ビットコイン円、欧米株の上昇に連れる形で心理的節目100万円を回復(6/23朝)

22日(月)のビットコイン円相場は堅調な動き。

関連通貨:

ビットコイン円、欧米株の上昇に連れる形で心理的節目100万円を回復(6/23朝)

ビットコイン円、欧米株の上昇に連れる形で心理的節目100万円を回復

〇ビットコイン円金融市場のリスク選好ムード、ハッシュレートの持ち直し等で底堅く推移、100万円越え
〇ただし、ビットコイン円は、テクニカル的にもファンダメンタルズ的にも下落リスクが警戒される
〇特段真新しい材料が出てきたわけではなく、一巡後の反落リスクに注意が必要か
〇引き続きビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:98.0万円ー105.0万円

昨日の概況

22日(月)のビットコイン円相場は堅調な動き。①新型コロナ第2波リスク(米国や中国で感染再拡大の兆候)への警戒感から、日本時間朝方に一時99.0万円まで下落するも、②米ニューヨーク市が第2段階に移行し、レストランやバーなど屋外施設でのサービスが再開したことや、③トランプ米大統領が新型コロナ対策として国民への現金給付第2弾を支持すると表明したこと、④上記②③を背景にリスク選好ムードが広がったこと(株高・原油高→リスクアセット買い)、⑤ハッシュレートの持ち直し、⑥今週末金曜日に行使期日を迎える巨大オプション10000ドルを意識したマグネット効果(行使期日に向けて巨大建玉に吸い寄せられる現象)、⑥SECのJay Clayton長官退任を巡る一部報道(市場では同氏が退任することでビットコインETFの認可が近づくと見る向きあり)等が支援材料となり、米国時間午後にかけて、一時102.8万円まで上昇する展開となりました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間5時00分現在)では102.4万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、6/1に記録した約2ヶ月半ぶり高値110.5万円をトップに反落に転じると、6/15には、一時95.6万円まで反落しました。この間、21日移動平均線やボリンジャーミッドバンド、一目均衡表基準線及び転換線を下抜けした他、強い買いシグナルを示唆する三役好転の終了、ロングポジションの手仕舞いを示唆するRSIのダイバージェンスも発生するなど、テクニカル的にみて、「地合いの弱さ」を印象付けるチャート形状となりつつあります(※但し昨日は一目均衡表雲上限に続落を阻まれる形で反発。目先は一目均衡表転換線およびボリンジャーミッドバンドを巡る攻防に注目)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①新型コロナ第2波リスクへの警戒感(米国や中国でパンデミック再燃リスク→投資家心理の悪化)や、②欧米株や原油先物価格の不安定化(世界的な財政出動期待を背景としたリスクオン相場の巻き戻し→リスクアセット売り→資産現金化需要)、③暗号資産オプション市場におけるダウンサイドを織り込む動き、④ハッシュレートの不安定化(難易度調整大幅難化→マイナーの採算性悪化→ハッシュレート低下→ビットコイン下落への想起)など、ビットコイン相場の下落を意識させる材料が増えつつあります。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、「下落リスク」が警戒されます。昨日はリスク選好ムードを背景に堅調な動きが見られましたが、特段真新しい材料が出てきたわけではなく、一巡後の反落リスクに注意が必要でしょう(米ニューヨーク市の経済活動再開や、米国による追加景気対策は織り込み済み)。新型コロナ第2波を巡るヘッドラインや、欧米株および原油先物価格の動向(ここ数週間、ビットコインと米株の相関が高まりつつあり)、ハッシュレートやオプション市場の動きを睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:98.0万円ー105.0万円


注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、欧米株の上昇に連れる形で心理的節目100万円を回復

ビットコイン円日足

関連記事

ページトップへ戻る