中国への風当たり(20/5/26)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが軟調地合いで引けています。

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 中国への風当たり(20/5/26)

中国への風当たり

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:8911.4ドル(-0.98%)
イーサリアム:204.89ドル(-1.07%)
リップル:0.19530ドル(-0.97%)
ビットコインキャッシュ:231.34ドル(+0.93%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが軟調地合いで引けています。米国がメモリアルデーの祝日となり、株式市場や債券市場は休場となっています。欧州株がドイツ株を中心に大きく上昇しており、市場全体としてはリスク志向の動きが意識されているのではないかと思われます。そうした中でのビットコインの下落ですが、NY時間帯で持ち直す動きを見せており、積極的に売り込むといった動きにはなっていません。その他のコインもやや上値の重さが意識されましたが、大きな動きにはなっておらず、ビットコインキャッシュなどは上昇しての推移となりました。

さて、この場でも述べていますが、米中の対立が先鋭化しそうな状況です。香港の問題に関して中国は内政干渉として非難し、米国は禁輸のブラックリストを拡大する動きを見せています。コロナ前は米中対立が緩和される場面もありましたが、現状は完全に逆流しています。米国はコロナウィルスの発生源を中国と考えており、その後の対応に対して批判を繰り返しています。

また、こうした動きに呼応する形でインドが海外直接投資規制を変更し、国境を接する国からの直接投資に政府の事前承認を義務付けるとしています。これは明らかに中国へのけん制が目的とみられています。これに関しては都市封鎖により弱体化した企業へ中国が支配権を高めようとしているとの指摘があり、それに対応する動きではないかと報じられています。

中国への風当たりが強まりつつある状況ですが、仮にこうした動きがさらに強まった場合、デジタル人民元に普及などにも悪影響を与える可能性が出てくるでしょう。個人的にはデジタル人民元は政府による資金の流れの管理などが懸念されるところであり、世界的に普及するのかどうかに疑問を抱いているところですが、経済力をバックに強力に推し進める可能性もあり予断を許さないところです。

ただ、今回のコロナウィルスの問題で中国に対して懐疑的な見方が広がる可能性はあるでしょう。そうなればデジタル人民元の普及に支障が出ることも考えられます。そうなった場合、ビットコインなどにはポジティブな材料となるのではないかとみています。というのも、中国からすればデジタル人民元と競合しうるビットコインを排除したいと考えていてもおかしくないからです。そういった動きが抑えられれば、ビットコインにとって好感される状況と言えるのではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である9300ドル前後を意識しての動きから下落基調を強め、バンドの-2σである8490ドル前後を目指す形となっています。このあたりの水準は5月10日ころにも意識された価格帯であり、ここで支えられるのか、下抜けするのかで流れが大きく変わってきそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を下抜けて下落し、一時持ち直したものの、再度売り圧力が強まる展開となっています。このままバンドの-2σまで下落する可能性は高く、問題はそこで支えられるのか、バンドブレイクからバンドウォークといった動きになるのかといったところでしょう。バンド幅は比較的狭いので、下値を拡大する可能性もありそうで、バンドの+2σの方向感を見定めながらの展開となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデットクロスからの下落です。このまま下値圏に入るかに注目ですが、目先はまだ売り優勢の流れが維持されているということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをブレイクして下げ幅を拡大する場面から、目先は持ち直しての動きです。バンドの中心線を目指す動きで調整の買い戻しが意識されています。しかし、バンドの±2σが下落基調であり、トレンドそのものが下向きです。中心線まで押し戻してもそこでは抑えられて下値を拡大するといった動きになりやすい形と言えそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスから上昇していますが、目先は%Kが下落に転じています。%Dは上昇基調を強めており、まだしっかりとした動きが展開されそうですが、%Kが下落基調を維持した場合は先行きに対する警戒感が強まりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10020ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10000ドル:心理的な節目
9300ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9000ドル:心理的な節目
8960ドル:昨日の高値

8910ドル:現在値

8630ドル:昨日の安値
8490ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
8000ドル:心理的な節目
7000ドル:心理的な節目
3430ドル:2019年の安値

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