仮想通貨(暗号資産)週報 「上昇後の高値も見て上値の重たい展開」(1月第4週)

今週のビットコインは週末に高値をつけてから反落し、目先の高値も見たチャートとなっています。

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仮想通貨(暗号資産)週報 「上昇後の高値も見て上値の重たい展開」(1月第4週)

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜正午までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、サイト右側メニューの「仮想通貨(暗号資産)分析情報」から「仮想通貨(暗号資産)インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。
上記レンジに含まれていない前週金曜午後~日曜午前9時も表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

今週のビットコインは週末に高値をつけてから反落し、目先の高値も見たチャートとなっています。先週の4時間足チャートで示した年初来安値を起点とした上昇N波動の100%エクスパンション9268ドルこそつけなかったもの、かなり近い水準に上げたことで年初からの上昇に一服感が出たと言えます。
その後の下げ以降も上値の重たい展開が続いていることで、ピンクの太線で示したレジスタンスラインまでの下げは見ておいた方がよさそうです。ここからの動きを4時間チャートで見てみます。

*ここからの見通し(4時間足)

*ここからの見通し(4時間足)

日足チャートに示した各ラインをそのまま示してあるため、やや見にくいですがひとつずつ見ていきましょう。まず、上昇N波動(ピンク)の100%エクスパンション9268ドル(青のターゲット)にかなり近づき反落、その後高値を切り下げてきていることから、日足チャートでも示したピンクの太線がレジスタンスからサポートに現在はなっているという見方をします。
そして、すでに目先の高値を見た動きとするならば、年初来安値6871ドルと週末高値9195ドルとの押しを計算することとなりますが、現時点の水準はちょうど38.2%押しの水準と重なっています。またピンクの太線と半値押しが重なっていることから半値押しの8033ドルが次のサポートと考えられます。
来週のビットコインは大台8000ドルをサポートに、直近もみあいの中心となっている8650ドルをレジスタンスとするレンジになるものと考えられます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの2週間(前回執筆時以降)で気になったニュースを国内から2本取り上げます。
取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

今週の主なトピックス

*筆者コメント
日銀、ECBなど6つの中銀が「中銀によるデジタル通貨」(CBDC)発行を視野に新組織を作るとのこと。昨年のリブラ構想をきっかけに中銀と通貨当局はデジタル通貨に対して警戒感を強めていましたが、中国が早期にデジタル通貨を発行する見込みとなったことで、先進国の中銀もうかうかしてはいられないという状況になったようです。
中国のデジタル人民元同様に、中銀によるデジタル通貨であれば監視下におけること、また従来型の金融政策も継続可能ということなのでしょうが、CBDCに付利するのか等の問題もあり時間がかかりそうです。
中国には後れを取っていますし、今回の新組織にはFRBが入っていないことなど、当局によるデジタル通貨の時代は早くても数年後といったところでしょうか。

今週の主なトピックス 2枚目の画像

*筆者コメント
米国はリブラ問題の発生国ということもあり、財務相もFRBもデジタル通貨に対する警戒が最も強く、ムニューシン財務長官も米国はデジタル通貨を発行しないと言っていましたが、ECBや日銀まで研究を始めることで動かざるを得なくなった様子です。
米国にとってドルは基軸通貨で世界的な決済通貨であることが最大の強みですから、デジタル通貨に距離を置き、可能ならば広めたくないというのが本音だったのでしょうが、いよいよFRBも動くことで次世代のデジタルドルを既存のドル同様に世界標準にするための画策に動き始めたと見てよいでしょう。
FBのリブラ、デジタル人民元ときて、ついに米国も動くとなると一番悪影響を受けるのは銀行としか思えません。5年後、10年後の銀行の役割はかなり変化しているであろう、ということだけは確かですね。

今週のコラム「日経新聞のクリッピング」

毎週トピックスとして取り上げている日経新聞からのクリッピング(Myニュースのフォローによる自動ピックアップ)ですが、為替関連では「為替」、「円高」、「円安」、「FX」、「ユーロ」、「ポンド」というキーワードを登録していると、だいたい主要なニュースを拾ってくれます。

そして仮想通貨(暗号資産)関連では、「仮想通貨」、「暗号資産」、「ビットコイン」、「デジタル通貨」、「ブロックチェーン」という5つでほぼ重要なニュースは拾ってくれていますが、ここ数カ月での変化として、「デジタル通貨」でピックアップされる記事がかなり増えてきているという点です。

今週のピックアップも2本とも「デジタル通貨」のキーワードによるものですが、もちろん重複はあったとしても仮想通貨(暗号資産)よりも、デジタル通貨の記事が多いことや技術のベースとなるブロックチェーンといったもののニュースがより増えてきています。仮想通貨(暗号資産)に関わる人や業界も単なる相場ものから次世代技術のほうへと移ってきていることがよくわかります。

ディスクレーマー

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