急激な調整売り(20/8/12)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅下落となって推移しています。

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急激な調整売り(20/8/12)

急激な調整売り

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:11194.0ドル(-5.59%)
イーサリアム:371.26ドル(-6.38%)
リップル:0.27429ドル(-7.42%)
ビットコインキャッシュ:273.47ドル(-10.35%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅下落となって推移しています。その他のコインも大幅安となっており、仮想通貨(暗号資産)市場に急激な調整売りが入っています。マコーネル米上院院内総務が『米追加景気対策を巡る米政権と与野党の協議が行き詰まっている』と発言したことを受けて米株が引けにかけて急激に下落したことや、2000ドルを割り込んで投げ売りがかさんだ金の動向などが意識される局面となっています。その一方で米国債利回りは上昇しており、逆風が強まる状況となっています。

足元の米経済に関しては、市場予想よりは悪化していないものの、コロナウィルスの悪影響は依然として払しょくできていない状況です。さらに第2波に対する懸念は根強く、楽観を許さない局面が継続しているといえるでしょう。その一方で、市場全体の雰囲気は楽観的なものであり、株式市場などもここまで堅調な動きを見せていました。

しかし、楽観的なムードは米国の景気対策やFRBのハト派的な金融政策に大きく依存していることもまた事実です。FRBに関してはハト派的な金融政策を当面維持するものと思われますが、追加景気対策に関しては協議の行方を見守るしかなく、思惑によって昨日のように相場が乱高下しかねないということは頭に入れておくべきでしょう。最終的には協議がまとまるとは思いますが、今秋大統領選挙を控えていることもあり、一波乱あってもおかしくはないといったところでしょう。

コロナウィルスの第2波に関しては特に欧米での感染者・死者が増加しており、懸念が強まる状況となっています。ただ、こういってしまうと語弊がありますが、市場へのインパクトという点においては既存の情報であり、インパクトに欠けるといった認識があるのではないかとみています。つまり知ったらしまいといった状況に近いのではないかと思っています。さらには米国の経済指標が市場予想よりも堅調となっていることで、コロナウィルスの悪影響に対する警戒感が和らいでいるのではないでしょうか。

ここでも何度か書いていますが、株式市場などが底堅い動きを見せている限りは仮想通貨(暗号資産)市場もしっかりとした動きが継続されるものと思われます。そして、逆もまた然りであり、株式市場が大きく調整といった動きになった場合は仮想通貨(暗号資産)市場にとっても厳しい局面を迎えることになるでしょう。現状はそういった気配を感じ取りにくいところですが、昨日の下落に関しては一応注意を払っておいたほうが良いかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+1σ前後の水準から急落し、バンドの中心線を意識しての動きとなっています。現状バンドの中心線は11060ドル前後の水準であり、ここと11000ドルが節目として意識されそうです。押し戻した場合は12000ドル前後の水準が意識されそうで、さらにバンドの+2σの12540ドル前後の水準がポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+1σ前後の水準から急落してバンドの中心線を意識しての動きとなっています。ここで支えられるかどうかに注目です。バンドの+2σが下落に転じており、バンド幅はここから縮小傾向となる可能性が高まっています。目先は大きな動きとはなりにくくなってきています。支えられた場合は再度持ち直す展開となりそうですが、直近高値を超えられない可能性も高まるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデットクロスから急落しています。特に%Kは下落の勢いが強く、そろそろ下値圏に入りそうです。これが下値圏での動きを維持した場合は売りの流れが維持され、バンドの中心線を下抜ける展開もありそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、一時バンドの中心線で支えられたものの、再度下落に転じ、バンドの中心線をブレイクしたのちは売りの流れが強まりバンドの-2σをブレイクしてバンドウォークとなっています。バンドの+2σは上昇に転じており、バンド幅の拡大を伴いながらの動きです。ここからさらにバンドウォークとなって下値を拡大する可能性もあるため、安易な押し目買いはリスクがありそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスからの下落でいずれも下値圏に入っています。このまま下値圏での動きを維持した場合、売りの流れが維持されることになるでしょう。%Kの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12540ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
12020ドル:2020年の高値
12000ドル:心理的な節目
11910ドル:昨日の高値

11190ドル:現在値

11190ドル:昨日の安値
11060ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
11000ドル:心理的な節目
10000ドル:心理的な節目
9590ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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