人民元安とビットコイン(20/5/29)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが続伸しての推移です。

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 人民元安とビットコイン(20/5/29)

人民元安とビットコイン

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9462.2ドル(+3.15%)
イーサリアム:214.65ドル(+2.86%)
リップル:0.19812ドル(-0.26%)
ビットコインキャッシュ:236.65ドル(+1.20%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが続伸しての推移です。ビットコインは対円で100万円を回復しており、対ドルでの1万ドルに届くかどうかが目先のポイントとなっていきそうです。その他のコインも比較的しっかりとした動きです。ただ、リップルが小幅に下落しての推移です。

さて、ここにきて米中対立に対する警戒感が高まっていることは何度か述べましたが、それに伴い人民元安が進行しています。中国政府もこの流れをとりあえず放置する姿勢を見せており、しばらくは人民元安が継続する可能性がありそうです。中国としてはコロナウィルスによって経済に打撃を受けており、通貨安は歓迎する動きを見せる可能性はあるでしょう。

しかし、現状米中対立の激化を受けて人民元安を放置といった状況にも見えるところですが、さらに関係が悪化する可能性もあるだけに、かなり綱渡りであることも事実です。米国は今年の秋に大統領選挙を控えており、再選に向けてトランプ大統領がコロナウィルスへの中国の対応に批判を強める可能性は高く、ここにさらに為替問題が加わったら世界経済にとっても大きな打撃を与えかねない事態に発展する可能性があることを頭に入れておく必要があるでしょう。

ただでさえコロナウィルスの影響で足元の経済データは急激な悪化を見せており、第2波に対する警戒感も払しょくできない状況です。目先は経済の再開や治療薬の開発に対する期待感から持ち直しているものの、状況は依然として予断を許さないところです。そこに米中対立が先鋭化した場合、株価が急落などといった動きが起こりかねません。今日、トランプ大統領が中国問題で会見を行う予定といった報道が入っているので、そこでの発言には注目すべきでしょう。

米中対立からリスク回避的な動きが強まった場合、仮想通貨(暗号資産)市場にとっても資金の引き上げなどが起こる可能性があります。その一方で、現状の人民元安は仮想通貨(暗号資産)にとってポジティブな材料ともなり得ます。以前に述べたことがありますが、法定通貨に対する信認の低下は仮想通貨(暗号資産)へと資金を避難させる動きを強めることがあります。過去にもギリシャ危機でビットコインが上昇するなどといったことがありましたが、人民元安が中国国内でのビットコイン取引を増加させる可能性はありそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である9230ドル前後の水準を抜けたことで、+2σである9970ドル前後の水準を目指す形となっています。ただ、バンドの±2σで挟まれたレンジが意識されている可能性もあり、-2σである8490ドル前後の水準も節目として意識しておいたほうが良さそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を上抜けて上昇しており、このままバンドの+2σまで上昇する可能性が高まっています。ただ、バンド幅は縮小傾向であり、市場にはエネルギーが蓄積されてきているものの、まだ大きな動きになるかどうかは不透明です。レンジ圏での動きが意識される可能性も十分にあるため、バンドの+2σまで上昇した場合はバンドの-2σの方向感に注意しながらの対応となるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっています。このまま上昇基調を維持することができるかがポイントとなりそうです。上値余地はまだ残っていることから、底堅い動きが維持される可能性は高そうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから調整が入ったものの、下値は堅く再度上昇してバンドウォークが展開される動きです。目先は再度調整の動きが意識されていますが、バンドの±2σが上昇基調となっており、まだトレンドそのものは上向きです。一時的な調整の動きがあっても下値は堅そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは上昇して高値圏での動きです。一時的な下落はあっても底堅い動きが意識されており、買い優勢の流れが意識されています。%Kが下落の勢いを強めて高値圏から転落といった動きがみられない限りはしっかりとした動きが意識されそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10000ドル:心理的な節目
9970ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9530ドル:昨日の高値

9460ドル:現在値

9230ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9120ドル:昨日の安値
9000ドル:心理的な節目
8490ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
8000ドル:心理的な節目
7000ドル:心理的な節目
3430ドル:2019年の安値

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