ビットコイン円、ドル売り地合いを背景に続伸するも、一目均衡表雲下限越えは失敗(9/16朝)

15日(火)のビットコイン円相場は上昇後に反落。

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ビットコイン円、ドル売り地合いを背景に続伸するも、一目均衡表雲下限越えは失敗(9/16朝)

ビットコイン円、ドル売り地合いを背景に続伸するも、一目均衡表雲下限越えは失敗

〇ビットコイン円リスク選好回復に115.4万円まで上昇
〇その後113万円台まで反落し終値ベースでの「雲」下限越えには失敗、テクニカルの地合い弱い
〇ファンダメンタルズは上昇を連想させる材料は複数残る
〇米FOMC後の米ドルの動きに要警戒
〇本日の予想レンジ:107.5万円ー117.5万円

昨日の概況

15日(火)のビットコイン円相場は上昇後に反落。①米FOMC(連邦公開市場委員会)を前にした追加緩和観測の高まり(米緩和長期化観測→ドル全面安→ビットコイン上昇)や、②株高を背景としたリスクセンチメントの改善ムード、③アルトコイン相場の持ち直し(Defi銘柄を中心に堅調な展開)、④ハッシュレートの堅調推移、⑤菅新内閣のデジタル担当相に平井卓也氏(元IT担当大臣でブロックチェーン推進派と目される人物)が内定したこと等が支援材料となり、米国時間には、一時9/3以来となる高値115.4万円まで上昇しました。もっとも、一目均衡表基準線(116.1万円)をバックに伸び悩むと、引けにかけては再び反落。本稿執筆時点(日本時間午前4時40分現在)では、113.6万円前後まで値を崩すなど(上髭を残すなど)、上値の重い展開が続いております(終値ベースで一目均衡表雲下限114.2万円の上抜けにまたしても失敗)。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、8/17に記録した高値132.2万円(2019年7月以来の高値)をトップに反落に転じると、9/9には一時104.6万円まで下落しました(昨日は一時115.4万円まで反発するも、一目均衡表雲下限や基準線をバックに上値は重たい)。強い売りシグナルを示唆する三役逆転も継続するなど、テクニカル的にみて「地合いは弱い」と判断できます(戻り売りスタンスの継続)。

但し、ファンダメンタルズ的に見ると、①歴史的量的緩和を背景としたインフレヘッジ需要の高まり(明日日本時間早朝3時に発表される米FOMCで明確なフォワードガイダンスが示された場合、金融緩和長期化観測を通じてドル売りの流れが活発化→法定通貨のインフレ懸念→ゴールドと共にビットコインへの資金流入期待再開)や、②米中対立激化を背景とした逃避需要の高まり(11/3に開催される米大統領選を前に対中強硬姿勢が強まる恐れ)、③上記①②を背景とした中長期的なドル売り圧力、④新興国からビットコインへの資金流入期待、⑤英国の合意なき離脱リスクの再燃、⑥機関投資家参入期待など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料は複数残っている状態です。

以上の通り、ビットコイン円相場は、ファンダメンタルズ的な強さに下支えされながらも、目先はテクニカル主導で上値の重い展開が続くと予想されます。欧米株及び米ドル相場の動向(ドル全面安の展開が続くか否か)や、米中対立リスク及び英国の合意無き離脱リスクに関するヘッドライン、先物市場やオプション市場のポジショニング、アルトコイン相場の動向、一目均衡表雲下限を巡る攻防、米FOMCの結果(同時に発表されるFOMCメンバーによる経済見通し=Summary of Economic Projections)を睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落(反落)をメインシナリオとして予想いたします(米FOMC後の米ドルの動きに要警戒。ドル売りが広がれば、ビットコインに上昇圧力。一方、ドル買いが広がれば、ここ数日間の反動からビットコインが大きく値を崩す恐れあり)。

本日の予想レンジ:107.5万円ー117.5万円

注:ポイント要約は編集部

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ビットコイン円日足

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