半減期に関する懸念(20/1/23)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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 半減期に関する懸念(20/1/23)

半減期に関する懸念

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:8642.8ドル(-1.02%)
イーサリアム:168.23ドル(-0.04%)
リップル:0.23611ドル(-0.71%)
ビットコインキャッシュ:345.61ドル(+0.84%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。そこまで大きな動きとなったわけではありませんが、調整の動きが意識されている局面です。その他のコインも全体的には方向感の見えにくい流れです。米国の株式市場などもまちまちで引けており、市場全体に様子見ムードが強まっているように思われます。コロナウィルスがリスクとして意識されている状況ですが、現状での影響は不透明であり、そこまで悪影響が拡大しない可能性もあります。これが仮想通貨(暗号資産)市場にどの程度影響を与えるのかもはっきりしないところであり、今後の展開を見守りたいといったところかと思います。

さて、ビットコインはそろそろ半減期が来るわけですが、個人的にはそれに向けて上昇するのかという点に関しては疑問を抱いている部分がある一方で、上昇するという見方をしている人が多いのであれば相場は上昇していくのは当然のことです。相場は美人投票であって、一個人の思惑で動くものではありません。その点は十分に注意する必要があるわけです。

ただ、実際に半減期を経てどういった動きになるのかというのも考えておく必要があるでしょう。最大の問題は半減期によってマイナーの収入が減少するということでしょう。取引手数料があるため、半減期を経ても収入が半分になるということは基本的にはありませんが、大きく減少することが見込まれる状況です。

半減期に伴う収入減を価格の上昇や取引手数料が補うことができれば問題はありませんが、仮に価格の伸び悩みなどにより収益が悪化した場合、マイナーの撤退などの可能性が高まることになります。そして、マイナーの減少はハッシュレートの低下の可能性を高めます。そうなった場合、先日ここでも触れた採掘難易度が下がることになるでしょう。そして、採掘難易度の低下がビットコインの先行きに対する懸念を強め、価格を押し下げるといった展開となる可能性が出てくるでしょう。

これまでは半減期を経て価格が上昇、もしくは堅調地合いで推移していたため、こういった問題はあまり意識されませんでした。しかし、今回の半減期においては価格が上昇しないのではないかといって見方も出ており、予断を許さないところとなっています。当然のことながら、ビットコインの価格変動は半減期だけを材料としているわけではありません。別の要因で価格が下落したタイミングで半減期が直撃ということになれば、先行きに対する懸念を強めることとなるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+1σを意識した水準での推移となっており、バンドの+2σである9280ドル前後の水準と9000ドルが上値として、バンドの中心線である8260ドル前後の水準と8000ドルが下値として意識される局面ということができそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σから調整の動きが入っています。目先はバンドの+1σ付近の水準を横ばいで推移しており、方向感の見えにくい流れとなっています。バンドの+2σが下落に転じており、バンド幅の縮小傾向が意識されてきています。市場にはエネルギーが蓄積されていくものと思われますが、まだバンド幅は広いので、しばらくは大きな動きにはなりにくいとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデットクロスからの下落となっています。%Kが一時持ち直す動きを見せましたが、再度下落に転じるなど、上値の重さが意識される流れとなっています。%Dは下落基調を維持していることから、上値の重い展開が継続しやすいのではないかとみています。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んで小動きです。バンド幅も縮小しており、市場にはエネルギーが蓄積されています。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。現状バンドの±2σは横ばいであり、目先はレンジ圏での動きが意識されやすいでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデットクロスからの下落となっています。%Kが下げ渋っていますが、上値の重い展開であり、このまま再度下落の勢いを強める可能性が高いのではないかとみています。そうなった場合はバンドの-2σをブレイクして下落基調を強めるということも考えられるだけに、方向感には注意しておきたいところでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10000ドル:心理的な節目
9280ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9000ドル:心理的な節目
8800ドル:昨日の高値

8640ドル:現在値

8580ドル:昨日の安値
8260ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
8000ドル:心理的な節目
7230ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
7000ドル:心理的な節目
3430ドル:2019年の安値

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