SEC委員長の交代はあるか?(20/6/22)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが方向感の見えにくい小動き

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 SEC委員長の交代はあるか?(20/6/22)

SEC委員長の交代はあるか?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9325.7ドル(-0.09%)
イーサリアム:229.36ドル(+0.66%)
リップル:0.18663ドル(-0.59%)
ビットコインキャッシュ:231.83ドル(+0.39%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが方向感の見えにくい小動きとなるものの、やや上値の重い展開となり、対円で100万円を割り込む動きとなっています。手掛かり材料難ではありますが、売りの流れが継続しているということができそうです。その他のコインも大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まっています。狭いレンジでの動きが維持されており、先行きもまだ大きな動きにはなりにくいところではないかとみています。

さて、なかなか承認されないビットコインETFですが、状況が急速に変化するかもしれない、といったニュースが流れています。それはトランプ大統領がSEC委員長のジェイ・クレイトン氏をNY州の連邦検事に任命する意向を表明したことにありますが、SEC委員長の後任にクリプトママとして知られているヘスター・ピアース氏が就任するのではないかといった期待感が高まっていることが要因として挙げられます

クレイトンSEC委員長は仮想通貨(暗号資産)に対して懐疑的な見方を示しており、クレイトン委員長の任期が終わるまでビットコインETFの承認は難しいといった見方が広がっていました。そしてクレイトン委員長の任期は来年の6月5日までとなっており、しばらくは仮想通貨(暗号資産)にとっても厳しい状況が続くのではないかとみられていました。

しかし、現NY州連邦検事のジェフリー・バーマン氏は辞任に関して、大統領に任命された候補者が上院で承認されることが必要としており、現状では辞任の意向を示していません。これに関してはバーマン氏がトランプ大統領の疑惑の調査を行っていることなどが今回の人事につながっていると見られており、今後の展開は予断を許さないところです。

そして、仮にクレイトン氏がSEC委員長を辞任するということになっても後任がピアース氏になるかどうかは不透明です。仮想通貨(暗号資産)業界としてはピアース氏を推したいところでしょう。しかし、トランプ大統領は仮想通貨(暗号資産)に対してそこまで積極的かというとそういったわけではなく、ピアース氏を指名する可能性は決して高いわけではないでしょう。

また、仮にピアース委員長が誕生したとしたとしても、ビットコインETFが承認されるのかというと難しい問題が残っています。それはSECの最大の責務として「米国資本市場・証券市場で投資家を保護すること」が掲げられていることでしょう。投資家保護を最大の責務として掲げている以上、ビットコインETFがスムーズに承認されるかは未だにハードルが高いと言わざるを得ません。

SEC委員長の人事は仮想通貨(暗号資産)業界で注目を集めているようですが、実際にそこまで期待通りに話が進むのかは疑問の残るところであり、過度に楽観的な見方は避けるべきではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である9550ドル前後の水準と-2σである9180ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いており、やや上値の重さが意識される状況です。この中心線と-2σが節目として意識されており、どちらをブレイクするかで今後の流れが変わってきそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線と-2σで挟まれたレンジを動いており、やや上値は重いものの方向感の見えにくい展開が継続しています。バンド幅が縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。動き出したら大きなものとなる可能性が高まっており、特に現状は上値の重さが意識されているだけに、バンドの-2σをブレイクした際は警戒感が強まるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下落基調となっています。%Kは一時持ち直す動きを見せましたが、すぐに下落に転じており、このまま下落基調を維持するかどうかに注目です。まだ%K、%Dともに下値余地を残していることから、売り優勢の展開が継続されやすいでしょう。

今日は週初ですので、週足分析をしていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから上昇して中心線を抜けて+2σを目指す格好から調整の動きが入り、目先はじり安基調です。大きな動きではないものの上値の重さが意識されており、このままバンドの中心線まで下落するかどうかに注目ですが、下落する可能性は高いのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスから下落する展開となっています。%Kが高値圏から転落しての下落となり、%Dが高値圏での推移です。下値余地は十分に残しているので、下落基調が維持された場合は売りの流れが継続しやすい展開となるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10000ドル:心理的な節目
9910ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9550ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9430ドル:昨日の高値

9330ドル:現在値

9310ドル:昨日の安値
9180ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
9000ドル:心理的な節目
3430ドル:2019年の安値

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