資金の循環(20/9/6)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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資金の循環(20/9/6)

資金の循環

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10132.8ドル(-0.97%)
イーサリアム:345.51ドル(-1.76%)
リップル:0.23907ドル(-0.83%)
ビットコインキャッシュ:223.34ドル(-1.57%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。一時10000ドルを割り込む動きを見せるなど、上値の重い展開です。その他のコインも軟調地合いであり、大きな動きにはなっていないものの先行きに対する警戒感が意識される状況です。米国はレーバーデーの祝日で、株式市場や債券市場が休場となっています。欧州株が上昇しての引けとなっており、買い戻しの動きが意識される局面です。ただ、欧州に関しては英国が合意なく離脱に踏み切るのではないかといった警戒感が意識される中でポンド売りが強まるなど、先行きに対する不透明感が強まっています。ポンド売り圧力の強まりがドルの下値を支える動きとなっており、仮想通貨(暗号資産)市場にとっては上値を抑えられる状況となっています。

さて、先週末に米雇用統計が発表となりましたが、今回は平均時給について考えてみたいと思います。4月の米雇用統計はコロナショックを受けて非農業部門雇用者数が急減する中、平均時給は急増しました。これはいわゆる低所得者層が解雇される一方で高所得者層はそこまで解雇されなかったことを示しています。そして、4月をピークに平均時給は低下傾向となっています。これは低所得者層が職に復帰したことが要因と考えられます。非農業部門雇用者数の改善からもそれはうかがえることです。

基本的に仮想通貨(暗号資産)に投資を行っているのは富裕層がメインであり、その影響も大きいものと思われます。今回のコロナショックによる株式市場などの急落は富裕層にも打撃を与えたものと思われますが、株式市場の戻りなどを受けて状況は大きく改善しているものと思われます。そうした中で投資先の一つとしてビットコインなどを選択肢に入れるのは十分に考えられることではないかとみています。

支出・消費にすぐに回り得るマネーの総額を表すとされるmoney of zero maturity(MZM)というデータがありますが、コロナショックを前後して急激に増加しています。しかし、ここにきて横ばいからじり安といった展開へと変化しています。これは現金化の流れが一服し、株式市場などへと資金が流れていることを示しているものと思われます。こうした流れが今後も継続するかどうかは仮想通貨(暗号資産)市場にとっても非常に重要なところかと思われます。特に高所得者は失業している可能性が低く、株式市場が戻してくれば再度余力が出てくることが予想されます。そうなれば資金が循環して仮想通貨(暗号資産)市場にとっても価格の押し上げ要因となっていくでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σをブレイクして下落し、目先は-2σである10030ドルを挟んでの動きとなっています。このままバンドウォークを継続して10000ドルを割り込んだ場合、下値のめどとして9000ドルが意識されることになりそうです。押し戻した場合はバントの中心線である11260ドル前後の水準がポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをブレイクしてバンドウォークとなっています。一時的に押し戻す動きも見られていますが、上値の重い展開が継続しています。バンドの+2σが下落基調から横ばいへと変化しており、ここから再度上昇に転じた場合はバンドウォークが継続されて下値を拡大する動きとなるでしょう。+2σが下落基調を強めた場合は一時的には調整の買いが入りそうですが、トレンドそのものは下向きですので、戻り売り優勢といった局面となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下値圏での推移です。一時ゴールデンクロスから持ち直す動きを見せましたが、再度下落に転じています。下値圏での動きを継続しており、売り優勢の流れが継続しています。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線と-2σで挟まれたレンジを動いており、上値の重い展開が継続しています。目先はバンドの中心線まで上昇してそこで抑えられており、再度バンドの-2σまで下落する可能性が高まっています。バンドの±2σがじり安基調であり、トレンドそのものもやや下向きです。上値の重い展開がしばらくは継続しそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスから上昇していましたが、%Kが下落に転じています。このまま下落基調を維持するのかどうかに注目です。%Kはしっかりとした動きであり、下値の堅さを意識させるところです。%Kの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12490ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
12460ドル:2020年の高値
12000ドル:心理的な節目
11260ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
11000ドル:心理的な節目
10300ドル:昨日の高値

10130ドル:現在値

10030ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
10000ドル:心理的な節目
9890ドル:昨日の安値
4000ドル:2020年の安値

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