非効率的なマイナーの撤退?(20/5/20)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移です。

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 非効率的なマイナーの撤退?(20/5/20)

非効率的なマイナーの撤退?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9667.9ドル(-0.15%)
イーサリアム:212.36ドル(-0.47%)
リップル:0.20425ドル(-0.08%)
ビットコインキャッシュ:245.87ドル(+0.05%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移です。高値と安値の差は400ドルほどありますが、結局往来相場となっており、様子見ムードが強まる状況となっています。その他のコインも全体的に小動きであり、方向感の見えにくい状況と言えそうです。ビットコインの半減期を通過したことで材料出尽くし感が強まっており、しばらくは動きの鈍い流れが継続する可能性もあるでしょう。

さて、ビットコインに関しては難易度調整に注目が集まっていますが、ハッシュレートの低下がポジティブ材料になり得るといった見方もあるようです。これは、非効率的なマイナーがマイニングから撤退し、より効率的なマイナーがマイニングを独占していくことが予想される中、大手のマイナーはビットコインの売却を急がないためにビットコインの供給が減少しやすく、価格は上昇しやすくなるといった見方です。

この見方が正しいのかどうかは現状でははっきりしないところではあります。ただ、ここ最近の急激なハッシュレートの低下はマイナーの撤退が起こっている事が要因と思われます。それに伴いビットコインのブロックの生成が2017年以来の水準にまで落ち込むといった事態が発生しています。2017年と言えば、ビットコインの価格が急騰した時の話ではありますが、その当時と比べて現在はハッシュレートは格段に上昇しており、環境がかなり違うため比較も難しいところですが、期待感を持たせる話ではあります。

とはいえ、ハッシュレートの低下は51%問題などを意識させるものであり、ビットコインの安全性に懸念をもたらします。現状ビットコインの51%問題がクローズアップされる可能性は低いと思われますが、ハッシュレートの低下傾向が継続すれば警戒感も高まりかねません。さらに価格の伸び悩みなどが加わった場合、市場から一気に資金が流出する可能性も出てくるでしょう。

そういった意味で、ビットコインの現状は価格の上昇が必要不可欠であり、仮に価格が下落基調を強めるなどということになれば一気に先行きに対する不安感が強まることになるでしょう。つまり、この10000ドルの上値抵抗帯を早い段階で突破しないと失望売りが強まる可能性が高まりかねない局面ということができそうです。市場には買いポジションが積み上がっているとみられており、ここからの下落は危険をはらんでいると思われます。もちろん、上昇してしまえば上値を拡大しやすいともみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である9230ドル前後の水準と+2σである1090ドル前後の水準で挟まれたレンジを動く展開を継続しています。どちらを抜けるかに注目が集まりそうです。ただ、目先は10000ドルが上値抵抗帯として意識される一方で下値も堅く、方向感の見えにくい状況が継続しています。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+1σを挟んでの動きで、方向感の見えにくい状況です。バンドの+2σにも中心線にも届かない動きが継続しており、様子見ムードが強まっています。バンドの±2σがじり高基調であり、トレンドそのものはやや上向きといったところです。ただ、まだ大きな動きにはなりにくい局面ということができそうで、動き出しを待ちたいところということができそうです。

またストキャスティクスを見ると、%Kは上昇して高値圏での推移ですが、目先じり安基調へと転じています。このまま下落基調を強めるのかどうかに注目です。一方、%Dは上昇基調で高値圏に入っています。目先は底堅い動きが意識されそうで、押し目買いを意識させる局面ということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きから一時+2σを目指す動きとなりましたが、+2σには届かずに下落してバンドの中心線を挟んでの動きとなっています。バンド幅は縮小傾向であり、市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきています。動き出したら大きなものとなる可能性はありますが、目先は方向感が見えにくく、様子見ムードが強まりそうです。

ストキャスティクスで見ると%Kは上げ下げを繰り返していますが、目先は上昇しています。一方、%Dは下落基調となっており、全体的には上値の重さが意識される状況です。バンドの中心線を抜けた場合は売り圧力が強まる可能性が高まるため、注意が必要でしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10090ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10000ドル:心理的な節目
9880ドル:昨日の高値

9670ドル:現在値

9470ドル:昨日の安値
9230ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9000ドル:心理的な節目
8370ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
8000ドル:心理的な節目
7000ドル:心理的な節目
3430ドル:2019年の安値

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