ビットコイン円、約1ヵ月ぶり安値更新後にショートカバー主導で持ち直す展開(6/29朝)

週末(26日ー28日)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。

関連通貨:

ビットコイン円、約1ヵ月ぶり安値更新後にショートカバー主導で持ち直す展開(6/29朝)

週末(26日ー28日)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。

〇ビットコイン円「サンデーダウ」の下げ幅縮小等に持ち直す
〇ビットコイン円、テクニカル、ファンダメンタルズとも、上値の重さ意識される
〇第2波リスクや貿易戦争に伴うリスクオフ相場に移りつつありリスクアセットの下落に注意が必要
〇本日の予想レンジ:93.0万円ー101.0万円

昨日の概況

週末(26日ー28日)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。①新型コロナ第2波リスクへの警戒感(米国や中国を中心に感染者急増)や、②世界的な貿易戦争拡大リスク(米中対立懸念に加えて、米欧および米英貿易摩擦が再燃)、③欧米株の下落を背景とした資産現金化需要の高まり(リスクアセット売り→ビットコイン売り)、④暗号資産オプション市場のカットオフ後のガンマ剥落(値動きを膠着させていた要因の剥落)、⑤CME先物市場におけるネットショート急拡大(3/3以来の高水準)、⑥テクニカル的な地合いの弱さが重石となり、6/27には、一時約1ヵ月ぶり安値となる95.1万円まで急落しました。しかし、5/27安値94.8万円をバックに下げ渋ると、⑦サンデーダウ(土日に取引可能な米株価指数)の下げ幅縮小や、⑧短期筋のショートカバー主導で反発に転じ、本稿執筆時点(日本時間4時40分現在)では98.1万円付近まで持ち直す動きとなっております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、6/1に記録した約2ヶ月半ぶり高値110.5万円をトップに反落に転じると、6/27には、約1ヵ月ぶり安値となる95.1万円まで下落しました。この間、21日移動平均線やボリンジャーミッドバンド、一目均衡表基準線及び転換線を下抜けした他、強い買いシグナルを示唆する三役好転も終了するなど、テクニカル的にみて、「地合いの弱さ」を印象付けるチャート形状※となりつつあります。

※6/27付記事をご参照
ビットコインの価格分析:『CME先物市場でネットショートポジションは本年3月以来の高水準に

週末(26日ー28日)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。

ファンダメンタルズ的に見ても、①新型コロナ第2波リスクへの警戒感(米国や中国でパンデミック再燃リスク→欧州圏への波及拡大→投資家心理の悪化)や、②欧米株や原油先物価格の不安定化(株安・原油安→リスクアセット売り→3月のコロナショック時の相場再来を想起→リスクオフ)、③暗号資産オプション市場におけるダウンサイドを織り込む動き(リスクリバーサルがダウンサイドを織り込むBTCプットオーバーに急拡大)、④ハッシュレートの不安定化(7/1前後に予定されている難易度調整を前にした警戒感)など、ビットコイン相場の下落を意識させる材料が増えつつあります。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、「上値の重さ」が意識されます。市場のテーマは、「外出規制緩和や景気対策を通じたリスクオン相場」から「第2波リスクや貿易戦争に伴うリスクオフ相場」に移りつつあり、ここから先は、ビットコインなどリスクアセットの下落に注意が必要でしょう(第2波リスク到来→株安・原油安→リスクアセット売り→2番底形成)。新型コロナウイルスに関する続報や、欧米株の動向、米中・米欧貿易摩擦に関するヘッドライン、香港国家安全法案に関する続報(全人代は6/28から6/30の日程で審議再開)を睨みながらも、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(欧米株を睨みながらの展開を予想)。

本日の予想レンジ:93.0万円ー101.0万円

関連記事

ページトップへ戻る