ラガルドECB総裁は中銀のデジタル通貨発行に前向き(20/1/10)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅続落となって推移しています。

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ラガルドECB総裁は中銀のデジタル通貨発行に前向き(20/1/10)

ラガルドECB総裁は中銀のデジタル通貨発行に前向き

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:7771.2ドル(-3.48%)
イーサリアム:137.24ドル(-1.23%)
リップル:0.20153ドル(-1.96%)
ビットコインキャッシュ:234.29ドル(-0.43%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅続落となって推移しています。中東の地政学的リスクの後退が意識される中で急騰に対する調整の動きが維持される格好となっています。その他のコインも軟調地合いであり、先行きに対する警戒感を強める格好となっています。下落幅としてはビットコインがその他のコインと比べて大きくなっており、ビットコインドミナンスは低下する形となっています。

中東の地政学的リスクに関する話は昨日していますが、仮に行って来いの動きとなった場合はビットコインが再度7000ドルを割り込む可能性もあるだけに注意が必要でしょう。ハッシュレートは最高値を更新する動きを見せていますが、マイニング収入は低下傾向が継続しています。このまま半減期を迎えることを考えると、警戒感の高まるところではないでしょうか。

その一方で、Fear & Greed Indexは8日に去年の11月7日以来の50を上回る水準まで上昇しました。直近の上昇により、仮想通貨(暗号資産)市場への楽観的な見方が強まる状況であり、ここからさらに上昇といった動きを見せるかどうかに注目が集まりそうです。

さて、ラガルドECB総裁が中央銀行のデジタル通貨の開発に前向きな姿勢を見せています。中央銀行のデジタル通貨といえば、中国がデジタル人民元を今年にも発行するのではないかと言われています。欧州としてもこういった動きに対応したいとの思惑があるのかもしれません。ただ、現状ECBとしては民間の開発を妨げる意向もないとしています。この発言は裏を返せばECBのデジタル通貨は民間の仮想通貨(暗号資産)を駆逐してしまう可能性がある、ということではないでしょうか。

つまり、中央銀行発行のデジタル通貨が発行されることは既存の仮想通貨(暗号資産)にとっては価格の上昇要因などではなく、下落要因となりかねないのではないか、と考えています。もちろん以前にも述べましたが、中央集権的な仮想通貨(暗号資産)に対する警戒感から非中央集権的な仮想通貨(暗号資産)に対する需要は一定以上は存在するでしょう。しかし、生き延びることができるのはビットコインとその他数種類ではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σをブレイクしての動きから調整の動きが入っています。このままバンドの中心線である7420ドル前後の水準まで下落する展開も十分に考えられるところです。逆に持ち直した場合はバンドの+2σである7990ドル前後の水準が意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σをブレイクしてバンドウォークとなっていましたが、+2σからの乖離が大きくなったことを受けて、その調整が入っています。ただ、ここからバンドウォークを継続する可能性は十分にあり、安易な売りはリスクがありそうです。バンドの-2σが下落基調を維持していますが、これが横ばいから上昇といった動きにならない限りはしっかりとした調整は入りにくいでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデットクロスから下落となっており、下落の勢いも強まっています。%Dも高値圏から転落しており、売り優勢の流れが強まっています。このまま下落基調が維持される可能性も高く、先行きに対する警戒感が意識されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから下落の流れが強まり、バンドの中心線を抜けて下値を拡大しています。このままバンドの-2σまで下落する可能性が高まっており、警戒感が強まります。バンドの+2σが下落基調となっており、バンド幅は縮小傾向を強めています。ただ、まだバンド幅は広い状況であり、バンドブレイクからバンドウォークといった動きには目先なりにくいところかと思われます。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデットクロスからの下落を継続しています。売りの流れが意識される中で下値圏に入っており、ここから底打ちするかどうかに注目です。現状は下落基調が維持されていることから、売り優勢の展開ということができそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10000ドル:心理的な節目
8040ドル:昨日の高値
8000ドル:心理的な節目
7990ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準

7770ドル:現在値

7760ドル:昨日の安値
7420ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
7000ドル:心理的な節目
6840ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3430ドル:2019年の安値

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