する可能性も高めます。余剰資金が株式市場などから仮想通貨(暗号資産)市場に流れ込むということになれば、先物などの市場が存在するビットコインへの資金流入が考えられるところです。となると、ビットコインが相場を主導する展開であり、ビットコインドミナンスが上昇ということとなるでしょう。こういったことも視野に入れてデータを分析しておくのが良いかと思います。とはいえ、現状においては余剰資金が大量に仮想通貨(暗号資産)市場に流れ込むといった動きにはなりにくい点は頭の片隅に入れておいたほうが良いでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σから横ばいでの調整が意識されていましたが、ここにきてやや下げ幅を拡大する展開となっています。+1σを意識した動きから、中心線まで下げてくる可能性が高まっています。レンジとしては+2σである10190ドル前後の水準と、中心線である8860ドル前後の水準が意識されています。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σから調整の動きが入っています。ここまでは下落の勢いが弱く、下げ渋る展開となっていましたが、ここにきてやや下げ幅を拡大する展開となっています。このままバンドの中心線まで下落する可能性は十分にあるでしょう。中心線で支えられるかどうかに注目が集まるところですが、バンドの±2σが上昇基調となっていることを考えると、トレンドそのものは上向きであり、中心線では支えられやすいのではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがじり安基調となっています。このまま下落の流れが継続するかどうかに注目です。下値余地は十分に残っているので、先行きに対する警戒感が強まる状況です。下落基調を維持した場合はバンドの中心線までは少なくとも下落するものと思われます。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σと-2σで挟まれたレンジを動いています。バンド幅が狭い状況が継続しており、エネルギーが蓄積されていることが伺えます。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が注意が必要でしょう。バンドブレイクがみられた場合はバンドウォークとなる可能性が高く、大きな動きとなりやすい格好です。目先はバンドの-2σを意識しての動きですが、この場合はバンドの+2σの方向感に注意しての対応となるでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下落基調で下値圏に入っています。流れの悪さが意識されるところであり、下値圏での動きが維持された場合は下方向にバンドブレイクして下値を拡大といった動きとなる可能性が高まるところでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10190ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10000ドル:心理的な節目

9200ドル:現在値

8860ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
8000ドル:心理的な節目
7530ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
7000ドル:心理的な節目

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