ビットコイン円、リスク回避ムード再燃で再び下落。直近安値更新が射程圏内(9/9朝)

8日(火)のビットコイン円相場は上昇後に急反落。

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ビットコイン円、リスク回避ムード再燃で再び下落。直近安値更新が射程圏内(9/9朝)

ビットコイン円、リスク回避ムード再燃で再び下落。直近安値更新が射程圏内

〇ビットコイン円アジア時間に111.1万円まで持ち直すも、米休場明けの株価続落に105.6万円まで急落
〇ビットコイン円、ファンダメンタルズの強さを残しながら目先はテクニカル主導で上値の重い展開か
〇欧米株、商品動向、トランプ発言、米中、コロナ、オプションポジション、アルトコイン動向注視
〇この3日間サポートされている105.3万円ー105.6万円ゾーンを下抜ける展開を想定
〇本日の予想レンジ:101.0万円ー111.0万円

昨日の概況

8日(火)のビットコイン円相場は上昇後に急反落。前日(9/7)海外時間に急落した反動を受けて、アジア時間朝方には一時111.1万円まで値を戻すも、自律反発(買戻し)一巡後に伸び悩むと、①アルトコインの急反落や、②俄かロングのロスカット(急落後の反発を狙っていた短期ロング勢によるロスカット)、③オプション市場のショートガンマ(オプション勢によるショートガンマ操作が現物市場を上下共滑りやすくさせている状態=インプライドボラティリティは短期物を中心に高騰)、④投機筋によるショート造成の思惑(CME先物市場で投機筋のネットショートが急拡大)、⑤テクニカル的な地合いの弱さ、⑥米主要株価指数の下落に端を発した伝統的金融市場のリスクオフ(レーバーデー明けの米株市場が続落)が重石となり、米国時間には一時105.6万円まで急落しました。引けにかけて持ち直すも上値は重く、本稿執筆時点(日本時間午前4時40分現在)では、106.4万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、8/17に記録した高値132.2万円(2019年7月以来の高値)をトップに反落に転じると、9/7には一時105.3万円まで急落しました(対ドルでの心理的節目10,000ドル割れ。昨日も一時105.6万円まで下落)。この間、一目均衡表基準線や転換線、21日移動平均線及びボリンジャーミッドバンドを下抜けした他、強い売りシグナルを示唆する三役逆転や、強い下落トレンド入りを示唆する弱気のバンドウォークも成立するなど、テクニカル的にみて「地合いの悪さ」を強く印象付けるチャート形状となっております(目先は9/5安値105.4万円や9/7安値105.3万円、9/8安値105.6万円がサポートレベルとして市場参加者に意識されそうですが、同水準を下抜けた場合には、心理的節目100万円割れや、200日移動平均線97.5万円割れが射程圏内に)。

もっとも、ファンダメンタルズ的に見ると、①歴史的量的緩和を背景としたインフレヘッジ需要の高まり(法定通貨のインフレ懸念→ゴールドと共にビットコインへの資金流入期待)や、②米中対立激化を背景とした逃避需要の高まり、③米政治の先行き不透明感(11/3に開催される米大統領選への警戒感)、④上記①②③を背景とした中長期的なドル売り圧力、⑤新興国からビットコインへの資金流入期待、⑥機関投資家参入期待など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料も複数残っております(来週予定されている米FOMCでの追加緩和期待も米ドル売り→ビットコイン上昇を連想)。

以上の通り、ビットコイン円相場は、ファンダメンタルズ的な強さを残しながらも、目先はテクニカル主導で上値の重い展開が続くと予想されます。欧米株及び商品市況の動向(リスク回避ムード→リスクアセット売りの波及に警戒)や、トランプ米大統領のツイート、米中対立リスクや新型コロナウイルスに関するヘッドライン、先物市場やオプション市場のポジショニング(特にオプション市場のショートガンマに注意)、アルトコイン相場の動きを睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(この3日間サポートされている105.3万円ー105.6万円ゾーンを下抜ける展開を想定)。

本日の予想レンジ:101.0万円ー111.0万円


注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、リスク回避ムード再燃で再び下落。直近安値更新が射程圏内

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