リスク回避的な動きの強まり(20/9/9)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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リスク回避的な動きの強まり(20/9/9)

リスク回避的な動きの強まり

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9996.8ドル(-1.35%)
イーサリアム:335.53ドル(-2.93%)
リップル:0.23444ドル(-1.89%)
ビットコインキャッシュ:220.49ドル(-1.25%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。10000ドルを挟んでの動きであり、ここで支えられるかどうかがポイントとなっていきそうです。その他のコインも軟調地合いであり、仮想通貨(暗号資産)市場の先行きに警戒感が高まる状況です。直近の下落で気になる点としては、ビットコインドミナンスも下落基調を継続しているところです。つまり、ビットコイン主導の下落となっているということです。DeFiに対する期待感がアルトコインの下げを抑えているのか、ビットコインに対する警戒感が強まっているのかは定かではありませんが、これまでとは少し違う動きであり先々の動向には注意したいところです。

さて、祝日開けの米株式市場はダウが630ドル安水準と大幅安となって引けています。米国債利回りが低下し、金などは上昇しています。その一方でポンドに対する売り圧力が強まったことでドルに対する買い圧力も強まっています。金やドルに対する買いは安全資産への逃避とも取れなくはないところであり、リスク回避的な動きが強まる局面だったということになるでしょう。そうした中でのビットコインの大幅安であり、やはり金よりもドルの上昇や米株の下落に強く反応したのではないかと考えています。

ただ、市場全体の調整の動きが意識されているということも出来そうで、このあたりは慎重に見極める必要があるでしょう。金は2000ドルからの下落に対する調整の動きが展開された可能性もあるでしょう。ドルもここまでの下落からの持ち直し基調が継続する状況です。こういったことも判断材料として考える必要があるでしょう。ビットコインにしてもコロナショックからの持ち直しに対する修正の動きが意識されているとみることができないわけではありません。金やドル、株や債券などとの相関性に関しては(個人的には金との相関性に関しては資金の流れなどから疑問に思っていますが)現状ではまだまだはっきりしないところであり、あまり先入観を持って臨むべきではないでしょう。

ただ、現状は市場全体としてリスク回避的な動きが意識されることに伴う現金化の流れが強まりつつあるのではないかと思われます。特にドルに対する買い戻しの動きが強まっており、このままの動きとなった場合は市場全体に売り圧力が強まることになるでしょう。米中対立も懸念されるところですが、英国の合意なきEUからの離脱に対する警戒感も強まっています。仮に合意なき離脱が実際に起こった場合、市場に与えるネガティブインパクトは非常に大きなものとなる可能性が高いでしょう。そうなった場合はさらに現金化の流れが強まり、仮想通貨(暗号資産)市場からの資金の流出が加速するでしょう。

その一方で、米国債利回りの低下傾向が意識される中でドルに対する買いの流れがどの程度継続するのかは不透明です。米国の金融政策に対する思惑から米国債に対する買いの流れはもうしばらくは維持されるのではないかと思われるため、ドルの上値がある程度抑えられる可能性もありそうです。そうなればビットコインなどにとっては下値を支える要因となるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである9890ドル前後の水準を意識しての動きであり、ここが節目となっています。また、10000ドルは心理的な節目としても重要な水準です。押し戻した場合はバンドの中心線である11180ドルや11000ドルが、下落した場合は9000ドルが意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから調整の買い戻しの動きが意識される展開となりましたが、戻りは弱く再度バンドの-2σへと下落しています。バンドの+2σがじり高基調となっており、バンド幅の拡大基調となっています。このままバンドウォークから下値を拡大する可能性も十分にあるため、安易な押し目買いはリスクがありそうです。バンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下値圏での推移です。売り優勢の流れが強まっており、先行きに対する警戒感が強まっています。%Kに関しては下値余地がほとんどありませんが、これが下値圏から外れる動きを見せるまでは上値の重さが意識される局面が継続しそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの±2σで挟まれたレンジを動いていますが、目先はバンドの-2σを意識しての動きです。このままバンドブレイクからバンドウォークとなるかどうかに注目です。現状では+2σが横ばいであり、レンジ圏での動きが継続しやすい局面ですが、仮に+2σが上昇基調へと転じた場合はバンドウォークとなって下値を拡大する動きとなるため、+2σの方向感には注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスからの下落であり、売り優勢の展開となっています。%Kは下値圏に入っており、上値の重い展開が意識されています。%Dもそろそろ下値圏に入りそうで、このまま下落流れが意識されてバンドウォークが展開される可能性も十分にあるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12470ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
12460ドル:2020年の高値
12000ドル:心理的な節目
11180ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
11000ドル:心理的な節目
10430ドル:昨日の高値
10000ドル:心理的な節目

10000ドル:現在値

9930ドル:昨日の安値
9890ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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