売り方の利食いか?(20/3/23)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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 売り方の利食いか?(20/3/23)

売り方の利食いか?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:5932.9ドル(-6.43%)
イーサリアム:123.91ドル(-6.21%)
リップル:0.15079ドル(-4.39%)
ビットコインキャッシュ:204.08ドル(-7.90%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。土曜日はほぼ変わらずとなったものの、日曜日に上値を抑えられる展開です。その他のコインも日曜日に軟調地合いであり、買い戻しの動きが一服する展開です。安値からは持ち直してきたものの、世界的な景気後退に対する懸念から積極的に買い進む展開にもなりにくいといったところではないでしょうか。

まずは海外取引所BitfinexのBTC/USDの証拠金取引において、保有されているロングポジションとショートポジションの詳細について少し触れておこうと思います。1か月ほど前はロングの比率が90%を超えていましたが、先週の16日に一時60%を割り込む動きを見せていました。しかし、16日以降はじりじりとロングの比率が増加し、現状は70%前後で推移しています。これに関してはロングポジションの減少が一服したことと急増していたショートポジションの解消が要因となっています。つまり、ここにきて売り方の利食いがみられる展開です。

問題は今後の展開ということになるでしょう。現状においてはロングとショートの比率は70%前後まで押し戻していますが、上述の通りロングポジションが積み増されているわけではありません。買い方はとりあえず様子見に転じているのではないかと思われ、ここからポジションを積み増していくかは不透明です。つまり、先週のビットコインの持ち直しも上昇に対する期待感が高まったものではないのではないかと考えられます。展開次第では再度売り圧力が強まる可能性は十分にあるでしょう。

さて、仮想通貨(暗号資産)関連のデータで気になるものはポジション以外にもあります。それはここにきてハッシュレートが急落したことです。先週の18日に8200万TH/sまで低下するなど、年初来の低水準に落ち込んでいます。目先はそこから持ち直したものの、約1~1.2億TH/sのレンジで動いていたハッシュレートの低下は価格の下落と密接なかかわりがあるものと思われます。これまでは価格が下落してもハッシュレートは比較的堅調な推移を見せていましたが、今回の急落局面においてはさすがに先行きに対する不透明感が高まったものと思われます。以前からも指摘していますが、ハッシュレートの低下はビットコインの先行きに対する警戒感を強めます。ここまで順調に上昇してきたハッシュレートがここからしばらく下落基調に転じるのか、それともこの下落が一時的なものなのか、注意してみていく必要がありそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σから中心線を目指したものの、目先は上値を抑えられています。バンドの中心線である6910ドル前後の水準と-2σである3840ドル前後の水準がレンジとして意識される形です。さらには7000ドルや5000ドルなどが心理的な節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σから調整の動きとなり、バンドの中心線を目指して持ち直す動きです。ただ、中心線に届かずに下落となっており、やや上値の重さが意識されています。ここから売り圧力が強まりバンドの-2σまで下落するかどうかに注目です。バンドの±2σが下落基調であり、トレンドそのものは下向きです。一時的な戻しはあっても戻り売り優勢の局面となっています。バンドの-2σまで下落する可能性は十分にあるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが上昇基調となっています。ただ、上値余地は十分に残しているものの上昇の勢いは弱く、上昇の流れを維持できるかが不透明なところです。%Kの方向感を見極めながらの展開となりそうです。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きからやや持ち直したものの、依然として上値の重さが意識される展開です。バンドの+2σが横ばいとなっており、これが再度上昇となるのか下落に転じるのかで流れが変わってきそうです。現状ではまだ上値の重さも意識されていますが、一時的には持ち直す可能性も十分にありそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデットクロスからの下落基調を維持しています。%Kは一時的に持ち直す場面もありますが、目先は下落となっており、売り優勢の流れが意識されています。このまま下値圏に入る可能性も高く、上値の重い展開が継続しそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10000ドル:心理的な節目
9980ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
7000ドル:心理的な節目
6910ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
6410ドル:昨日の高値
6000ドル:心理的な節目

5930ドル:現在値

5780ドル:昨日の安値
5000ドル:心理的な節目
4000ドル:心理的な節目
3840ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3430ドル:2019年の安値

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