ビットコイン安全資産説(19/11/14)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移です。

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ビットコイン安全資産説(19/11/14)

ビットコイン安全資産説

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:8787.0ドル(-0.28%)
イーサリアム:188.07ドル(+0.67%)
リップル:0.27282ドル(+0.54%)
ビットコインキャッシュ:284.81ドル(-1.25%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移です。方向感の見えにくい展開で、様子見ムードが強まっています。その他のコインも小幅まちまちであり、方向感の見えにくい展開です。手掛かり材料難の中で新規の材料待ちといった雰囲気が漂っています。

さて、仮想通貨(暗号資産)分析会社のコイン・メトリックスによると、最近のデータからビットコインが安全資産であるとの説は一貫性のない主張であるとみているようです。米中の貿易戦争が激化する状況下でビットコインが安全資産として買われているといった考えが意識され、金との相関性が高い時期がありました。しかし、現状はそういった相関が崩れており、ビットコインが安全資産と言えるのかといった点に疑問が生じている、と分析しています。

個人的には以前からビットコインが安全資産であるという見方そのものに疑問を抱いていたので、上記の分析はそこまで違和感を覚えるものではありません。そもそも仮想通貨(暗号資産)が注目を集めるようになってそこまで月日がたったわけではなく、その他の市場とどのようにリンクするのか、はっきりしないところではあります。こういった状況下で相関性を論じるのは時期尚早であり、データをしっかりと集めていくことが重要ではないかと考えています。

安全資産であればリスク志向の動きが強まった時は価格が伸び悩む傾向にありますが、余剰資金が仮想通貨(暗号資産)市場に流れ込み、価格を押し上げる可能性はあります。また、リスク回避的な動きが意識された場合、現金化のために仮想通貨(暗号資産)市場から資金を引き揚げ、価格を押し下げる可能性もあります。仮想通貨(暗号資産)に対する見方が現状ではまだ定まっていない段階でビットコインが安全資産であるか否かを断定するのは無理があると考えています。

しかし、分析を行うことに意味がないわけではありません。その時々の状況によってある金融商品、例えば金との相関が高まる場面もあるでしょう。問題なのは『現状リスク回避的な動きが強まっているから仮想通貨(暗号資産)が上昇する』といった説明をうのみにしてしまうことでしょう。そういった動きとなる可能性はあるものの、今回の調査で分かったように絶対的なものではありません。こういった状況をしっかりと理解したうえで分析を行うべきと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線を下抜けての動きです。バンドの-2σである8610ドル前後の水準に届く可能性が高まっています。この水準が目先の下値のめどとなりそうです。一方、押し戻した場合はバンドの中心線である9140ドル前後の水準ということになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を下抜けしてバンドの-2σを目指す動きです。下落の勢いは強まっていませんが、バンドの-2σが上昇の勢いを強めており、とりあえずは-2σを意識しての動きとなりそうです。バンド幅が急速に縮小しており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドブレイクからバンドウォークといった動きとなりやすくなってきているため、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要です。現状では-2σをブレイクするかどうかといったところでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下落に転じています。下値圏での動きであり、このままこの水準を維持するかどうかに注目です。売りの流れが意識されており、先行きに対する警戒感が高まっています。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きです。バンドの-2σから上昇してきていますが、なかなか上抜けることができない状況です。ここをブレイクするのか、抑えられるのかで流れが変わってくるところです。バンドの±2σは横ばいであり、レンジ圏での動きが意識されやすい状況です。まだしばらくは大きな動きとはなりにくいのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%Kは上昇基調が腰折れしています。このまま下落基調を強めるかどうかに注目です。一方、%Dは上昇基調を維持しています。ただ、%Kが下落基調を強めた場合は%Dも下落に転じていくものと思われ、売り圧力が強まる可能性が高まるでしょう。そうなった場合はバンドの-2σまで下落する展開が視野に入りそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10000ドル:心理的な節目
9660ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9140ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

8790ドル:現在値

8610ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
8000ドル:心理的な節目
7000ドル:心理的な節目

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