米雇用統計に注目か?(20/7/2)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。

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米雇用統計に注目か?(20/7/2)

米雇用統計に注目か?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9245.0ドル(+1.01%)
イーサリアム:231.37ドル(+2.50%)
リップル:0.17673ドル(+0.49%)
ビットコインキャッシュ:224.33ドル(+1.15%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。その他のコインも小幅に上昇するなど、底堅い動きが意識されています。ただ、大きな動きにはなっておらず、依然として様子見ムードが意識される局面が継続しています。特段大きな材料には欠ける状況ではありますが、市場全体のリスク志向の動きが下値を支えているところとなっています。

さて、今週は金曜日が米国市場が独立記念日の祝日で休場となるため、米雇用統計の発表が今日行われます。コロナウィルスの感染拡大で急激に悪化した労働市場ですが、ここ最近の統計では急激な持ち直しを見せています。今回の雇用統計でもこういった動きが維持されれば、米経済に対する警戒感が和らぎ、株式市場などを押し上げる要因となり得るでしょう。

しかし、その一方でFRBなどの金融当局者は雇用統計が現状の労働市場を正しく反映していないと指摘しています。例えば無給休暇中でコロナ終息後は職場復帰する予定の人や一時解雇の状態で職探しが出来ない人などをうまく捉えられていない、といった批判が出てきています。しかし、仮にこういった人々を分類した場合、失業率が跳ね上がる可能性もあるため、データの継続性などの問題もあってなかなか難しいところではあります。

今回の雇用統計に関してはとりあえずは改善に向かうといった予想がなされていますが、それに伴い安心感が広がるのかといったところは上記の理由により懸念が残るところです。どういった数値であろうとも議論が巻き起こるでしょう。仮に市場予想よりも悪い数字が出た場合はここまでの楽観的な見方が一気に巻き戻されてリスク回避的な動きが強まるといった展開も考えられるでしょう。

リスク回避的な動きが急激に強まるといった展開は現状では可能性は低いとみています。ただ、仮にダウが急落など言うことになれば、仮想通貨(暗号資産)市場にとっても売り圧力が強まることになるでしょう。ただでさえビットコインは10000ドルを割り込み上値の重い展開となっている状況下で売り圧力が強まった場合は投げ売りを巻き込む可能性が出てきます。そうなったらしばらくは厳しい状況が継続しかねないでしょう。

コロナウィルスの第2波に関しては米国で特に警戒される状況となっています。『米ヒューストン地区で集中治療室患者が受け入れ能力102%に達する』、『米カリフォルニア州、新型コロナ感染1日で過去最多の9740人』といったニュースが昨日、相次いで入ってきています。日本も東京などで感染者が増加傾向にありますが、米国はかなり状況が悪化してきているように見えるところです。コロナウィルスのワクチン開発などに期待が高まっていますが、現状は予断を許さない局面にあります。そして、これが再度経済に打撃を与える可能性は十分にあります。直近で株価は押し戻しており、仮想通貨(暗号資産)の下支え要員となっているところですが、先行きに関してはまだまだ楽観できない状況ということができそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは依然として日足のボリンジャーバンドの-2σである9010ドル前後の水準とバンドの中心線である9350ドル前後で挟まれたレンジを動いており、方向感の見えにくい展開です。動き出したら大きくなる可能性もあるので、この2つの価格は意識しておいたほうが良さそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σで支えられて持ち直し、バンドの中心線を目指す動きとなっています。大きな動きではないものの、じり高基調であり、そろそろ中心線に到達しそうです。ここを突破するのか、それとも抑えられるのかで流れが変わってきそうです。バンドの±2σが横ばいであり、目先は大きな動きにはなりにくいところです。ただ、バンド幅は比較的狭いので、バンドの+2σ、もしくは-2σをブレイクした場合はバンドウォークとなる可能性も十分にあるので注意したいところです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは上昇基調となっています。ゴールデンクロスからの上昇であり、目先は買い優勢の流れということができそうです。上値余地も十分に残っているため、バンドの中心線をブレイクする可能性もあるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きが展開されていましたが、一気に上昇してバンドの+2σをブレイクする展開となっています。しかし、バンドの+2σからの乖離が大きくなったために調整の動きが入っています。ただ、バンド幅は拡大基調を継続しており、ここからバンドウォークが展開される可能性もあるでしょう。バンドの-2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%Kは上昇して高値圏に入ったものの、目先は下落に転じて高値圏から転落しています。一方、%Dは上昇して高値圏に入っています。まだ底堅い動きが意識されそうですが、%Kが下落基調を継続した場合、%Dも天井打ちから下落となる可能性が高まりそうです。%Dの方向感に注目といった状況となっています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10490ドル:2020年の高値
10000ドル:心理的な節目
9690ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9350ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9300ドル:昨日の高値

9250ドル:現在値

9110ドル:昨日の安値
9010ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
9000ドル:心理的な節目
4000ドル:2020年の安値

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