デジタル人民元の試験運用(20/7/9)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。

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デジタル人民元の試験運用(20/7/9)

デジタル人民元の試験運用

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9443.3ドル(+1.91%)
イーサリアム:246.28ドル(+3.20%)
リップル:0.2031ドル(+9.44%)
ビットコインキャッシュ:243.39ドル(+2.62%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。ビットコインは対円で100万円を回復しており、ここからさらに上値を拡大することができるかどうかに注目が集まりそうです。その他のコインもリップルを中心に大幅に上昇する展開となっており、リップルは対ドルで0.2ドルを突破する展開となっています。ハイテク株中心のNASDAQが史上最高値を更新する動きを見せており、ダウの上昇基調なども好感される展開となっています。

さて、中国大手配車サービスのDidiがデジタル人民元の試験運用を行うため、タスクフォースを結成したというニュースが入ってきています。Didiは中国人民銀行・デジタル通貨研究所と戦略的パートナーシップを結びデジタル通貨電子決済、あるいはデジタル人民元の普及をサポートしていくと発表しています。

Didiは中国トップの配車サービス企業で、ソフトバンクやアップル、アリババなどが出資しています。物流や配送なども展開しており、中国におけるユーザー数は5億人を超えると言われています。現状ではまだ詳細は明らかになっていませんが、こういった運用が拡大していけば、仮想通貨(暗号資産)市場にとっても大きなインパクトを与えていくこととなるでしょう。

ただ、そのインパクトが仮想通貨(暗号資産)市場に取ってポジティブなものとなるかは定かではありません。デジタル人民元に限らず、中央銀行デジタル通貨はビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)とは競合する関係にあり、中央銀行デジタル通貨の普及が拡大すれば、ビットコインなどは通貨としての利用が低調となる可能性があるのではないかと考えています。

もちろん、国家による監視など中央銀行デジタル通貨に対する警戒感は根強く、非中央集権的なビットコインなどに対する需要が逆に高まる可能性はあると考えています。ただ、中央銀行デジタル通貨の普及のためにビットコインなどを規制するといった動きが展開される可能性は十分にあるのではないでしょうか。特に中国ではそういった流れとなるのではないかと懸念しています。

デジタル人民元の普及に関しては現状ではスムーズにはいかないのではないかと考えていますが、世界的に見て中国が先行して動いていることは事実でしょう。こうした動きが欧米や日本の中央銀行の動きを活発化させ、開発・運用が予想外に早まる可能性は否定できません。そうなれば仮想通貨(暗号資産)への規制などの枠組みも急ピッチで作られる可能性は頭に入れておいたほうが良さそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である9260ドルを意識しての動きから上昇基調が強まっています。バンドの+2σである9610ドルを目指す動きであり、+2σまで到達するか、そしてそこをブレイクするかがポイントとなっていきそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きから買い意欲が強まり、バンドの+2σを目指す動きとなっています。このまま+2σまで上昇する可能性が高まっており、買い優勢の流れです。バンドの±2σはほぼ横ばいであり、目先はレンジ圏での動きが意識されるところです。ただ、バンド幅は比較的狭いのでバンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性も十分にあるでしょう。バンドの+2σに到達した場合は注意が必要であり、バンドの-2σの方向感に注目が集まりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇で、%Kは高値圏に入っています。上値余地はほとんどありませんが、高値圏での動きを維持することができるかどうかに注目です。一方、%Dもそろそろ高値圏に入りそうで、底堅い動きが意識されやすいところです。目先は買い優勢の流れと言えそうですが、%Kの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから調整の動きが入ったものの、バンドの中心線まで下落せずに再度上昇してバンドの+2σに到達する動きです。ただ、バンドの±2σが上昇基調にあり、トレンドそのものは上向きながらもバンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくく、目先は上値の重さも意識される流れです。一時的には調整の動きが入る可能性は高いでしょう。

ストキャスティクスで見るとデットクロスから下落の流れとなっていましたが、持ち直しから上昇して高値圏での推移です。ただ、%Kが天井打ち気配となっており、ここから下落基調を強めるかどうかに注目が集まります。%Dはじり高基調であり、しっかりとした動きとなっています。%Kが高値圏での動きを維持できるかどうかに注目といった状況と言えそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10490ドル:2020年の高値
10000ドル:心理的な節目
9610ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9460ドル:昨日の高値
9440ドル:現在値
9270ドル:昨日の安値

9260ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

9000ドル:心理的な節目
8920ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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