ビットコイン円、一時112万円台へ上昇するも一目均衡表雲下限に続伸を阻まれ失速(9/14朝)

週末(11日ー13日)のビットコイン円相場は上昇後に反落。

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ビットコイン円、一時112万円台へ上昇するも一目均衡表雲下限に続伸を阻まれ失速(9/14朝)

ビットコイン円、一時112万円台へ上昇するも一目均衡表雲下限に続伸を阻まれ失速

〇ビットコイン円上昇後に反落 一時112.5万円まで上昇するも109.5万円まで値を下げる
〇ビットコイン円ファンダメンタルズの強さの一方でテクニカル主導で上値の重い展開が続くと予想される
〇先物市場やオプション市場のポジショニングアルトコインの動向等注視
〇本日の予想レンジ:103.0万円ー113.0万円

昨日の概況

週末(11日ー13日)のビットコイン円相場は上昇後に反落。①先週のECB理事会後にユーロドルが反発に転じたことや、②上記①を背景とした金価格の底堅い動き、③アルトコイン相場の持ち直し(Defi銘柄を中心に物色買いが再開。暗号資産市場全体の時価総額が上昇)、④直近レンジ105万円ー110万円を上抜けたことに伴うロスカット(短期筋のストップBUY)、⑤サンデーダウの堅調推移が支援材料となり、9/13には一時112.5万円(9/4以来の高値圏)まで上昇する場面も見られました。しかし、一目均衡表雲下限(114.1万円)をバックに続伸が阻まれると、⑥暗号資産オプションのダウンサイドを織り込む動き(リスクリバーサルが引き続き高水準のBTCプットオーバーを維持)や、⑦テクニカル的な地合いの弱さ(一目均衡表三役逆転等)、⑧CME先物市場における建玉急減、⑨一大イベントを前にしたポジション調整(今週は9/14の自民党総裁選、9/15ー9/16の米FOMC、9/16ー9/17の日銀金融政策決定会合といった形でイベント目白押し)、⑩日経新聞朝刊にて暗号資産(特にステーブルコイン)に警戒を示す内容の記事が一面で取り上げられたこと等が重石となり、本稿執筆時点(日本時間午前4時40分現在)では、109.5万円付近まで値を下げる展開となっております(上値の重さを再確認)。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、8/17に記録した高値132.2万円(2019年7月以来の高値)をトップに反落に転じると、9/9には一時104.6万円まで下落しました(昨日は一時112.5円まで反発するも結局109万円台へ押し戻される上値の重い展開)。この間、一目均衡表基準線や転換線、21日移動平均線及びボリンジャーミッドバンドを下抜けした他、強い売りシグナルを示唆する三役逆転や、強い下落トレンド入りを示唆する弱気のバンドウォークも成立するなど、テクニカル的にみて「地合いの弱さ」を印象付けるチャート形状となっております。

但し、ファンダメンタルズ的に見ると、①歴史的量的緩和を背景としたインフレヘッジ需要の高まり(9/15ー9/16に予定されている米FOMCで明確なフォワードガイダンスが示された場合は、金融緩和長期化観測を通じてドル売りの流れが再開する可能性→法定通貨のインフレ懸念→ゴールドと共にビットコインへの資金流入期待再開)や、②米中対立激化を背景とした逃避需要の高まり(11/3に開催される米大統領選を前に対中強硬姿勢が強まる恐れ)、③上記①②を背景とした中長期的なドル売り圧力、④新興国からビットコインへの資金流入期待、⑤英国の合意なき離脱リスクの再燃、⑥機関投資家参入期待など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料は残っております。

以上の通り、ビットコイン円相場は、ファンダメンタルズ的な強さに下支えされながらも、目先はテクニカル主導で上値の重い展開が続くと予想されます(事実、オプション市場では、短期物リスクリバーサルがダウンサイドを織り込む一方、長期物リスクリバーサルはトップサイドを織り込む股裂き状態)。欧米株及び商品市況の動向(株安再開→リスク回避ムード再燃→リスクアセット売り→ビットコイン売りの波及経路)や、トランプ米大統領のツイート内容(ブラックアウト期間中のため、トランプ米大統領のツイートへの重要性が高まる)、米中対立リスクや新型コロナウイルスに関するヘッドライン、英国の合意無き離脱リスクの高まり、先物市場やオプション市場のポジショニング(CME先物市場の週明けオープンやオプション市場の巨大建玉)、アルトコインの動向を睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落(反落)をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:103.0万円ー113.0万円

注:ポイント要約は編集部

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