中央銀行デジタル通貨の導入(20/9/11)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移です。

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中央銀行デジタル通貨の導入(20/9/11)

中央銀行デジタル通貨の導入

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10291.7ドル(+0.35%)
イーサリアム:365.44ドル(+3.39%)
リップル:0.24206ドル(+0.76%)
ビットコインキャッシュ:225.86ル(+0.35%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移です。一時上げ幅を拡大する場面もありましたが、NY時間帯に上値を抑えられる展開となっています。米株が下げ幅を拡大したことなどを嫌気して上げ幅を縮小する展開となっています。その他のコインも底堅い動きとなっていますが、大きな動きにはなっていません。

さて、オランダのシンクタンクであるdGenが2030年までに世界で3-5か国が法定通貨を中央銀行デジタル通貨に置き換えるのではないか、といった予想を発表しています。具体的な国を挙げているわけではありませんが、スウェーデンなどは中央銀行デジタル通貨の導入に向けて積極的に動いていることなどもあり、そういった国が導入することを念頭に置いているのかもしれません。

3-5か国というのが多いのか少ないのかは議論の分かれるところではありますが、こういった動きが加速していく可能性は十分にあるでしょう。中央銀行デジタル通貨の開発に関しては中国なども先行しているといった状況となっており、米国やEU、日本などもその動きに対して警戒感を持っているものと思われます。

とはいえ、実際問題として中央銀行デジタル通貨を導入するとなると課題が多いことも事実です。中国で考えればわかりやすいところかと思いますが、都市部では普及に関しては問題がないかと思われますが、農村部での普及はすぐには難しいのではないかと思われます。停電の問題や政府・中銀に対する信頼が担保されているかどうか、さらにはハッキングなどの対応などが課題として残されているところでしょう。

ただ、中央銀行デジタル通貨に関しては今後調査・研究が進んでいくものと思われます。特に中国への対抗といった側面があるため、その動きが加速していく可能性も十分にあるでしょう。そうした中でカギを握りそうなのが米国の動向でしょう。米国は基軸通貨であるドルを抱えているため、中央銀行デジタル通貨に対してやや後ろ向きの姿勢を取っているように思われます。この態度が日本やEUの中央銀行デジタル通貨導入にブレーキをかけるのではないかと懸念しています。その意味でも米国との連携を強めていく必要があるのではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは10000ドルを挟んでの動きであり、ここが下値支持帯となるかどうかが今後の展開を占う上でも重要な価格水準と言えそうです。仮に下落基調を強めた場合は日足のボリンジャーバンドの-2σである9720ドル前後の水準が、上昇した場合はバンドの中心線である11040ドル前後の水準が節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから調整の動きが入っていますが、やや上値の重さが意識される状況です。レンジ圏での動きが意識されており、横ばいでの調整となっています。形としては再度バンドの-2σまで下落する可能性が高いのではないかとみています。バンドの±2σが下落しており、トレンドそのものが下向きです。買い戻しが一服した後は売り圧力が強まり下値を拡大するのではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下値圏での推移です。%Kは持ち直し基調となっていますが、まだ下値圏での動きを継続しています。そろそろ下値圏から外れてきそうですが、この方向感には注意が必要でしょう。%Dは下値圏でのじり安であり、上値の重さが意識されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σまで上昇したものの、そこで抑えられて下落する動きとなっています。バンドの±2σはじり高であり、底堅い動きが意識されやすい状況です。このまま下落基調を強めてもバンドの中心線では支えられやすい局面と言えそうです。ただ、レンジ圏での動きが意識されるところであり、目先は大きな動きにはなりにくそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスからの下落となっています。%Kが持ち直す気配を見せており、このまま上昇基調を維持することができるかどうかに注目が集まりそうです。現状ではまだ売り優勢の局面であり、%Kが再度下落に転じた場合は下値を拡大する展開となりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12460ドル:2020年の高値
12370ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
12000ドル:心理的な節目
11040ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
11000ドル:心理的な節目
10480ドル:昨日の高値

10290ドル:現在値

10220ドル:昨日の安値
10000ドル:心理的な節目
9720ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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