楽観的な見方は継続する?(20/7/31)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

関連通貨:

 楽観的な見方は継続する?(20/7/31)

楽観的な見方は継続する?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:11141.5ドル(-1.49%)
イーサリアム:336.19ドル(+3.83%)
リップル:0.24710ドル(+1.52%)
ビットコインキャッシュ:296.28ドル(+1.73%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。調整の動きが意識される中で伸びを欠いた展開となっています。米国市場でダウが200ドル超の下落となったことなどが嫌気される展開です。米国のGDPが史上最悪を更新する結果となったことでリスク回避的な動きとなってます。ただ、ダウは朝方に500ドルを超える下げ幅となったものの、そこから持ち直しており、ビットコインもそうした動きを眺めて下げ幅を縮小する展開となっています。米GDPに関しては市場予想よりは良かったことで、悲観的な見方が強まらなかったことや米国の金融政策の先行きに対する期待感が下支えしている局面となっています。その他のコインはしっかりとした動きが展開されており、買い優勢の流れです。アルトコインに対する買いの流れが根強く、先行きに対しても期待感が高まっています。

とはいえ、ここで何度か指摘していますが、米経済の腰折れが意識されて株価が急落といった展開となれば、仮想通貨(暗号資産)市場もその影響からは逃れられないでしょう。市場予想よりも良かったとはいえ、米国のGDPは史上最悪の悪化となっているわけで、先行きに対してとても楽観できる状況ではありません。

さらに、米国の新規失業保険申請件数が前回よりも悪化しており、失業保険継続受給者数も増加しています。来週末に発表される米雇用統計は改善の流れが予想されていますが、再び状況が悪化するようなことになれば、経済回復の流れも腰折れしかねません。その点は十分に注意すべき局面にきているように思われます。

その一方で、仮想通貨(暗号資産)市場に対する楽観的な見方は強まっています。海外取引所BitfinexのBTC/USDの証拠金取引において保有されているロングポジションとショートポジションの詳細を見ると、ロングが86%を超える水準となるなど、過去3か月ベースで最も高い水準で推移しています。特に今月の21日ころから急激にロングポジションが増加していることが伺えます。

また、Coin Danceによると、アフリカや中南米などを中心にビットコインの取引が増加傾向にあることが伺えます。これらの国々はビットコインの上昇といった側面以外にも、中央銀行の緩和的な動きを受けた法定通貨の下落に対する懸念などもビットコインへと資金を移す要因となっているものと思われますが、いずれにせよビットコインの取引が活発になっていることがうかがえる状況となっています。

先日のFOMC声明でも明言されていますが、長期にわたり緩和的な姿勢が継続される可能性が高まっています。そうした中で仮想通貨(暗号資産)市場にも資金が流れやすくなっており、価格を押し上げる展開となっています。この流れ自体は継続されるものと思われます。つまり、仮に経済指標の悪化により株価が急落し、それに仮想通貨(暗号資産)市場も追随する動きがみられたとしても、こういった動きは一時的なものであり、逆に下落したところは買い場になる可能性が高いでしょう。ただ、仮想通貨(暗号資産)はボラティリティが高いため、思わぬ安値が出てくることも頭に入れて対応する必要があるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである11120ドル前後の水準を上回る水準での推移となっています。ただ、12000ドル上の水準がやや抵抗帯になっている状況であり、ここをしっかりと抜けてくるかどうかに注目です。下値としてはバンドの+2σや10000ドルが注目といったところではないでしょうか。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをバンドブレイクしてそのままバンドウォークする展開です。バンドの-2σが下落基調を維持しており、バンド幅の拡大を伴いながらの動きです。目先はバンドの+2σからの乖離が大きくなっていたのでその修正が入っていますが、その修正もほぼ終了しており、ここからバンドウォークを再開するかどうかに注目です。問題はバンドの-2σの方向感となりそうです。これが横ばいから上昇といった動きになれば、調整の動きが強まりそうですが、まだ下落基調を維持しているので、バンドウォークが継続して上値を拡大といった動きになる可能性は十分にありそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが高値圏での推移を継続しています。一時的な上げ下げはあるものの、しっかりとした動きを維持しています。高値圏での推移が続けば買いの流れも意識されやすいでしょう。逆にデットクロスとなって高値圏から転落となれば、調整の動きが意識されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+1σを意識しての動きからバンドの中心線まで下落したものの、中心線で支えられて目先は持ち直し基調です。バンドの+2σを目指す形で下値の堅い動きが展開されています。バンド幅が急激に縮小しており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。大きな動きとなる可能性もあるので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスから下落していましたが、下値圏には届かずに持ち直しています。ゴールデンクロスからの持ち直し基調であり、買い優勢の流れです。このまま上昇基調を維持することができるかどうかがポイントとなりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12000ドル:心理的な節目
11270ドル:2020年の高値
11180ドル:昨日の高値

11140ドル:現在値

11120ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
11000ドル:心理的な節目
10970ドル:昨日の安値
10000ドル:心理的な節目
9720ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
8300ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

関連記事

ページトップへ戻る