ヘッジファンドの清算件数が大きく増加(20/7/1)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落となって推移しています。

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ヘッジファンドの清算件数が大きく増加(20/7/1)

ヘッジファンドの清算件数が大きく増加

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9162.2ドル(-0.27%)
イーサリアム:226.02ドル(-0.65%)
リップル:0.17611ドル(-1.21%)
ビットコインキャッシュ:222.16ドル(-0.49%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落となって推移しています。その他のコインも小幅安であり、やや上値の重い展開となっています。ただ、方向感は見えにくい状況であり、様子見ムードが強まっています。その他の市場では米株が上昇し、金が約8年ぶりの1800ドルを突破するといった状況となっています。そうした中での小動きであり、気になるところではあります。

さて、コロナウィルスの第2波に対する警戒感が依然としてくすぶる状況であり、経済の先行きに対しても懸念が残る局面となっていますが、コロナウィルスの感染拡大を受け、各国地域の市場が大混乱となったことを受け、ヘッジファンドも大きな打撃を受けたものも多かったようです。

ヘッジファンド・リサーチによると1-3月期に清算を行ったヘッジファンドの件数が4年余りで最多となった模様です。去年の10-12月期に比べて50%強増加しており、かなり厳しい状況だったことが伺えます。また、逆に運用を開始したヘッジファンドは2008年10-12月期以来の少なさとなったようです。ちなみにヘッジファンドの清算件数が運用開始件数を上回ったのは7四半期連続となったようです。

ヘッジファンドが相場を大きく動かす要因の一つであると考えられていますが、仮想通貨(暗号資産)市場にとってもそれなりに大きな影響をもたらしているものと思われます。特にビットコインの先物やオプションなどが上場されたことにより、ヘッジファンドが資産の一部にビットコインを組み込むようになってきている可能性は十分にあるでしょう。それ自体は取引の活性化がはかられ、仮想通貨(暗号資産)市場にとってもポジティブな要因でしょう。しかし、清算件数が増えるということは仮想通貨(暗号資産)取引からも撤退することを意味するわけで、取引の低下などが予想されることになります。また、決済によって価格が乱高下することも考えられるでしょう。

この場でも何度か述べていますが、ヘッジファンドなどの機関投資家がポートフォリオにビットコインなどを組み込む流れは強まってきているものと思われます。それは今後の展開としては望ましいかもしれません。しかし、そういった動きが強まれば、その他の市場との相関性が高まることにつながっていくでしょう。そうなった場合、安全資産としての側面は大きく失われることとなるでしょう。実際問題としてそれが良いことであるのか、悪いことであるのかは定かではありませんが、相場を行う上ではそういった認識は常に持っておいたほうが良いのではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである9010ドル前後の水準とバンドの中心線である9350ドル前後で挟まれたレンジを動いており、小動きです。この2つの価格帯のどちらを抜けてくるかで流れが変わりそうですので、その点は注意しての対応となりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σで支えられて持ち直し、バンドの中心線を目指す動きとなっていますが、目先は-1σで抑えられる格好です。バンド幅が縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。動き出したら大きなものとなる可能性が高まってきていますので、バンドの+2σ、もしくは-2σに到達した際はバンドブレイクからバンドウォークといった動きになるかどうかを見極めたいところです。

またストキャスティクスを見ると、%Kは底打ちから上昇したものの、目先腰折れしています。このまま下落基調が強まるかどうかに注目です。一方、%Dは上昇基調を維持しています。このまま上昇基調を維持できれば、底堅い動きが展開される可能性が高まるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線と+2σで挟まれたレンジを動いており、目先は+1σを挟んでの小動きです。バンドの±2σはほぼ横ばいであり、レンジ圏での動きが継続されやすい格好です。目先は様子見ムードが強まっており、方向感の見えにくい展開が継続しそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスからの下落です。%Kは目先小幅に持ち直すなど、一時的に上昇する場面はありますが、トレンドそのものは下向きです。%Kが再度下落するようなことになれば下値余地は十分に残っているため、売りの流れが継続する展開となるのではないかとみています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10490ドル:2020年の高値
10000ドル:心理的な節目
9680ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9350ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9210ドル:昨日の高値

9160ドル:現在値

9080ドル:昨日の安値
9010ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
9000ドル:心理的な節目
4000ドル:2020年の安値

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