ビットコイン円、約1週間ぶり高値圏へ反発するも伸び悩む展開。米株の下落が重石(9/11朝)

10日(木)のビットコイン円相場は上昇後に伸び悩む展開。

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ビットコイン円、約1週間ぶり高値圏へ反発するも伸び悩む展開。米株の下落が重石(9/11朝)

ビットコイン円、約1週間ぶり高値圏へ反発するも伸び悩む展開。米株の下落が重石

〇ビットコイン円ユーロ急伸で一時111.4万円に上昇するも米株がマイナスに転じ109万円台に下落
〇ビットコイン円、ファンダメンタルズの強さを背景に中長期的に底堅い
〇目先はテクニカル主導で上値の重い展開か
〇本日の予想レンジ:103.0万円ー113.0万円

昨日の概況

10日(木)のビットコイン円相場は上昇後に伸び悩む展開。①ECB理事会及びラガルドECB総裁会見を経てユーロドルが急伸したこと(ユーロ高を牽制する発言が見られなかったことでユーロの買戻しを誘発)や、②上記①を背景とした金価格の上昇、③アルトコイン相場の堅調推移(Defi銘柄を中心に反発。暗号資産市場全体の時価総額が上昇)、④直近レンジ105万円ー110万円を上抜けたことに伴うロスカット、⑤オプション市場のショートガンマ(オプション勢によるショートガンマ操作が現物市場を上下共に滑りやすくさせている)、⑥大手暗号資産交換業者bitbankによる新通貨の取扱開始が支援材料となり、米国時間には一時111.4万円(9/5以来の高値圏)まで上昇しました。しかし、⑦米主要株価指数が急落に転じると(リスク回避ムードが再燃する)と、⑧上記①で急伸していたユーロドルも下落に転じ、本稿執筆時点(日本時間午前4時50分現在)では、109.2万円付近まで値を下げる展開となっております(上値の重さを再確認)。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、8/17に記録した高値132.2万円(2019年7月以来の高値)をトップに反落に転じると、9/9には一時104.6万円まで下落しました(昨日は一時111.4万円まで反発するも結局109万円台前半へ押し戻される上値の重い展開)。この間、一目均衡表基準線や転換線、21日移動平均線及びボリンジャーミッドバンドを下抜けした他、強い売りシグナルを示唆する三役逆転や、強い下落トレンド入りを示唆する弱気のバンドウォークも成立するなど、テクニカル的にみて「地合いの弱さ」を印象付けるチャート形状となっております(引き続き、心理的節目100万円や、200日移動平均線97.6万円の下方ブレイクが射程圏内)。

もっとも、ファンダメンタルズ的に見ると、①歴史的量的緩和を背景としたインフレヘッジ需要の高まり(法定通貨のインフレ懸念→ゴールドと共にビットコインへの資金流入期待。来週予定されている米FOMCでの追加緩和期待も米ドル売り→ビットコイン上昇を連想)や、②米中対立激化を背景とした逃避需要の高まり、③米政治の先行き不透明感(11/3に開催される米大統領選への警戒感)、④上記①②③を背景とした中長期的なドル売り圧力、⑤新興国からビットコインへの資金流入期待、⑥機関投資家参入期待など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料も複数残っております。

以上の通り、ビットコイン円相場は、ファンダメンタルズ的な強さを背景に中長期的な底堅さを残しつつも、目先(短期的)はテクニカル主導で上値の重い展開が続くことが予想されます。欧米株及び商品市況の動向(株安再開→リスク回避ムード再燃→リスクアセット売り→ビットコイン売りの波及経路)や、トランプ米大統領のツイート内容、米中対立リスクや新型コロナウイルスに関するヘッドライン、英国の合意無き離脱リスクの高まり、先物市場やオプション市場のポジショニング(CME先物市場の週末クローズやオプション市場のカットオフに警戒)、アルトコインの動向を睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落(反落)をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:103.0万円ー113.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、約1週間ぶり高値圏へ反発するも伸び悩む展開。米株の下落が重石

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