ビットコイン円、年初来高値を更新し、一時約11ヵ月ぶり高値圏へと急上昇(7/29朝)

28日(火)のビットコイン円相場は年初来高値更新後に反落。

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ビットコイン円、年初来高値を更新し、一時約11ヵ月ぶり高値圏へと急上昇(7/29朝)

ビットコイン円、年初来高値を更新し、一時約11ヵ月ぶり高値圏へと急上昇

〇ビットコイン円一時119.2万円まで急伸約11か月ぶり高値
〇米中対立激化、ドル全面安を背景の危険避難需要、アルトコインの堅調、テザー大規模発行が支援材料
〇テクニカルな地合いの強さ見られるも、ファンダメンタルズ的な弱さが続伸を阻むシナリオを想定
〇本日の予想レンジ:108.0万円ー118.0万円

昨日の概況

28日(火)のビットコイン円相場は年初来高値更新後に反落。①米中対立激化を背景とした逃避目的のビットコイン買い需要(米ドル独歩安の流れを受けてUSDT→BTCへの資金シフトが加速)や、②暗号資産オプション市場におけるトップサイドを織り込む動き(リスクリバーサルにてBTCコールオーバーが一段と拡大→オプション勢のロスカットを巻き込む動き)、③相次ぐ金融緩和や世界的な財政不安を背景とした法定通貨の減価懸念(法定通貨のインフレリスク→金価格が史上最高値更新→デジタルゴールドと称されるビットコインにも資金流入。ビットコインはツイッターの検索ワードでトレンド入り)、④アルトコイン相場の堅調推移(Defi銘柄を中心にアルトコインがバブルの様相)、⑤USDT(テザー)の大規模発行(ショート勢の大規模ロスカットを誘発)が支援材料となり、日本時間早朝にかけて、年初来高値となる119.2万円まで急伸しました(2019年8月13日以来、約11ヵ月ぶり高値)。もっとも、海外時間に入ると、短期間で上げ過ぎた反動(利食い売り)や、金価格や銀価格の急落、新型コロナウイルスの感染再拡大(リスク回避ムードの再燃)が重石となり、本稿執筆時点(日本時間午前4時45分現在)では、115.3万円付近まで押し戻される動きとなっております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、6/27に記録した安値95.1万円をボトムに反発に転じると、昨日(7/28)は一時119.2万円(年初来高値を更新し、約11ヶ月ぶり高値圏)まで急伸しました。この間、一目均衡表基準線や転換線、ボリンジャーミッドバンドや一目均衡表雲上限を上抜けした他、強い買いシグナルを示唆する三役好転や、強い上昇トレンド入りを示唆するバンドウォークも発生するなど、テクニカル的にみて「地合いの強さ」を印象付けるチャート形状となっております。

但し、ファンダメンタルズ的に見ると、①新型コロナウイルス第2波を巡る懸念(米国にて消費者信頼感指数が予想外に悪化した他、メジャーリーグ機構(MLB)が一部の試合延期を発表するなど、外出規制再開への警戒感)や、②米中対立激化の恐れ(世界的なドル売りの流れが最終的にリスクアセット売りに繋がる恐れ)、③欧米株及び原油先物価格の割高感、④アルトコインに見られるバブルの様相(大規模なポジション調整リスク)など、ビットコイン円相場の反落を想起させる懸念材料は少なくありません(世界的な金融緩和によって実体経済とマーケットが大きく乖離→一部の市場でプチバブル発生→FOMC通過後の過剰流動性相場の逆流に警戒)。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的に「地合いの強さ」が見られるものの、ファンダメンタルズ的な弱さが続伸を阻むシナリオが想定されます(※昨日の日本時間朝方に大規模なショートカバーが発生し、ポジションが相応に軽くなったことから、ここから先は新規のショートエントリーに要警戒)。新型コロナ第2波リスクを巡るヘッドラインや米中対立激化に関する続報、欧米株や商品市況(特に金価格)の動向、アルトコイン相場の動き(特にDefi銘柄のバブルが続くか否か)、オプション市場のプライスアクション、米FOMCの結果(パウエルFRB議長が記者会見でハト派寄りのメッセージを伝えるか否か)を睨みながらも、本日はビットコイン円相場の反落(年初来高値更新に伴う達成感から上値が重くなる展開)を予想いたします。

本日の予想レンジ:108.0万円ー118.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、年初来高値を更新し、一時約11ヵ月ぶり高値圏へと急上昇

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