ビットコイン円、心理的節目100万円を約1週間ぶりに回復。米中対立激化が支援材料に(5/29朝)

5/28(木)のビットコイン円相場は急上昇。

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ビットコイン円、心理的節目100万円を約1週間ぶりに回復。米中対立激化が支援材料に(5/29朝)

ビットコイン円、心理的節目100万円を約1週間ぶりに回復。米中対立激化が支援材料に

〇ビットコイン円一時102.6万円まで急伸
〇全人代での香港国家安全法制定方針採決による米中対立激化懸念と中国からの逃避需要等が背景
〇ビットコイン円はテクニカル、ファンダメンタルズともに「地合いの強さ」が確認される
〇ビットコイン円の上昇トレンド継続がメインシナリオ 本日の予想レンジ97.0ー105.0万円

昨日の概況

5/28(木)のビットコイン円相場は急上昇。①米中対立激化を背景とした逃避目的のビットコイン買い需要(全人代で香港国家安全法が圧倒的賛成多数で採択→米中対立激化懸念→中国当局による人民元安容認観測→BTC買いを想起)や、②新興国におけるビットコイン買い需要の拡大(自国通貨の減価のヘッジ)、③暗号資産オプション市場における需給要因(5/29日本時間17時に予定されている大量のカットオフ)、④ハッシュレートの持ち直しが支援材料となり、米国時間には、一時102.6万円まで急伸しました(※約1週間ぶりに心理的節目100万円の大台回復)。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間4時45分現在)では101.8万円付近で推移しております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、3/13に記録した安値44.2万円をボトムに反発に転じると、5/7には一時107.2万円まで急伸しました。この間、一目均衡表基準線や転換線、ボリンジャーミッドバンドや200日移動平均線を上抜けした他、強い買いシグナルを表す三役好転も成立するなど、テクニカル的にみて、「地合いの強さ」を印象付けるチャート形状となっております(※その後一時93万円台まで反落するも、昨日は再び102.6万円台まで持ち直すなど、下値の堅さが浮き彫りに)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な外出規制の緩和を受けた投資家心理の改善期待や、②株式市場や原油先物価格の持ち直しを受けたリスク選好ムードの高まり、③半減期を通過したことに伴う供給量の減少(マイナーの採算性悪化が危惧される一方、マイナーによるビットコイン売り圧力の減退+希少性向上に伴うビットコイン買い需要などプラス材料もあり)、④世界的な金融緩和継続に伴う法定通貨のインフレ懸念(インフレヘッジ目的としてのビットコイン買い需要)、⑤ヘッジファンドや米大手金融機関による暗号資産ビジネスへの参入観測(CME先物市場などにおける建玉の急増)、⑥米中対立激化懸念の高まり(米中対立激化は逃避目的としてのビットコイン買いを促す傾向あり。香港を巡る国家安全法が採択されたことで、米中関係が一段と悪化する恐れあり)など、ビットコイン相場を押し上げる材料が増えつつあります。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、「地合いの強さ」が確認されます(下値余地は限定的)。①ハッシュレートの動向(含むマイニング勢の撤退観測)や、②中国当局の通貨政策(毎日10時15分に公表される対ドル基準値レートが人民元安方向に設定されれば、中国当局が人民元安を容認しているとの思惑から、対中依存度の高い国々を中心に通貨安の流れが波及する恐れあり。この場合、自国通貨の減価ヘッジを目的に新興国発でビットコイン買い需要が促される可能性あり)、③トランプ米大統領の記者会見(中国についての記者会見を行うとの一部報道あり)、④暗号資産オプション市場のカットオフ(DeribitやCMEなど)を睨みながらも、当方では引き続き、上昇トレンドの継続をメインシナリオとして予想いたします(200日線を下回らない限り、buy on dip継続方針)。

本日の予想レンジ:97.0万円ー105.0万円

ビットコイン円、心理的節目100万円を約1週間ぶりに回復。米中対立激化が支援材料に

ビットコイン円日足

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