ビットコイン円、高値圏で一進一退。FOMC通過後の材料出尽くし感に要注意(7/30朝)

29日(水)のビットコイン円相場は底堅い動き。

関連通貨:

ビットコイン円、高値圏で一進一退。FOMC通過後の材料出尽くし感に要注意(7/30朝)

ビットコイン円、高値圏で一進一退。FOMC通過後の材料出尽くし感に要注意

〇ビットコイン円米国時間に118.5万円まで上昇
〇テクニカル的には地合いの強さを印象付けるチャート形状
〇アルトコインに見られるバブル調整リスク等ファンダメンタルズは懸念材料多い
〇FOMC通過後の材料出尽くし感から上値が重くなる展開予想
〇本日の予想レンジ110.0万円ー120.0万円

昨日の概況

29日(水)のビットコイン円相場は底堅い動き。①米中対立激化を嫌気した逃避目的のビットコイン買い需要(中国主導のUSDTからBTCへの資金シフトの思惑)や、②相次ぐ金融緩和や世界的な財政不安を背景とした法定通貨の減価懸念(法定通貨のインフレリスク→金価格が史上最高値更新→デジタルゴールドと称されるビットコインに資金流入。日本時間早朝に発表された米FOMCでも積極的な緩和方針の継続を示唆)、③暗号資産オプション市場におけるトップサイドを織り込む動き(オプション勢のロスカットを巻き込む動き)、④アルトコインの堅調推移、⑤USDT(テザー)の相次ぐ発行が支援材料となり、米国時間にかけて、高値118.5万円まで上昇しました。しかし、前日記録した年初来高値119.7万円をバックに伸び悩むと、引けにかけて小反落し、本稿執筆時点(日本時間午前4時30分現在)では、117.9万円前後まで押し戻される展開となっております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、6/27に記録した安値95.1万円をボトムに反発に転じると、7/28には、一時119.7万円(約11ヶ月ぶり高値圏)まで急伸しました。この間、一目均衡表基準線や転換線、ボリンジャーミッドバンドや一目均衡表雲上限を上抜けした他、強い買いシグナルを示唆する三役好転や、強い上昇トレンド入りを示唆するバンドウォークも発生するなど、テクニカル的にみて「地合いの強さ」を印象付けるチャート形状となっております。

但し、ファンダメンタルズ的に見ると、①新型コロナウイルス第2波を巡る懸念や、②米中対立激化の恐れ、③欧米株及び原油先物価格の割高感(上記①②がリスクアセット売りに繋がる恐れ=過剰流動性相場の逆流リスク)、④アルトコインに見られるバブルの様相(大規模なポジション調整リスクを孕んでいる状態)など、ビットコイン円相場の反落を想起させる懸念材料は少なくありません。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的に「地合いの強さ」が見られるものの、ファンダメンタルズ的な弱さが続伸を阻むシナリオが想定されます(昨日も結局前日高値を更新出来ず)。新型コロナ第2波リスクを巡るヘッドラインや米中対立激化に関する続報、アルトコインの動き(アルトコインバブルの持続性)、オプション勢のポジショニング、米FOMC通過後の伝統的金融市場の反応(特に欧米株や米ドル、ゴールドの動き)を睨みながらも、本日はビットコイン円相場が伸び悩む展開(FOMC通過後の材料出尽くし感から上値が重くなる展開)を予想いたします。

本日の予想レンジ:110.0万円ー120.0万円

ビットコイン円、高値圏で一進一退。FOMC通過後の材料出尽くし感に要注意

ビットコイン円日足

関連記事

ページトップへ戻る