仮想通貨(暗号資産)週報 「目先の底をつけ買い戻しが続きやすい」(2020/3/20)

前週は大荒れでしたが今週は比較的落ち着いた動きの中で買い戻しも出ています

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仮想通貨(暗号資産)週報 「目先の底をつけ買い戻しが続きやすい」(2020/3/20)

「目先の底をつけ買い戻しが続きやすい」

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜正午までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。
Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、サイト右側メニューの「仮想通貨(暗号資産)分析情報」から「仮想通貨(暗号資産)インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

「目先の底をつけ買い戻しが続きやすい」

以下のチャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜午後~日曜午前9時も表示されています。

「目先の底をつけ買い戻しが続きやすい」 2枚目の画像

主要三通貨の対ドルおよびインデックス

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間(前回執筆時以降)で気になったニュースを国内から2本取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

3月16日(木)電子版15:47
*海外ニュース
 「トヨタ、ブロックチェーンで連合形成」

*筆者コメント
 この1週間の日経新聞の記事では仮想通貨(暗号資産)に関わる目立った記事は急落関連程度で、どちらかというと間接的な記事が多かったようです。そんな中でトヨタの記事がありましたのでまずはこちらから。
 トヨタは自動車分野でのブロックチェーンの活用に向け連合づくりを進めるとのこと。具体的にはグループ会社のトヨタ・ブロックチェーン・ラボを中心にファイナンシャルサービスやデンソーなどが参画し、これまでもユーザー情報、修理履歴、データ管理などの研究を進めてきたので、そこに外部パートナーを募るというもの。
 自動車分野ではカーナビからアップルやグーグルによる自動車向けアプリの開発といったあたりがユーザーには直接関係するところで、今回の話はどちらかというとトヨタのグループ内の事務技術の革新を考えるもののようですが、ブロックチェーンの改ざんが困難なところに注目していることになります。
 こうした技術こそがブロックチェーンのメリットですから、仮想通貨(暗号資産)という相場物が消える時代があったとしてもデジタル通貨や技術面でのブロックチェーンの利用は増え続けることは間違いないでしょう。

3月18日(水)電子版02:00
*国内ニュース
「経済安保、デジタル通貨・土地取引にも拡大」

*筆者コメント
 国家安全保障局(NSC)が新たにデジタル通貨等の経済活動の根幹となる分野を含めて包括的な議論を始め、米国との連携も進めるとのこと。これまでNSCが対象としていた分野は、安保上脅威となる通信機器(5G)の排除、軍事転用可能技術の輸出規制、周辺海域の外国船監視強化と明らかに中国を想定したものでしたが、今回加わるデジタル通貨、土地取引の外資制限、感染症対応のための入獄制限も完全に中国の動きを想定したものです。
 

デジタル人民元についてはG7や日本でも自民党が急速に警戒を強めていますが、それ以外の項目もどう見ても中国資本による土地購入や今回の新型コロナウイルスを考えたものです。以前の中国は軍事面のみが脅威といったところでしたが、経済面でも技術面でも躍進が目立つ中で少しずつ包囲網が構築されていく印象です。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。

「目先の底をつけ買い戻しが続きやすい」 3枚目の画像

 *中長期の動きと今週の振り返り(日足)

*このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

前週は大荒れでしたが今週は比較的落ち着いた動きの中で買い戻しも出ていますので、日足チャートに戻します。
先週の下げは新型コロナウイルスの感染拡大にともなうリスクオフの動きと捉えられましたが、今週は為替市場ではドル資金調達の最後の手段としてドル買いの動きが見られましたが、これも自国通貨とドルとの組み合わせだからこそ。仮想通貨(暗号資産)の場合には、いわゆる通貨では無いためにそのような必要に迫られたドル買いも起きていないわけです。
動きとしては、戻り高値と先週安値との間での戻しを考えることとなりますので、フィボナッチリトレースメントのターゲットを青のターゲットで示してあります。またチャートパターンとしては大きな下げの後の上昇ウェッジ(ピンク)だと仮定すると下抜けた時には再度下降トレンドに戻る可能性が出てきますので、当面はウェッジ下限をサポートとしつつも注意すべきパターンとして表示してあります。4時間足チャートで拡大してみます。

「目先の底をつけ買い戻しが続きやすい」 4枚目の画像

日足チャートで示した各線を同じ色で表示してありますが、3月7日高値と13日安値の半値戻しが6501で19日高値6397.7とほぼ近い数順にあります。次の上値のターゲットとしては61.8%戻しの7134ドルが目途となってきます。

いっぽうで下抜けた場合には一段の下げにつながる可能性もありますが、13日安値と16日安値を結んだサポートラインが現時点では5100ドル台後半を上昇中です。ここからの動きとしては上昇ウェッジをいったんは上抜ける可能性が高いと考え、5200ドルレベルをサポートに、レジスタンスとしては7100ドルレベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

今週のコラム「仮想通貨(暗号資産)インデックス」

今週のコラム「仮想通貨(暗号資産)インデックス」

日々更新している日足の仮想通貨(暗号資産)インデックスのチャートですが、3月10日に100を下回りました。翌11日にイーサリアムとリップルのアルトコインに先に売りが入り、12日にはビットコインの急落となりましたが、勝手インデックスではあるもののこれまでも100が結構節目となることが多かったインデックスです。

そして、いったん100を下回るとしばらくは弱い地合いが続き、再度100を上回ると上昇基調に戻るということも何度も目にしてきました。現状では100を大きく下回っていますが、再び100を上回る動きが出てくる時はトレンドの変化が出てくるものと考えています。

ディスクレーマー

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