ビットコインの取引高(19/12/11)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが続落しての推移です。

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ビットコインの取引高(19/12/11)

ビットコインの取引高

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:7239.5ドル(-1.41%)
イーサリアム:144.91ドル(-1.58%)
リップル:0.21938ドル(-1.11%)
ビットコインキャッシュ:206.59ドル(-0.96%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが続落しての推移です。米国のFOMCを控えて手掛かり材料に欠ける展開となる中、売りが継続する流れです。その他のコインも全体的に軟調であり、先行きに対する警戒感が強まっています。ビットコインに関してはテクニカル的な売りも指摘されており、さらに下値を拡大する予想も出ています。

さて、昨日の『英国のEU離脱と仮想通貨(暗号資産)市場』の文章の中で『EUからの離脱が決定された場合は(取引高が)増加に転じる可能性もある』と書きましたが、Coin Danceによるとビットコインの世界的な取引高は減少傾向にあります。ビットコインの週間ベースの取引高のピークは2017年の12月末であり、価格が急騰していた局面です。そこから取引高は減少傾向を続けており、ここ最近も減少傾向を強めています。

しかし、そうした中で直近のデータで過去最高を更新した国があります。それはアルベルト・フェルナンデス大統領が就任したアルゼンチンです。フェルナンデス大統領は就任演説で『国が成長できなければ借金の返済は出来ない』と述べ、IMFや海外投資家との債務交渉を前に返済猶予を求める姿勢を示しています。

こうした状況下でのビットコインの取引高の増加は新政権に対する懸念を表している可能性があるでしょう。国家の先行きに対する懸念がビットコイン取引へと駆り立てている状況です。こういった動きは最近では香港でも見られています。ここ最近の取引高は落ち着いてきていますが、今年の9月末には過去最高を更新する動きを見せています。政情不安に対する警戒感がビットコインへの取引意欲を高める例はギリシャ危機でも起こりましたが、現在でもこういった動きが意識されているということになるでしょう。

アルゼンチンだけでなく、チリやコロンビアなどもここ最近、ビットコインの取引が多くなっています。これは中南米の経済的な状況が悪化していることを暗示している可能性があります。これらの国が世界経済に及ぼす影響は確かにそこまで大きなものではないでしょう。しかし、現在の世界経済は様々なところでリンクしており、思わぬところから経済危機が起こらないとは言い切れません。そういった観点からビットコインの動向をみると、また違ったものが見えてくるのではないでしょうか。そして、それがまわりまわってビットコインの価格に影響を与えるということもあり得ます。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線を意識しての動きから下値を拡大してきています。このままバンドの-2σである7030ドル前後の水準まで下落するかどうかに注目が集まります。流れとしてはそこまで下落する可能性が高まっていますが、持ち直した場合はバンドの中心線である7410ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を挟んでの動きからやや売り圧力が強まる展開となっています。このままバンドの-2σまで下落する可能性も高く、警戒感が強まります。バンド幅は縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドの+2σ、もしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。バンドブレイクからバンドウォークとなった場合は一気に動き出す展開となるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは下落基調を強めています。このまま下落して下値圏に入っていくかどうかに注目です。現状の下落の勢いから考えると、下値圏まで入っていく可能性は高いのではないかとみています。となると、やはりバンドの-2σまで下落し、そこで抑えられるのか、バンドブレイクとなるのかに注目といったところとなりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから調整の動きが意識されたものの、上値の重い展開から再度バンドの-2σをブレイクして下値を拡大する展開となっています。バンドウォークとなっており、バンドの+2σもじり高基調です。+2σが上昇基調を維持した場合はさらに下値を拡大するでしょう。安易な押し目買いはリスクが高そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下落して下値圏での推移となっています。%Kは一時持ち直す動きを見せましたが、再度下落しての動きとなっています。一方、%Dは下落基調を維持しており、全体的には軟調地合いが維持されているといった状況ではないでしょうか。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:年初来高値
10000ドル:心理的な節目
8000ドル:心理的な節目
7790ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
7430ドル:昨日の高値
7410ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

7240ドル:現在値

7210ドル:昨日の安値
7030ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
7000ドル:心理的な節目
6000ドル:心理的な節目
3430ドル:年初来安値

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