ビットコイン円、米主要株価指数の上昇に連れて反発するも節目100万円は回復できず(6/30朝)

29日(月)のビットコイン円相場は底堅い展開。

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ビットコイン円、米主要株価指数の上昇に連れて反発するも節目100万円は回復できず(6/30朝)

ビットコイン円、米主要株価指数の上昇に連れて反発するも節目100万円は回復できず

〇ビットコイン円米株急伸により98.9万円まで持ち直す
〇ビットコイン円テクニカル、ファンダメンタルズとも下落リスクが警戒される
〇香港国家安全法案に関するヘッドライン要注意
〇本日の予想レンジ:94.0万円ー102.0万円

昨日の概況

29日(月)のビットコイン円相場は底堅い展開。①新型コロナ第2波リスクへの警戒感や、②世界的な貿易戦争再開リスク、③欧米株の不安定化、④暗号資産オプション市場やCME先物市場におけるダウンサイドを織り込む動き、⑤テクニカル的な地合いの弱さが重石となり、6/27には、一時約1ヵ月ぶり安値95.1万円まで下げ幅を広げましたが、週明け29日は、⑥米主要株価指数の急伸(米追加景気対策への期待感や良好な米経済指標が理由)を背景に投資家心理が改善したことから、ビットコイン相場も98.9万円まで持ち直す動きとなりました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間5時20分現在)では98.7万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、6/1に記録した約2ヶ月半ぶり高値110.5万円をトップに反落に転じると、6/27には、約1ヵ月ぶり安値となる95.1万円まで下落しました。この間、21日移動平均線やボリンジャーミッドバンド、一目均衡表基準線及び転換線を下抜けした他、強い買いシグナルを示唆する三役好転も終了するなど、テクニカル的にみて、「地合いの弱さ」を印象付けるチャート形状となりつつあります(昨日は株高・原油高を背景に持ち直すも心理的節目100万円の突破は実現できず)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①新型コロナ第2波リスクへの警戒感(米国や中国でパンデミック再燃リスク→欧州圏への波及拡大→投資家心理の悪化。昨日は世界保健機関より「パンデミックは加速しており終息には程遠い」との発言あり)や、②欧米株や原油先物価格の不安定化(昨日はポジション調整主導で反発するも、上値余地は乏しい。株安・原油安→リスクアセット売り→3月のコロナショック時の相場再来を想起)、③暗号資産オプション市場におけるダウンサイドを織り込む動き(リスクリバーサルがダウンサイドを織り込むBTCプットオーバーに拡大傾向)、④ハッシュレートの不安定化(7/1に予定されている難易度調整を前にした警戒感)など、ビットコイン相場の下落を意識させる材料が増えつつあります。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、「下落リスク」が警戒されます。昨日は米主要株価指数の上昇に連れる形で反発に転じましたが、ビットコイン独自の材料が出てきたわけではなく、一巡後に反落リスクに引き続き警戒が必要でしょう(第2波リスク到来→株安・原油安→リスクアセット売り→2番底形成がメインシナリオ)。新型コロナウイルスに関する続報や、欧米株の動向、香港国家安全法案に関するヘッドライン(全人代は本日、当該法案を可決する可能性あり→米中対立激化→リスクオフ)を睨みながらも、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:94.0万円ー102.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、米主要株価指数の上昇に連れて反発するも節目100万円は回復できず

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