ビットコインの価格分析:『昨年10月以来の高値圏へ続伸。押し目待ちに押し目なしが継続中』

ビットコイン円相場は、テクニカル的に見て、「地合いの強さ」が確認されます。

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ビットコインの価格分析:『昨年10月以来の高値圏へ続伸。押し目待ちに押し目なしが継続中』

1. 概況(ファンダメンタルズ分析)

1.	概況(ファンダメンタルズ分析)

ビットコインの対円相場は、①マイニング勢による潜在的なBTC売り圧力や、②仮想通貨(暗号資産)オプション市場におけるダウンサイドのショートガンマ顕在化、③米中合意期待の高まり(=中国からの逃避目的のビットコイン買い需要が減退するとの思惑)、④仮想通貨(暗号資産)ヘッジファンドやマイニングファームの相次ぐ撤退報道が重石となり、昨年末にかけて(12/18)、約7ヵ月ぶり安値70.5万円まで急落しました。

しかし、年明け以降(2020年入り後)は、⑤米国によるイラン司令官殺害に端を発した地政学的リスクの高まり(中東情勢の緊迫化→リスク回避ムード再燃→逃避目的としてのビットコイン買い需要)や、⑥5月頃に予定されている「半減期」を見越した潜在的なビットコイン買い需要(半減期に伴うマイニング報酬の減少→通貨供給量の減少に伴う価格上昇圧力)、⑦ヘッジファンドやアセットマネジャーのビットコイン先物建玉の急増、⑧CMEオプション市場ローンチに伴う機関投資家参入期待、⑨新型コロナウィルスの感染拡大を受けたグローバルなリスク回避ムードと、それを受けた金融緩和の長期化期待(リスクアセットとしてのビットコイン需要の高まり)、⑩アルトコイン主導の力強い動き(ビットコインドミナンスが低下しながら仮想通貨市場全体の時価総額が押し上げられる地合い)が支援材料となり、2/6には、昨年10/26の習近平サプライズ以来、約3ヶ月半ぶり高値となる108.3万円まで急伸しました。
本稿執筆時点(2/9の午後6時30分時点)でも107.4万円付近で底堅く推移するなど、「押し目待ちに押し目なし」の力強い上昇相場が続いております。本稿では、以下テクニカル分析の観点でビットコイン円相場の先行きを考察いたします。

2. 移動平均線(テクニカル分析)

2.	移動平均線(テクニカル分析)

ビットコインの対円相場は、2020年入り後の急伸を受けて、ローソク足の、21日移動平均線(青線)上抜け、90日移動平均線(緑線)上抜け、200日移動平均線(赤線)上抜けの全てが成立しました。また、1/18に、21日移動平均線と90日移動平均線がゴールデンクロスしたことで弱気のパーフェクトオーダー(※移動平均線が下から順番に短期・中期・長期で並ぶ状態。強い下落トレンドを示唆)が終焉を迎え、更に2/1には、21日線と200日線のゴールデンクロスも実現しました。強気のパーフェクトオーダー(※移動平均線が上から順番に短期・中期・長期で並ぶ状態。強い上昇トレンドを示唆)達成に向けて、一歩ずつ着実に地合いを固めつつある状況です。

3. ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

3.	ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

ビットコインの対円相場は、2020年入り後の急伸を受けて、ボリンジャーミッドバンド(赤線)の突破に成功しました(同時にミッドバンドの傾きも上昇方向にシフト)。また、1/23から1/27、2/1から2/4に各々軽い押し目を作った際も、同ミッドバンドが確りサポートとして機能しました。更に現在は強い上昇トレンド入りを示唆するバンドウォーク(※添付チャート中段の%Bが1.00付近に張り付く状態。このシグナルが出ている間はオシレータインジケータが機能しづらく、安易な逆張り勢がロスカットさせられる悪循環に繋がり易い)も発生するなど、テクニカル的に見て「地合いの強さ」が確認できます。

4. 一目均衡表(テクニカル分析)

4.	一目均衡表(テクニカル分析)

ビットコインの対円相場は、2020年入り後の急伸を受けて、1/14に、約2ヶ月半ぶりとなる三役好転(①一目均衡表転換線の同基準線上抜け、②ローソク足の雲上限上抜け、③遅行線の26日前のローソク足上抜けが全て揃う完全状態。強い買いシグナルを示唆)が点灯しました。ビットコイン円相場の「モメンタムの強さ」が確認できます。

5. RSI(テクニカル分析)

5.	RSI(テクニカル分析)

ビットコイン円相場の上昇を受けて、オシレータ系インジケータのRSIは、過熱感(買われ過ぎ感)を表す70%ラインを突破しました。但し、上述の通り、バンドウォーク発生中はオシレータインジケータが機能しづらい状況でもある為、安易な逆張りには注意が必要と考えられます(踏み上げられるリスクが高い為)。

6. まとめ

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的に見て、「地合いの強さ」が確認されます。①11/25安値71.1万円、12/18安値70.5万円、1/3安値74.2万円を起点としたトリプルボトムからの上放れや、②移動平均線のパーフェクトオーダー消失(売りシグナルが消失)、③ローソク足の200日移動平均線突破、④短期線と中長期線のゴールデンクロス実現、⑤強い上昇トレンド入りを示唆するバンドウォークの発生、⑥強い買いシグナルを表す一目均衡表三役好転の成立、⑥心理的節目100万円の大台回復などを考慮すれば、ビットコイン円相場が、昨年10/26に記録した直近高値112.4万円を上抜け、昨年9/6高値117.1万円や、昨年8/6高値130.6万円を試すシナリオも想定されます。当方では引き続き、12/18に記録した安値(70.5万円)をクライマックスセリングと判断しており、短期的にも、中長期的にも、ビットコイン円相場の上昇をメインシナリオとして予想いたします(来週は対ドルでの心理的節目10000ドル=約110万円を試す展開を想定)。

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