仮想通貨(暗号資産)はリスクアセットか?(20/1/27)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが方向感の見えにくい展開から持ち直す動きとなっています。

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仮想通貨(暗号資産)はリスクアセットか?(20/1/27)

仮想通貨(暗号資産)はリスクアセットか?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:8590.5ドル(+2.62%)
イーサリアム:166.73ドル(+3.32%)
リップル:0.22635ドル(+2.74%)
ビットコインキャッシュ:344.17ドル(+8.65%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが方向感の見えにくい展開から持ち直す動きとなっています。やや上値の重い展開となっていましたが、日本時間の日曜日は底堅い動きからじり高基調となり、月曜に入って上値を拡大する展開となっています。その他のコインも買い意欲が強まっており、ビットコインキャッシュが大きく上昇しています。市場ではコロナウィルスの感染拡大などが意識されているといった見方も意識されているようです。この点に関しては後述していこうと思います。

さて、コロナウィルスの感染拡大に対する警戒感は依然として根強いものの、仮想通貨(暗号資産)市場に与える影響に関してははっきりとしないのではないか、ということに関しては先週末の『コロナウィルスとビットコイン』でもお話ししました。そして、OANDAのマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は仮想通貨(暗号資産)がリスク回避的な局面において上昇するという流れに否定的な見方を示しているようです。モヤ氏は中央銀行デジタル通貨の発行への動きや、ビットコインETFの承認の見通しが立っていない点などを背景に、投資家はビットコインではなく債券市場へと資金を避難させるだろうと指摘してます。

確かに、コロナウィルスの感染拡大に対する警戒感が高まる局面において、米国債利回りは大幅に低下し、さらに言えば金などは上昇する展開となっています。円に対する買いも意識されるなど、いわゆるリスク回避的な動きが強まっているということができるでしょう。そして、米国債利回りが低下する一方で、ドルインデックスは比較的堅調地合いとなっています。『有事のドル』という言葉がありますが、ドル需要が高まっているのではないかと思われるところです。

その一方で、ビットコイン価格は一進一退の様相を呈しており、方向感の見えにくい流れです。コロナウィルスの感染拡大を受けた初動は上昇したものの、その後は上値を抑えられています。しかし、積極的に売り込むという流れにもなっておらず、様子見ムードといった展開です。

最終的には結論の出ていない話であり、仮想通貨(暗号資産)がリスクアセットか否かを判断することは現状ではできません。ただ、最近の傾向としてリスクアセットではないのではないか、といった見方が増えてきているようにも思われます。ただ、その根拠として今回のモヤ氏は仮想通貨(暗号資産)そのものに対する信認が低い点が要因とみていますが、私はビットコインの先物やオプションなどの上場により、取引の選択肢が拡大したことが要因とみています。

仮にモヤ氏の見方が正しいとするのであれば、仮想通貨(暗号資産)市場の先行きに対する悲観的な見方が強まることとなるでしょう。そして、仮にビットコインETFなどが承認されて仮想通貨(暗号資産)市場に対する信認が高まった場合、仮想通貨(暗号資産)はリスクアセットとして意識されるという流れになるでしょう。しかし、ビットコインETFが承認される流れとなれば、より一層機関投資家などの動きに左右されるようになるため、リスク回避的な動きが強まった場合はビットコインの価格も下落するのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を挟んでの動きで、ここで支えられるか、下値を拡大するかで流れが変わりそうです。節目としてはバンドの+2σである9100ドル前後の水準とバンドの-2σである7810ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を挟んでの動きです。日曜日の動きで底堅い動きが意識されている状況で、このままバンドの+2σまで持ち直すかどうかに注目です。バンド幅は縮小傾向で、市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきているところです。ただ、まだ方向感が見えにくいところであり、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデットクロスからの下落となっていましたが、ここにきて持ち直し基調となっています。このまま上昇基調を維持することができるかがポイントとなりそうです。上値の余地は十分にあるので、ここから買いの流れが強まる展開を視野に入れての対応となりそうです。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直し、バンドの中心線を上抜ける動きを見せたもののそこから上値の重い展開となり、目先はバンドの中心線を意識しての動きとなっています。バンド幅が縮小傾向で、市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきていますが、現状は方向感の見えにくいレンジ圏での動きが意識されやすい局面です。バンドの+2σもしくは-2σに到達した場合は注意が必要ですが、今のところはまだ様子見ムードとなりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇となっています。%Kが一時下落する場面もありましたが、再度持ち直しています。買い優勢の流れであり、このまま上昇基調を維持すればバンドの+2σを目指す展開となりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10000ドル:心理的な節目
9100ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9000ドル:心理的な節目
8620ドル:昨日の高値

8590ドル:現在値

8450ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
8300ドル:昨日の安値
8000ドル:心理的な節目
7810ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
7000ドル:心理的な節目
3430ドル:2019年の安値

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