金は大きく上昇しているが・・・(20/7/10)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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金は大きく上昇しているが・・・(20/7/10)

金は大きく上昇しているが・・・

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9251.5ドル(-2.04%)
イーサリアム:241.58ドル(-1.97%)
リップル:0.20082ドル(-1.04%)
ビットコインキャッシュ:237.43ドル(-2.54%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。ビットコインはNY時間帯が始まると、ダウの大幅下落を眺めて売り圧力が強まる展開となっています。コロナウィルスの第2波に対する警戒感などから市場全体にリスク回避的な動きが強まり、仮想通貨(暗号資産)市場にも売り圧力を強める結果となっています。その他のコインも上値を抑えられる流れとなっています。

さて、ビットコイン強気派のマイク・ノボグラッツ氏がCNBCのインタビューでここまで大きく上昇している金よりもビットコインに投資すべきだと主張したようです。金は昨日は下落したものの、1オンス1800ドル台を維持する動きを見せており、2011年以来の高値水準となっています。金はコロナウィルスの拡大により市場全体が急落した3月の水準から300ドル超も押し戻しており、しかもまだ上値を拡大する動きを見せています。

ノボグラッツ氏は金の上昇に関してはFEBのハト派的な金融政策による過剰流動性がもたらしたもので、金に限らず資産価格の上昇は始まったばかりと指摘しています。しかし、ビットコインの購入にまだハードルが存在しているために価格の上昇が抑えられている段階だとしています。しかし、今後ビットコインの購入は容易となることが予想され、それに伴い金を上回る上昇を見せる可能性があると主張しています。

この主張に関してですが、おそらくそういった動きを見せるのではないかと考えています。私もビットコインの先行きに関しては楽観視しており、価格的にも長期的に見れば上昇する可能性が極めて高いと考えています。しかし、その一方で金と比較する必要性を感じません。現状の金の上昇要因は過剰流動性もさることながら、米国債利回りの低下などに伴う買いや、コロナウィルスの第2波に対する懸念による安全資産への逃避の動きが意識されているのではないかと思われます。そういった資産とビットコインを比較する必要はないのではないでしょうか。

また、ボラティリティの面でも金とビットコインは大きな違いがあります。であるならば、金よりもビットコインに投資すべきという考えではなく、どちらにもうまく資金を振り分ければよいのではないでしょうか。そもそも、現状は金のほうがビットコインよりも投資環境が良いのであれば、金からビットコインへと資金を振り分ける必要はありません。ビットコインの投資環境が整った場面や、金の投資環境が悪化した場面で考えるべきことではないでしょうか。

ビットコインに限った事ではありませんが、今回のようないわゆるポジショントークは一歩引いた眼で眺める必要があるでしょう。また、いずれ環境が良くなるなどと言った発言はそこにたどり着く前に一度急落しているなどと言うこともあり得ます。その時に市場から退場を余儀なくされるということは一番避けたいところです。市場には様々な意見がありますが、自分の考えと違った意見を積極的にみていく姿勢も重要ではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である9260ドルを意識しての動きです。バンドの+2σである9610ドル前後の水準と-2σである8910ドル前後の水準で挟まれたレンジをしばらくは動きそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きが展開されています。バンドの+2σを目指す動きが昨日の下落により修正され、バンドの中心線を挟んでの動きとなっています。このまま中心線を下抜けるのか、中心線で支えられて再度バンドの+2σを目指すのかで目先の流れが変わってきそうです。現状は方向感の見えにくいところであり、大きな動きにはなりにくそうですが、バンド幅は比較的狭く、エネルギーが蓄積されている点は頭に入れておいたほうが良いでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%Kが天井打ちから下落しています。下落の勢いが強く、このまま下落基調を維持するのかに注目です。一方、%Dは上昇基調を維持しています。ただ、上昇の勢いが弱まっており、このまま上昇基調を維持することができるかがポイントとなりそうです。まだ下値の堅さが意識されそうですが、%Dの方向感には注意したいところでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから調整の動きが入り、一気にバンドの中心線を抜けて下落する動きとなっています。ただ、目先はバンドの中心線まで下落せずに持ち直しており、このままバンドの中心線まで押し戻せるかに注目が集まります。バンドの±2σはほぼ横ばいであり、方向感の見えにくい状況となっています。バンド幅もそこまで狭いわけではないので、目先はレンジ圏での動きが意識されやすい流れとなりそうです。

ストキャスティクスで見るとデットクロスから下落の流れとなり、下値圏での推移です。ただ、%Kが底打ちから持ち直しており、このまま上昇基調を維持して下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目です。%Dは下値圏での動きであり、下値余地は少ないものの持ち直す動きは見せていないため、やや上値の重さが意識されやすい状況と言えそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10490ドル:2020年の高値
10000ドル:心理的な節目
9610ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9450ドル:昨日の高値
9260ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

9250ドル:現在値

9220ドル:昨日の安値
9000ドル:心理的な節目
8910ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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