ビットコインの価格分析:『約5ヶ月ぶり高値更新後に反落。上昇基調継続か終了か重要な局面へ』

ビットコイン円相場は、今朝方の急落を受けて、上昇トレンド継続か、上昇トレンド終了かの重要な分岐点に差し掛かってきました。

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ビットコインの価格分析:『約5ヶ月ぶり高値更新後に反落。上昇基調継続か終了か重要な局面へ』

1. 概況(ファンダメンタルズ分析)

1.	概況(ファンダメンタルズ分析)

ビットコインの対円相場は、昨年後半にかけて、①マイニング勢による潜在的なBTC売り圧力や、②仮想通貨(暗号資産)オプション市場におけるダウンサイドのショートガンマ顕在化、③米中合意期待の高まり(=中国からの逃避目的のビットコイン買い需要が減退するとの思惑)、④仮想通貨(暗号資産)ヘッジファンドやマイニングファームの相次ぐ撤退報道が重石となり、12/18に、約7ヵ月ぶり安値70.5万円まで急落しました(添付チャートご参照)。

しかし、年明け以降(2020年入り後)は、⑤米国によるイラン司令官殺害に端を発した地政学的リスクの高まり(中東情勢の緊迫化→リスク回避ムード再燃→逃避目的としてのビットコイン買い需要)や、⑥本年5月10日前後に予定されている「半減期」を見越した潜在的なビットコイン買い需要(半減期に伴うマイニング報酬の減少→通貨供給量の減少に伴う価格上昇圧力)、⑦ヘッジファンドやアセットマネジャーのビットコイン先物建玉の急増、⑧CMEによるオプション市場ローンチやナスダックによる先物市場ローンチ報道を受けた機関投資家参入期待、⑨新型コロナウィルスの感染拡大を受けたグローバルなリスク回避ムードと、それを受けた世界的な金融緩和長期化観測(リスクアセットとしてのビットコイン需要の高まり)、⑩アルトコイン主導の力強い動き(ビットコインドミナンスが低下しながら仮想通貨市場全体の時価総額が押し上げられる堅調地合)が支援材料となり、2/13には、昨年9/6以来、約5ヶ月ぶり高値となる115.0万円まで急伸しました。

もっとも、足元は利食い売り(見切り売り)に押されてロング勢のロスカットが発動し、本稿執筆時点(2/16の午後9時00分時点)では、108.7万円付近まで下げ足を早める展開となっております。上昇トレンド継続か?上昇トレンド終了か?本稿では、以下テクニカル分析の観点でビットコイン円相場の先行きを考察したいと思います。

2. 移動平均線(テクニカル分析)

2.	移動平均線(テクニカル分析)

ビットコインの対円相場は、2020年入り後の急伸を受けて、ローソク足の、21日移動平均線(青線)上抜け、90日移動平均線(緑線)上抜け、200日移動平均線(赤線)上抜けの全てが成立しました。また、1/18に、21日移動平均線と90日移動平均線がゴールデンクロスしたことで弱気のパーフェクトオーダー(※移動平均線が下から順番に短期・中期・長期で並ぶ状態。強い下落トレンドを示唆)が終焉を迎え、更に2/1には、21日線と200日線のゴールデンクロスも実現しました。強気のパーフェクトオーダー(※移動平均線が上から順番に短期・中期・長期で並ぶ状態。強い上昇トレンドを示唆)の成立に向けて、一歩ずつ着実に足場を固めつつある状況です。足元ビットコイン円相場が反落に転じておりますが、21日移動平均線が走る106.0万円付近を割り込まない限り、上昇トレンド継続と言えそうです。

3. ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

3.	ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

ビットコインの対円相場は、2020年入り後の急伸を受けて、ボリンジャーミッドバンド(赤線)の突破に成功しました(同時にミッドバンドの傾きも上昇方向にシフト)。また、1/23から1/27、2/1から2/4に各々押し目を作った際も、同ミッドバンドが確りサポートとして機能しました。強い上昇トレンド入りを示唆するバンドウォーク(※添付チャート中段の%Bが1.00付近に張り付く状態。このシグナルが出ている間はオシレータインジケータが機能しづらく、安易な逆張り勢がロスカットさせられる悪循環に繋がり易い)は終焉を迎えましたが、現在も引き続きミッドバンドより上方での推移が続いております。同ラインを割り込むまでは、上昇トレンド継続と言えそうです。

4. 一目均衡表(テクニカル分析)

4.	一目均衡表(テクニカル分析)

ビットコインの対円相場は、2020年入り後の急伸を受けて、1/14に、約2ヶ月半ぶりとなる三役好転(①一目均衡表転換線の同基準線上抜け、②ローソク足の雲上限上抜け、③遅行線の26日前のローソク足上抜けが全て揃う完全状態。強い買いシグナルを示唆)が点灯しました。本稿執筆時点でも三役好転状態が継続するなど、ビットコイン円相場のモメンタムの強さが確認されます。但し、今朝方の下落を受けて一目均衡表基準線(110.5万円)を10日ぶりに割り込んでいる点には注意が必要です(もう一段ストップセルが発動する恐れもあり)。次のサポートラインは一目均衡表基準線が走る102.6万円ゾーンとなります。

5. RSI(テクニカル分析)

5.	RSI(テクニカル分析)

ビットコイン相場の上昇を受けて、オシレータインジケータのRSIは、2/5から2/15(除く2/10)までの10日間、過熱感(買われ過ぎ感)を表す70%ラインを突破しておりましたが、今朝方の急落を受けて、60.1%付近まで急低下しました。バリンジャーバンドにおけるバンドウォーク(オシレータインジケータが機能しづらい状態)も終了しており、もう一段ロングポジションの調整が入る可能性もあります。短期的にややダウンサイドリスクが高まっている状態です。

6. まとめ

以上の通り、ビットコイン円相場は、今朝方の急落を受けて、上昇トレンド継続か、上昇トレンド終了かの重要な分岐点に差し掛かってきました。節目115万円乗せを実現したことに伴う達成感も出ていることから、目先はやや下落リスクに注意が必要と言えそうです(利が乗っているロング勢による利食いのストップが下げを主導)。その際のポイントとしては、21日移動平均線やボリンジャーミッドバンドが走る106万円付近を維持できるか否か(前回は押し目買いポイントして同ラインが機能)、最後の砦として意識される一目均衡表基準線102.6万円や心理的節目100万円を維持できるか否かに注目が集まりそうです。当方では短期的にも中長期的にも「上昇トレンド継続」をメインシナリオとして据えており、ビットコイン円相場はやや深めの押し目を作りながらも、一巡後に持ち直す展開を予想いたします(心理的節目100万円割れは死守すると予想)。
来週の予想レンジ(BTCJPY): 102.5万円−115.0万円

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