スウェーデン中銀の試み(20/2/28)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に持ち直す動きを見せています。

関連通貨:

スウェーデン中銀の試み(20/2/28)

スウェーデン中銀の試み

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:8899.2ドル(+0.97%)
イーサリアム:232.80ドル(+1.93%)
リップル:0.24266ドル(+3.24%)
ビットコインキャッシュ:329.28ドル(+2.96%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に持ち直す動きを見せています。その他のコインも上昇しており、直近の急落の動きが一服して持ち直す展開です。コロナウィルスの感染拡大を警戒し、株式市場などはダウが1000ドル超の下落となるなど、急激にリスク回避的な動きが強まる局面です。ビットコインが安全資産として意識されての上昇という可能性もないわけではありませんが、ここまでの下落に対する一時的な買い戻しではないかとみており、今後の展開に関してはまだ方向感がはっきりしないところではないかと考えています。

さて、先週の話になるのですが、スウェーデン中銀がe-クローナのテストを開始したと発表しました。これは、世界で初めての中央銀行デジタル通貨発行に向けた試みとなります。日本でも以前ニュースになっていましたが、スウェーデンでは現金を持ち歩かない層が増えており、こうした流れを歓迎する向きもあるようです。

その一方で、デジタル通貨は電子機器などが必要となることが多いため、その対策を行う必要があります。また停電などにも弱く、課題も多いとされています。スウェーデン中銀としてもまずは2021年までの試験的な運用としており、世界的にも注目を集めることになりそうです。

スウェーデンは1000万人強の人口であり、デジタル通貨に対する理解も比較的進んでいると言われています。ある意味社会的な実験として適している国ということが出来るかもしれません。ここで問題が山積ということになれば、今後の中央銀行デジタル通貨の発行の機運は大きく後退することになるでしょう。

中央銀行デジタル通貨に関しては中国が近いうちに発行するのではないかと言われる一方、米国は現状では発行の必要性はないとの立場を取っています。日本や欧州などは研究を進めるとしており、その対応はまちまちとなっています。ただ、米国にしても検証などの重要性は認識しており、様々な角度から問題点や課題などが明らかになっていくものと思われます。その意味でも今回のスウェーデンの試みがどういったものとなるのか、注目が集まりそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σをバンドウォークする展開で、下値を拡大しています。下値のめどが見えにくい状況ではありますが、心理的な節目である8000ドルなどが意識されることになりそうです。一方、押し戻した場合はバンドの中心線である9800ドルや心理的な節目である9000ドルが意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σをバンドウォークする展開となっています。昨日は若干押し戻しましたが、バンドの-2σからの乖離が大きくなっていた事に伴う修正であり、ここからバンドウォークを継続する可能性は十分にあるでしょう。バンドの+2σは目先上昇基調を継続していますが、これの方向感が重要となってくるでしょう。このまま上昇基調を継続した場合は下値を拡大しやすくなるので注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下値圏での推移です。ただ、%Kは底打ちから上昇となっており、このまま上昇基調を継続すれば一時的には買い戻しの動きが意識されるでしょう。一方、%Dは下落基調を維持しており、上値は抑えられやすいところとなっています。これが下値圏での動きを維持するのかどうかに注目です。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをバンドウォークする展開から調整の動きが入っています。バンドの+2σが上昇基調から下落に転じたことで、バンドの±2σが下落基調となっています。トレンドそのものは下向きですが、一時的には調整の動きが入りやすい格好となっています。目標としてはバンドの中心線といったところですが、上値は抑えられやすく、戻り売り優勢の局面ということが出来そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇基調を維持しています。このまま上昇基調を維持することが出来るかがポイントですが、上値余地は十分にあるので、目先はまだ底堅い動きが維持されるのではないかとみています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10630ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10000ドル:心理的な節目
9800ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9000ドル:心理的な節目
8980ドル:昨日の高値
8970ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

8900ドル:現在値

8560ドル:昨日の安値
8000ドル:心理的な節目
3430ドル:2019年の安値

関連記事

ページトップへ戻る