仮想通貨(暗号資産)週報 「やや上値が重たいもみあいを継続」(19/12/6)

来週も基本的にはもみあいを継続しやすいと見た方がよさそうです。

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仮想通貨(暗号資産)週報 「やや上値が重たいもみあいを継続」(19/12/6)

仮想通貨(暗号資産)週報 「やや上値が重たいもみあいを継続」

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜正午までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

仮想通貨(暗号資産)週報 「やや上値が重たいもみあいを継続」

Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、サイト右側メニューの「仮想通貨(暗号資産)分析情報」から「仮想通貨(暗号資産)インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。

また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

仮想通貨(暗号資産)週報 「やや上値が重たいもみあいを継続」 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜午後~日曜午前9時も表示されています。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間(前回執筆時以降)で気になったニュースを中国関連のものを2本取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

12月3日(火)朝刊
*中国ニュース
「デジタル人民元の発行視野」

*筆者コメント
 中国が主要国で初となるデジタル通貨発行を視野に入れたとのニュースです。これまでも中国はブロックチェーン技術の後押しをするいっぽうで、民間によるデジタル通貨は規制強化の方向でしたが、中央銀行である中国人民銀行自らがデジタル通貨を発行することで市中銀行の現金処理負担軽減と国民のタンス預金海外流出を監視と、中銀や政府にとって好都合な政策となります。
 現在の中国ではほぼ95%近い国内外の資金移動を把握しているものの、残りの5%強の現金移動が把握できていないということです。仮に現金をデジタル化することでタンス預金を無効化することになれば、中国政府としては資金移動の100%を把握できるようになります。現実には現金はある程度残るのは当然だと思われますが、それが1%ならば許容範囲ということなのでしょう。

なお、中国のデジタル人民元は当面は国内利用が中心になるとのことですが、中国が実際にデジタル通貨を発行した場合、G20がどう動くのかが興味深いとともに、銀行の存在はますます薄くなっていきます。長期的には銀行の役目はかなり少なくなっていくような気がします。

12月6日(金)朝刊
*中国ニュース
 「広がる偽デジタル人民元」

*筆者コメント
 中国人民銀行はデジタル通貨を発行していない、デジタル人民元は詐欺という公告を出したとのことです。3日朝刊には中国人民銀行が主導するデジタル人民元構想が出たと思ったら3日後の本日の朝刊には偽デジタル人民元の記事と、既に偽物が存在しているというのはさすが中国という感じです。

スマホではよく新型iPhoneが出る前に、既に偽物が市場に出回っているという話はありましたが、国民性も大きいのでしょうか、デジタル人民元でも既に偽物というのは驚くというよりも笑ってしまいます。これまでのにせデジタル人民元の交換会社やそれを取引するアプリはすべて摘発されたそうですが、まあ中国のことですからイタチごっこは続くと見て間違いないでしょう。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。

 *中長期の動きと今週の振り返り(日足)

仮想通貨(暗号資産)週報 「やや上値が重たいもみあいを継続」 3枚目の画像

*このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

今週のビットコインはさすがに大きく動きすぎた後ということもあって、予想通りに横方向の動きとなり、ほぼ7500ドル水準を中心として上下ともに動きが出ると戻るという動きになりました。長期的には6月高値を起点とした下降トレンドは続いていますが、短期的には11月安値でいったん底を打ったという見方で良さそうです。

日足チャートでは10月高値からのレジスタンスライン(ピンク)と、11月安値からの短期上昇チャンネル(青)を引いてありますが、次に動きが出てくる時には、レジスタンスかチャンネルのサポートラインか、どちらかを抜けた方向に動きが出そうではあります。しかし、黄色のラインマーカーで示した、安値をつけた後の押しとなった6850ドル水準とその後の戻り高値7850ドル水準はどちらも簡単には抜けないと見ています。4時間チャートでもう少し拡大して見てみましょう。

 *ここからの見通し(4時間足)

 *ここからの見通し(4時間足)

拡大して見ると、ピンクのレジスタンスと青のサポートはかなり近い水準ですから、来週中にはどちらかに抜けることは間違いないところです。しかし、抜けた場合の上下の目途となる黄色のラインマーカーと現在の水準を見ると示した上下のほぼ中央の水準にいるわけですから来週も基本的にはもみあいを継続しやすいと見た方がよさそうです。
テクニカルには先週安値と戻り高値の半値の水準となる7182ドル水準が落ち着きどころとも言えますので、若干上値が重くなりやすくピンクのレジスタンスで上昇は止められ、青のサポートと今週安値を下抜き黄色のラインマーカー下限に近付きやすい、個人的にはそのような見方をしています。来週はもみあいつつやや上値が重たい展開ということで、6900ドルをサポートに、7600ドルをレジスタンスとする一週間を見ておこうと思います。

今週のコラム「ビットコイン週足チャート」

日足チャートのコメントで「長期的には6月高値を起点とした下降トレンド」と書きましたので、今週は週足チャートを見てみましょう。

 *ここからの見通し(4時間足) 2枚目の画像

長期的には6月高値からの下降ウェッジ(ピンク)の中での動きを続けていて、現在は61.8%押しの7286ドル水準でいったん小休止しているものの、次のターゲットとして78.6%(61.8%の平方根)押しとなる5470ドル水準を試しやすいというチャートです。

次のターゲットと下降ウェッジが一致するのは来年1月中旬ですが、参考までに表示した金融占星術による天王星ラインも次のサポートが同水準にありますので、長期的には5500ドル水準がターゲットとされやすいという展開が今は続いていると見ることができそうです。

ディスクレーマー

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