5つの取引ペアの廃止
主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】
ビットコイン:7591.3ドル(+2.08%)
イーサリアム:142.49ドル(+4.65%)
リップル:0.21915ドル(+10.99%)
ビットコインキャッシュ:238.02ドル(+6.82%)
【概況】
昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。その他のコインも大きく上昇しており、買い優勢の流れが継続しています。中東の地政学的リスクの高まりが意識され、仮想通貨(暗号資産)市場に資金が流れ込む展開となっています。ただ、急落していた米株などは早くも持ち直す動きを見せており、今後の展開に関しては予断を許さないところでしょう。
さて、仮想通貨(暗号資産)取引所のバイナンスが5つの仮想通貨(暗号資産)取引ペアを廃止にする模様です。理由は流動性の低さということのようです。バイナンスは過去にも何度か廃止を行っており、今回の廃止に関しても市場に大きなインパクトを与えるものではないとみています。
ただ、こういった廃止の流れが加速するなどということになれば懸念は強まるでしょう。ビットコインなどのコインに資金が集まる可能性も高まるでしょう。その一方で流動性の低いコインはどんどん淘汰されていくことも考えられます。流動性の低いコインやプロジェクトの進捗がほとんどないコインが淘汰されることは仮想通貨(暗号資産)市場全体にとっても好ましいことではありますが、実際に投資をすることを考えるとハードルは高くなりそうです。
個人投資家としても頻繁に取引が廃止ということになれば、取引そのものに警戒感を抱くことも考えられます。もちろん、しっかりと銘柄について勉強して取引を行うべきですが、実際問題としてなかなかそういった状況になっていないこともまた事実でしょう。となると、ビットコインやイーサリアムといった有名なコインしか取引しなくなるといったことになるかもしれません。それが仮想通貨(暗号資産)市場にとって良いことなのかは疑問の残るところではあります。そういった意味で、バイナンスなどの取引所の役割は重要ではないかと思います。
【ビットコイン節目】
ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σを意識しての動きです。去年の11月末頃からレンジ圏での動きが意識されており、バンドの+2σである7550ドル前後と去年の11月29日の7920ドル前後の水準が節目として意識されそうです。一方、下値としてはバンドの中心線である7290ドル前後の水準が意識されそうです。
【ビットコインチャート分析】
ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σを意識しての動きです。ここをブレイクしてバンドウォークとなるかどうかに注目が集まります。現状バンドの-2σが上昇基調であり、バンドの±2σが上昇基調となっています。トレンドそのものは上向きながら、調整を入れながらの動きとなりやすい形であり、一時的には売り圧力が強まりやすいところです。ただ、バンドの-2σが下落に転じた場合はバンドウォークが意識されるため、その点は注意が必要でしょう。
またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは上昇基調となっており、買い優勢の流れが継続しています。%Kは高値圏に入っており、これがこの水準を維持することができるかどうかに注目が集まります。ただ、%Dがしっかりとした動きを継続しており、しばらくは底堅い動きが維持されそうです。
ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σと中心線で挟まれたレンジを動いており、目先は上値を拡大しています。バンドの±2σが上昇基調となっており、トレンドそのものが上向きです。ただ、目先はバンドの+2σを意識しての動きとなっていることから、一時的には調整の動きが入ってもおかしくはないでしょう。
ストキャスティクスで見ると%K、%Dが高値圏での推移となっています。買い優勢の流れではありますが、%Kがこの水準を維持することができるかどうかに注目が集まります。%Dがしっかりとした動きとなっていることから、底堅い動きは維持されそうで、一時的に下落しても下値は堅そうです。
【ビットコイン価格の注目ポイント】
13760ドル:2019年の高値
10000ドル:心理的な節目
8000ドル:心理的な節目
7920ドル:2019年11月25日の高値
7770ドル:昨日の高値
7590ドル:現在値
7550ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
7360ドル:昨日の安値
7290ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
7040ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
7000ドル:心理的な節目
6000ドル:心理的な節目
3430ドル:2019年の安値
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