ビットコイン円、安値更新後に急反発。105ー110万円をコアレンジに乱高下が継続(9/10朝)

9日(水)のビットコイン円相場は直近安値更新後に急反発。

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ビットコイン円、安値更新後に急反発。105ー110万円をコアレンジに乱高下が継続(9/10朝)

ビットコイン円、安値更新後に急反発。105ー110万円をコアレンジに乱高下が継続

〇ビットコイン円アルトコインの軟調、株式市場のリスクオフに一時104.6万円まで下落
〇その後は株式市場の持ち直しで109.8万円まで反発
〇テクニカル的には「地合いの弱さ」を印象付けるチャート形状
〇ファンダメンタルズはビットコイン円相場の上昇を連想させる材料も複数残る
〇目先はテクニカル主導で上値の重い展開が続くか
〇本日の予想レンジ:103.0万円ー113.0万円

昨日の概況

9日(水)のビットコイン円相場は直近安値更新後に急反発。①アルトコイン相場の軟調推移(暗号資産市場全体の時価総額の低下)や、②短期筋のロスカット(直近で3度止められていた105.3万円ー105.6万円付近のサポートを割り込んだことで短期筋のロスカットが発動)、③オプション市場のショートガンマ(オプション勢によるショートガンマ操作が現物市場を上下共に滑りやすくさせている)、④テクニカル的な地合いの弱さ(一目均衡表三役逆転及び弱気のバンドウォーク)、⑤米主要株価指数の下落に端を発した伝統的金融市場のリスクオフ(リスク回避のドル高・円高)が重石となり、日本時間朝方にかけて、7/26以来、約1ヶ月半ぶり安値となる104.6万円まで下落しました。しかし、⑥株式市場の持ち直しを受けて、リスク回避ムードが和らぐと一転、⑦ショートカバー主導で反発に転じ(上記③の影響で下落時も上昇時も値動きが大きくなりやすい)、本稿執筆時点(日本時間午前4時20分現在)では、109.8万円付近まで持ち直す動きとなっております(直近1週間は105万円ー110万円をコアレンジに日々乱高下が繰り返される展開)。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、8/17に記録した高値132.2万円(2019年7月以来の高値)をトップに反落に転じると、昨日(9/9アジア時間)は一時104.6万円まで下落しました(対ドルでの心理的節目10,000ドル割れ)。この間、一目均衡表基準線や転換線、21日移動平均線及びボリンジャーミッドバンドを下抜けした他、強い売りシグナルを示唆する三役逆転や、強い下落トレンド入りを示唆する弱気のバンドウォークも成立するなど、テクニカル的にみて「地合いの弱さ」を印象付けるチャート形状となっております(目先は9/5安値105.4万円や9/7安値105.3万円、9/8安値105.6万円、9/9安値104.6万円が密集する104ー106万円付近がサポートレベルとして意識されそうですが、同水準を下抜けた場合には、心理的節目100万円や、200日移動平均線97.6万円の下方ブレイクも視野に入ってくるため、注意が必要です)。

もっとも、ファンダメンタルズ的に見ると、①歴史的量的緩和を背景としたインフレヘッジ需要の高まり(法定通貨のインフレ懸念→ゴールドと共にビットコインへの資金流入期待)や、②米中対立激化を背景とした逃避需要の高まり、③米政治の先行き不透明感(11/3に開催される米大統領選への警戒感)、④上記①②③を背景とした中長期的なドル売り圧力、⑤新興国からビットコインへの資金流入期待、⑥機関投資家参入期待など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料も複数残っております(来週予定されている米FOMCでの追加緩和期待も米ドル売り→ビットコイン上昇を連想)。

以上の通り、ビットコイン円相場は、ファンダメンタルズ的な強さを背景に中長期的な底堅さを堅持しつつも、目先はテクニカル主導で上値の重い展開が続くと予想されます。欧米株及び商品市況の動向(特に株安再開→リスク回避ムード再燃→リスクアセット売りの流れ)や、トランプ米大統領のツイート内容、米中対立リスクや新型コロナウイルスに関するヘッドライン、先物市場やオプション市場のポジショニング(オプション市場のショートガンマの影響で値動きは上下共に荒くなりやすい)、アルトコイン相場の動き(イーサリアムの短期ボラティリティの高騰状態が続いている為、ETH主導で暗号市場全体がかき乱されるリスクには引き続き注意が必要)を睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落(反落)をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:103.0万円ー113.0万円

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ビットコイン円日足

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