データで見るビットコインの現状(20/6/29)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが金・土曜日と下値を拡大したものの、日曜日に買い戻しの動きが意識される状況となっています。

関連通貨:

データで見るビットコインの現状(20/6/29)

データで見るビットコインの現状

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9122.6ドル(+1.87%)
イーサリアム:225.16ドル(+2.81%)
リップル:0.17755ドル(+2.06%)
ビットコインキャッシュ:223.22ドル(+4.34%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが金・土曜日と下値を拡大したものの、日曜日に買い戻しの動きが意識される状況となっています。金曜日に米株が大幅に下落したことなどが嫌気される状況ではありますが、積極的に売り込む流れにはなっていません。その他のコインも軟調地合いではあったものの、日曜日に持ち直す動きとなるなど、ビットコインに連れる動きが展開されました。

さて、今回はビットコインの様々なデータを見ていくことにします。ビットコインは1万ドルが上値として意識されて目先抑えられていますが、積極的に売り込む動きにもなっておらず、下値の堅さも意識される状況です。比較的狭いレンジでの動きとなっているようにも見えるところです。

そうした中で注目すべきデータはここでも何度か挙げているハッシュレートです。ハッシュレートは今年の4月1日に史上最高値を付けてから上値が切り下がっている状況です。ただ、下値も切り上がってきており、1.1億TH/sを挟んでの動きが展開されています。半減期を経てハッシュレートが急低下する可能性なども指摘されていましたが、現状ではしっかりとした動きということができるでしょう。ただ、マイナーの動向は予断を許さないところであり、今後もハッシュレートの動向は十分に気を付けるべきでしょう。

次にマイナーの収入ですが、半減期を経て大きく下落し、今年のピークから半減している状況です。マイナーの収入に関してはドルベースであり、ビットコインの価格の伸び悩みなども大きく影響しています。2017年末から比べれば1/5程度に落ち込んでいる状況です。一時取引手数料が大幅に上昇する場面もありましたが、それも落ち着いてしまい、収入が伸び悩む状況となっています。現状のマイナーの収入の水準は2019年の4月頃の水準となっています。マイナーの収入の増減はハッシュレートに与える影響も大きい点も見逃せないところでしょう。

一方、トランザクションは上げ下げはあるものの、目先は上昇トレンドにあるとみて良いでしょう。半減期を前後してやや下落基調を強めた場面もありましたが、そこから持ち直し基調を継続しています。取引そのものは持ち直し基調にあると言えるでしょう。ただ、ピーク時の水準からは半減しており、利用の拡大はまだ道半ばといったところかもしれません。

また、世界的な取引高に関して言えば、目先は南米やアフリカなどで伸びている傾向があり、世界的にも増加トレンドにあると言えるでしょう。コロナウィルスの感染拡大が寄与しているとも言われており、今後もこういった傾向が続くのか、注目していきたいところです。

最近はここでもあまり触れていないビットコインドミナンスですが、65%前後の比較的狭いレンジでの動きが継続しており、方向感を見出しにくいところです。ビットコインドミナンスはここ1年程60-70%の水準を往来しており、やや注目度も下がっていると言えそうです。

最後に海外取引所BitfinexのBTC/USDの証拠金取引において、保有されているロングポジションとショートポジションの動向を見てみましょう。これも最近はあまり取り上げていませんが、多少の動きはあるものの、概ねロングとショートの比率が8対2で推移しています。長期にわたりロングポジションが大幅に積み上がっている局面であり、これに変化が出てくるのかどうかは今後のポイントとなりそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである8990ドル前後の水準を一時割り込んだものの、そこから買い戻しの動きが意識されています。このまま上昇した場合、上値のめどとしてはバンドの中心線である9410ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きで、一時バンドの-2σを下抜ける動きとなりました。しかし、バンドの+2σがじり安基調となっており、バンドの±2σが下落する流れとなっています。トレンドそのものは下向きながら、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくい状況となっています。調整を入れながら下値を拡大する動きとなるのではないでしょうか。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデットクロスから下落となっていましたが、%Kが持ち直す動きを見せています。とはいえ%Dは依然として下落基調であり、先行きに対する警戒感は根強いところとなっています。%Kが上昇基調を維持することができるかがポイントとなりそうですが、まだ買い意欲が強まっているといった展開にはなっていないでしょう。

今日は週初なので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線と+2σで挟まれたレンジを動いています。目先は上値の重い展開となっており、中心線を目指してじり安となっています。このまま中心線まで下落する可能性が高まっており、先行きに対する警戒感が意識されています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスからの下落です。ただ、%Kが小幅に持ち直しており、このまま上昇基調を強めるかどうかに注目です。ただ、%Kが再度下落となった場合は売り圧力が強まりやすいため、方向感に注意しながらの対応となりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10000ドル:心理的な節目
9840ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9410ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9190ドル:昨日の高値

9120ドル:現在値

9000ドル:心理的な節目
8990ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
8950ドル:昨日の安値
3430ドル:2019年の安値

関連記事

ページトップへ戻る