仮想通貨週刊レポート(18/8/3)

7月下旬の高値は8483ドルレベルと、5月高値と6月安値の61.8%戻しにあたる8375ドルとほぼ一致しました。

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仮想通貨週刊レポート(18/8/3)

ビットコインは下値模索

今週の仮想通貨レンジ

時価総額が大きい4つの仮想通貨の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から執筆時点までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。
Crypto Index(仮想通貨インデックス)の詳細は、トップページ右側メニューの「仮想通貨分析情報」から「仮想通貨インデックス」をクリックしてご覧ください

ビットコインは下値模索

また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

ビットコインは下値模索 2枚目の画像

上のチャート(上から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない金曜午後~日曜午前9時も表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。

ビットコインは下値模索 3枚目の画像

(日足)

ビットコインは下値模索 4枚目の画像

(4時間足)

●中長期の動きと今週の振り返り
昨年12月高値からの長期下降トレンドは継続したままですが、6月安値からの中期上昇トレンドが継続しているかどうかは慎重に判断すべき状況となっています。7月下旬の高値は8483ドルレベルと、5月高値と6月安値の61.8%戻しにあたる8375ドルとほぼ一致しました。戻り高値をつけたとするならばもう一段の押しが入る流れとなりますし、再上昇するためにもいったん6月安値と7月高値の半値押しとなる7122ドル水準への調整があったほうが自然な上昇の流れを形成しやすいチャートと言えます。

●来週の見通し
4時間足チャートで紫の四角が1週間単位です。引き続き下げに注意が必要ないくつかのチャートのパターンが見て取れます。まず先々週の7月高値から高値を切り下げる動きとなっていて、7月下旬に押しが入った安値を下抜けたことで反転パターンとなるネックライン下抜けの形になっています(青の点線と矢印)。

次に2週間前にBTCが大きく上げた水準(黄色のラインマーカー)がちょうど6月安値と7月高値の半値押しと61.8%押しの水準に位置して老いることがわかります。薄い中を速いスピードで上げる動きは、次に下げてきたときに再び試しやすい水準です。半値押しと61.8%押しの間に大台の7000ドルがありますので、今週は7000ドルを試しやすいというのがテクニカルな観点です。また上値の目途としてはネックラインが位置する7800ドルレベルが考えられますので、今週はサポートを大台の7000ドル、レジスタンスを7800ドルと一段の調整を考えておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週も個人的に気になったニュースを国内と海外から1つずつ取り上げます。

31日(火)
*ニュース
警視庁サイバーセキュリティ対策本部のtwitter(@MPD_cybersec)に仮想通貨を要求する英文脅迫メールが出回っているとのツイート。「ポルノ動画を閲覧している姿をWebカメラで撮影した」「拡散されたくなければ仮想通貨を支払え」といった内容らしいですが、同ツイートにある通り「パスワードを早急に変更し、相手の要求には応じない」対応が求められます。

*筆者コメント
なんと私のところにも同様のメールが来ました!内容は真似しているけどかなり違う、金額も安い(笑)という模倣犯のようです。すぐに消してしまいましたが、この週報でさらすために取っておけばよかったと後悔。しかし、ほとんどの日本人に英語で脅迫メールを送っても効果は無いと思いますが、今後も仮想通貨絡みの迷惑メールが増えであろうことは間違いありません。今までのお金に絡んだ迷惑メールが仮想通貨に変わるだけでも相当なバリエーションですから気が重くなりますね。

2日(木)
*ニュース
豪州の仮想通貨取引所CoinJar(取引量は小さい)が仮想通貨ファンドの設立を発表しました。ファンドは2種類あり、1つはビットコインのみ(Bitcoin Class)、もうひとつは4つの仮想通貨を組み込んだインデックス型(Mixed Class)です。インデックス型にはBTC、ETH、XRP、LTC(ライトコイン)の4つが組み入れられました。

*筆者コメント
興味深いのはMixed Classの4つの仮想通貨を組み込んだものです。時価総額上位4つのうち、BCH(ビットコインキャッシュ)を入れずに、現在時価総額7位のLTC(ライトコイン)を入れています。BCHはBTCから派生したものということで除外したとも取れますが、単純に同社における取引順位の上位4つでした。そういう意味では、取引量の多い仮想通貨によるインデックスという、仮想通貨羅針盤のインデックスの考え方は正しいのではないかと思いました。

今週のコラム

ビットコインとインデックスのダイバージェンス

仮想通貨インデックスの目的のひとつに、インデックスと仮想通貨との値動きにおけるダイバージェンス(インデックスと各仮想通貨との動きの乖離)を参考に出来ないかというものがあります。

今週は取引金額的に大きなシェアを占めるビットコインの値動きとインデックスとのダイバージェンスを考えてみます。ここではインデックスをオシレータ系指標のように見て、通常のダイバージェンスと隠れたダイバージェンスの2パターンを考え、わかりやすくダイバージェンスの発生個所に自動でラインを引いて、買いの時には上向きの矢印、売りの時には下向きに矢印を付してみました。自動で処理しているので、ダイバージェンスっぽくないと思える箇所もありますが機械的に処理しましたので良しとしましょう。

日足のインデックスをご覧ください。

今週のコラム

上段のBTCチャートに付した矢印を見ると、当たっているところも外れているところもあって、2月中旬以降に出た7つのダイバージェンスでは4勝3敗とあまり良い結果とはいえません。もう少し経過を見る必要もありますが、このままではなくもう少しダイバージェンスの考え方を加工することも考える必要がありそうです。

個人的にはファンダメンタルが無い仮想通貨では、テクニカルに色々な検討を加えることは重要な作業だと思っていますので、仮想通貨クロスなども見ながら、新たな仮想通貨分析の世界を切り開きたいところです。

ディスクレーマー

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