1万ドルを意識しての動き(20/7/27)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移となっています。

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1万ドルを意識しての動き(20/7/27)

1万ドルを意識しての動き

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9909.8ドル(+1.78%)
イーサリアム:310.50ドル(+1.56%)
リップル:0.21557ドル(-0.19%)
ビットコインキャッシュ:246.28ドル(-2.46%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移となっています。その他のコインも日曜日にビットコインキャッシュなどが下落していますが、買い優勢の流れが展開されています。ビットコインは一時対ドルで1万ドルを回復する動きを見せており、ここにきて買いの流れが強まる展開です。

さて、直近の上昇に関しては様々な要因がありそうで、いくつか挙げていこうと思います。まず、Blockchain.comによると、24日にハッシュレートが史上最高値を更新する動きとなっています。先々週はやや低下傾向にありましたが、1億TH/sを割り込まずに持ち直して上値を更新する展開です。ハッシュレートの増加はビットコインの先行きに対する楽観的な見方を強めるだけに、今後の動向に注目が集まるところです。

また、トランザクション数も増減はあるものの上昇基調にあり、そうした動きを受けてか取引手数料も上昇基調を強めています。価格の上昇と取引手数料の増加がマイニング収入の増加をもたらし、ハッシュレートの上昇へとつながる好循環が継続されるかがポイントとなりそうです。ただ、マイニング収入は半減期前の半分程度であり、まだまだ楽観は出来ないところかと思われます。

アルトコインの上昇がビットコインにも波及したという見方もあります。ビットコインドミナンスは依然として60%を超える水準で推移していますが、ここ最近は低下傾向です。ビットコインドミナンスが低下する場面では仮想通貨(暗号資産)市場全体が上昇するといったことが起こりやすく、アルトコイン主導でビットコインも上昇といった動きが強まる可能性はあるでしょう。

さらには世界的なリスク志向の動きがビットコインに対する買い意欲を強める展開です。これに関してはこれまでの方向感の見えにくい展開との整合性がつけにくいところですが、株高や債券利回りの低下、ドルの軟調などといった動きが本来的にはビットコインなどには買い材料となりやすいところであり、上昇の下地は整っていたということも出来なくはないでしょう。とはいえ、このリスク志向の動きがどこまで続くのかといった点は懐疑的な見方も多く、特にコロナウィルスの影響が懸念される米国で雇用統計が急激に悪化などといった流れからこれまでの上昇が巻き戻される可能性も否定できないところです。目先は各国地域の中銀が下支えしていますが、それも際限なく支えることはできません。その意味でも現状はしっかりしていますが、経済指標などには注意を払うべきではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである9770ドル前後の水準を上抜けて推移しており、上値のめどが見えにくいところです。心理的な節目である10000ドルがポイントとなりそうで、ここを超えた場合は今年の高値10490ドルが意識されそうです。調整が入った場合はバンドの中心線である9360ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをブレイクしてのバンドウォークが展開されています。バンドの-2σは下落基調となっており、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドウォークであり、ここからさらにバンドウォークを継続して上値を拡大といった動きになる可能性は十分にあるでしょう。バンドの-2σの方向感に注意しながらの対応となりそうですが、これが横ばいから上昇とならない限りは安易な戻り売りは危険でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスから上昇して高値圏に入っていましたが、ここにきて天井打ちから下落する流れです。まだ高値圏での動きですが、デットクロスが意識されており、このまま下落基調を継続するかに注目です。高値圏での推移を続けることができれば上昇基調が維持されそうで、目先は%Kの動きに注意といったところではないでしょうか。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線と+2σで挟まれたレンジを動いており、目先は+1σを挟んでの動きとなっています。底堅い動きがみられており、このまま+2σまで助長するかどうかに注目です。バンド幅は縮小傾向を強めており、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていくものと思われます。ただ、まだバンド幅自体は広いので、目先はレンジ圏での動きが意識されやすいのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデットクロスから下落していましたが、ここにきて持ち直し基調を強めており、%Kは再度高値圏に入っています。買いの流れが意識されており、底堅い動きが展開されそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10490ドル:2020年の高値
10010ドル:昨日の高値
10000ドル:心理的な節目

9910ドル:現在値

9770ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9690ドル:昨日の安値
9360ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9000ドル:心理的な節目
8960ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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