アクティブサプライの割合(20/7/6)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインがやや上値の重い展開となって推移しています。

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アクティブサプライの割合(20/7/6)

アクティブサプライの割合

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9025.0ドル(-1.26%)
イーサリアム:225.23ドル(-1.78%)
リップル:0.17628ドル(-1.06%)
ビットコインキャッシュ:220.19ドル(-2.44%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインがやや上値の重い展開となって推移しています。土曜日は持ち直す動きを見せたものの、日曜日に反落しています。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが維持されています。その他のコインも大きな動きにはなっておらず、仮想通貨(暗号資産)市場全体が方向感の見えにくい流れです。米雇用統計を通過したことで、手掛かり材料難が強く意識されています。しばらくはこういった動きが継続する可能性は高そうです。

さて、非常に狭いレンジでの動きが継続する中で、仮想通貨(暗号資産)ファンドのStack Fundsがレポートでアクティブサプライの割合が低下しているといったことを指摘しています。アクティブサプライの割合とは、現在供給されているビットコインのうち、90日間で最低1回でも取引されたものの割合を示すものとなっています。

これによると、アクティブサプライの割合は2017年の10月頃に36%前後の水準を付けてピークに到達し、そこからは下落基調となって2018年の9月頃は17%前後にまで下落しています。その後、価格が急落した2018年の11月頃に25%前後に上昇したものの、2019年に入り再度17%前後にまで下落し、そこからは上げ下げを繰り返しながらの動きが展開されています。そして、現状は下落基調となって17%前後にまで再度落ち込んできている状況となっています。

レポートによると、このアクティブサプライの割合が過去の価格動向に影響を与えているとし、現状の割合の低下は投資家がより長期にビットコインを保有していることを示しており、それはビットコインの潜在的な上昇を予想している証拠であると指摘しています。そして、2017年の8月頃や2019年の2月頃の上昇相場の際、アクティブサプライの割合が上昇していることから、今回のアクティブサプライの割合の低下局面が終了して反発に転じた場合、価格も上値を拡大するのではないか、といった予想をしています。

しかし、Stack Fundsが示したチャートを見る限り、ビットコインの価格とアクティブサプライの割合との相関性に関しては疑問が残ることも事実です。例えば、2018年の11月にビットコインは急落していますが、アクティブサプライの割合は急上昇しています。さらに2020年の2月からの急落局面でもアクティブサプライの割合は上昇しています。

そもそも、投資家がビットコインの取引を行うのはどのような時か、と言われれば、価格変動の大きな局面ということになるでしょう。つまり、価格が大きく動いたことで利食いにせよ損切りにせよ行動を起こす必要に迫られます。つまり、ビットコインの価格とアクティブサプライの割合が相関するというよりもビットコインのボラティリティとアクティブサプライの割合が相関すると判断するのが正しいのではないでしょうか。であるならば、ビットコインの価格が上昇・下落どちらにせよ大きな動きとなった場合はアクティブサプライの割合も上昇するということになるでしょう。

とはいえ、現状のアクティブサプライの割合は17%と非常に低い水準にあることは事実であり、投資家が様子をうかがっていることは間違いのないところかと思います。つまり、ビットコインの価格が動き出したら、これまで様子見をしていた投資家も一斉に動き出す可能性が高まっているといえるでしょう。それがさらに大きな価格変動をもたらす可能性についてはしっかりと頭に入れておく必要がありそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである8900ドル前後の水準とバンドの中心線である9280ドル前後で挟まれたレンジを動いています。やや上値の重さが意識されている状況で、特に-2σが重要な節目となるのではないかとみています。また、心理的な節目である9000ドルも意識しておいたほうが良さそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-1σを挟んでの小動きが継続しています。ただ、バンドの±2σがじり安基調となっており、トレンドそのものが下向きといった展開となっています。バンドの-2σまで下落する可能性が高まっており、先行きに対する警戒感が強まっています。バンドの-2σまで下落した場合、バンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性が出てくるため、バンドの+2σの方向感に注意する必要があるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは下落の流れが意識されています。一時的に持ち直す場面もありますが、上値の重い展開が継続しており、売り優勢の流れが意識される状況です。%Kは下値圏に入っているので、これが持ち直すかどうかが目先のポイントとなりそうです。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σと中心線で挟まれたレンジを動いており、目先はやや上値の重さが意識されています。バンド幅は縮小傾向となっており、大きな動きにはなりにくい局面となっています。このままバンドの中心線まで下落するかどうかに注目が集まりそうです。バンド幅はそこまで狭くはなく、市場にはまだエネルギーが蓄積されている形にはなっていません。現状は方向感の見えにくい状況ということができそうです。

ストキャスティクスで見るとデットクロスからの下落となっています。%K、%Dは高値圏から転落しての動きであり、下落基調を継続しています。流れとしては売り優勢であり、下値余地も残していることからしばらくは売り圧力が強まりそうです。このままバンドの中心線まで下落する可能性は十分にあるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10490ドル:2020年の高値
10000ドル:心理的な節目
9660ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9280ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9150ドル:昨日の高値

9030ドル:現在値

9000ドル:昨日の安値
9000ドル:心理的な節目
8900ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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