YCC導入とビットコインの動向(20/06/30)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが持ち直し基調を継続する動きとなっています。

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YCC導入とビットコインの動向(20/06/30)

YCC導入とビットコインの動向

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9220.9ドル(+1.08%)
イーサリアム:228.93ドル(+1.63%)
リップル:0.17892ドル(+0.78%)
ビットコインキャッシュ:224.08ドル(+0.38%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが持ち直し基調を継続する動きとなっています。米株が大きく上昇したことなどを眺め、NY時間帯に上げ幅を拡大する展開となっています。ただ、大きな動きにはなっておらず、様子見ムードは依然として根強いといったところではないでしょうか。その他のコインも底堅い動きが展開されていますが、全体期には小動きで、レンジ圏での動きが意識される局面が継続しています。

さて、FRBがイールドカーブコントロール(YCC)の導入について議論されているといった報道が以前にあり、現状ではまだ結論が出ていないようです。仮に導入に動いても短中期ゾーンではないかといった予想が多いようです。しかし、10年などの長めの期間の金利抑制に動けば、ドルに対する下押し圧力が強まるのではないか、といった思惑も市場には出ているようです。

コロナウィルスの感染拡大などの影響を受けて米国債利回りは過去最低水準に低下していますが、YCCにより長期債利回りなどがさらに下押すということになれば、住宅ローン金利などにも影響を及ぼし、景気回復に対する期待感が膨らむ一方、ドルに対する売り圧力も強まるのではないかといった見方が広がっています。

仮にYCC導入で長めの期間の金利抑制に動き、ドルに対する売り圧力が強まった場合、ビットコインなどの仮想通貨に対する買い圧力が強まる可能性はあるでしょう。ドルが下落することで、ビットコインなどへと資産を移動させるといった動きが期待できるところであり、さらに米国株式市場の上昇なども期待できる局面となり、余剰資金がビットコインへと流れ込むといった動きが起こる可能性もあるでしょう。

ただ、ドルが本当に下落するかどうかは不透明であることも事実です。確かにYCC導入で長めの期間の金利抑制に動いた場合、かなりのサプライズであり、一時的にドル売り圧力が強まる可能性は高いでしょう。ただ、米国債利回りが低下すれば必ずドルが下落するということではありません。急激なドル安が起こった場合、米政権がけん制に動く可能性もあります。とはいえ、YCCに関しては相場を大きく動かす可能性があるので、どういった結論となるかは注目しておいたほうが良いでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである8990ドル前後の水準から持ち直し基調で、バンドの中心線である9390ドル前後を目指す動きです。バンドの中心線と-2σで挟まれたレンジを動いており、この2つの価格がポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σで支えられて持ち直し、バンドの中心線を目指す動きとなっています。このまま上昇基調を維持する可能性は高いのではないでしょうか。ただ、バンドの±2σはじり安基調となっており、トレンドそのものは下向きです。戻り売り圧力が強まりやすいところであり、再度バンドの-2σまで下落する可能性は高そうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが上昇基調となっています。まだ上値余地も十分残っており、買い優勢の展開ということができそうです。%Kの方向感に注意しながらの対応となりそうですが、底堅い動きが展開されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きから上昇基調を強め、目先バンドの+2σを意識しての動きが展開されています。ここからバンドブレイク、そしてバンドウォークとなるかどうかに注目です。バンドの-2σはほぼ横ばいであり、これが下落に転じるかどうかに注目です。仮にバンド幅が拡大基調を強めれば一気に上値を拡大する動きに、そういった動きにならなかった場合はバンドの+2σで抑えられてレンジ圏での動きになっていくでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇で、高値圏での推移となっています。まだ上昇基調は維持されていますが、上値余地はほとんどありません。このまま高値圏での動きを維持するのか、それでもデットクロスから下落に転じるのかで流れが変わってきそうです。ただ、目先はまだ買い優勢の流れが維持されそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13760ドル:2019年の高値
10000ドル:心理的な節目
9790ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9390ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9240ドル:昨日の高値

9220ドル:現在値

9030ドル:昨日の安値
9000ドル:心理的な節目
8990ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3430ドル:2019年の安値

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