ついに資金の流れが仮想通貨(暗号資産)市場に到達か?(20/7/28)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移となっています。

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ついに資金の流れが仮想通貨(暗号資産)市場に到達か?(20/7/28)

ついに資金の流れが仮想通貨(暗号資産)市場に到達か?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10882.9ドル(+9.83%)
イーサリアム:323.57ドル(+4.02%)
リップル:0.22601ドル(+4.76%)
ビットコインキャッシュ:269.61ドル(+8.65%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移となっています。その他のコインも大幅上昇となっており、ここにきて急激に仮想通貨(暗号資産)市場全体に資金が流入する展開となっています。相場環境が急激に変化したわけではなさそうですが、ビットコインが10000ドルをはっきりと上回ったことで、追撃買いが強まる状況となったのではないかとみています。

相場環境としては、米株が底堅い動きを継続し、ダウは100ドル超の上昇となっています。市場には米中対立の激化やコロナウィルスの第2波に対する警戒感は依然として根強いものの、株式市場は楽観的なムードが強まっています。足元の経済指標が比較的堅調に推移していることなどが好感されている状況でしょう。

そして、今回の仮想通貨(暗号資産)市場全体を押し上げた要因と思われるのが、米国の金融政策の先行きに対する思惑で、ハト派的な政策が強まるのではないかといったものがありそうです。これが米国債利回りの上値を抑え、ドルに対する売り圧力を強める結果となっています。昨日の米国債利回りは株高を受けて上昇していますが、かなり低い水準で抑えられています。仮にドルが下落すれば、ビットコインの対ドルでの価格は相対的に上昇します。これまではドルの上値が抑えられているにもかかわらずビットコインは方向感の見えにくい展開となっていましたが、ここにきてようやく資金が仮想通貨(暗号資産)市場にも流れ始めたということになりそうです。

米国の金融政策に関しては金余りの現象をもたらしていることも見逃せないところでしょう。これにより、現金を投資に振り向ける動きが強まります。昨日も指摘しましたが、『株高や債券利回りの低下、ドルの軟調などといった動きが本来的にはビットコインなどには買い材料となりやすいところであり、上昇の下地は整って』おり、それがこのタイミングで買いの流れを強める結果となったといえるかもしれません。

問題はなぜこのタイミングだったのかというところですが、株価の上昇がバブルではないかといった警戒感があり、株式市場から資金の一部をその他の資産に移したいとの思惑があった可能性はありそうです。そして、その移動先として意識されていた金や米国債も買われ過ぎが意識される水準に達しています。つまり、選択肢が限られる中で仮想通貨(暗号資産)市場へと資金が流れ込んだのではないか、とみています。この仮定が正しいとするならば、まだしばらくは資金の流入が期待できる局面が継続するのではないかとみています。とはいえ、株式市場が本当に行き過ぎから急落となった場合は何度も書いている通り現金化の流れが強まることが予想されるので、その点は頭にしっかりと入れておきたいところです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである10220ドル前後の水準を大きく上回る水準まで上昇しており、年初の高値である10490ドルをも突破しての動きです。上値のめどが見えにくいところですが、価格の節目である11000ドル前後がまずは意識されるのではないでしょうか。調整に入った場合は+2σや10000ドルが意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをバンドウォークする展開から、一気に上値を拡大しています。バンドの-2σは下落基調を強めており、バンド幅は急激に拡大しています。バンドウォークを継続する可能性は高そうですが、バンドの+2σからの乖離が大きくなりすぎており、その調整が入る可能性はありそうです。ただ、一時的に調整が入ってもトレンドは上向きを維持する可能性は十分にあるので、その点は注意したいところです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスから上昇して高値圏での動きです。一時的に下落する場面もありましたが、再度しっかりとした動きとなっています。現状は上値余地がほとんどありませんが、高値圏での動きを維持することができるかがポイントとなっていきそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをバンドウォークする展開となっています。バンドの-2σが下落基調となっており、バンド幅の拡大を伴いながらの上昇です。目先はややバンドの+2σからの乖離が大きくなっており、一時的に調整の動きが入る可能性はありますが、バンドウォークを継続する可能性は十分にあり、安易な戻り売りはリスクが高いでしょう。バンドの-2σの動きを見極めながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは一時的な上げ下げはあるものの、基本的には高値圏での推移を継続しており、底堅い動きが展開されています。流れは買い優勢の動きであり、特に%Dが高値圏から外れてこない限りは積極的には売りにくいところとなっています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

11000ドル:心理的な節目
10880ドル:2020年の高値
10880ドル:昨日の高値

10880ドル:現在値

10220ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10000ドル:心理的な節目
9950ドル:昨日の安値
9440ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
9000ドル:心理的な節目
8670ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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